硬式野球部 東医体連覇!

人生初のミスチルライブの興奮も冷めやらぬ?月曜日の朝。この日は午前中半休にして、私が副部長を務める硬式野球部の東医体の試合の応援! この日の準決勝と翌日の決勝・3位決定戦の会場は八王子市の上柚木野球場です。まあ千葉から行くよりは三鷹から八王子に行く方がはるかに楽ですので、これは行かない訳には参りませんな!(^_-)

ということで、朝9時半の試合開始に合わせるため、調布駅へ。ここから準特急で南大沢に行きます。上柚木には昔々、相模原に住んでいる時に当時関東リーグに所属していた「青梅FC」の試合を見に行ったことがあり、その記憶を頼りに歩いて向かいます!

朝とはいえ、晴れのこの日、野球場まで20分も歩くと全身汗だく。意外に遠くて!

そして試合開始は9時半に間に合ったつもりでしたが、なんと既に試合は始まっていて選手紹介のスタジアムの声が! 「え~、ウソ~」って感じですが、始まってしまったのは仕方がない。

三塁側の階段を登り電光掲示板を見ると、この日も我が母校が先攻。そして既に塁上にはランナーが。急いで一塁側に向かいバックネット裏に着席。

この日は準決勝。相手はKO大を破ったS医大。席に着くと早速ヒットが出て選手がホームベースを踏み、初回で一挙4点を先取。何となく8-2で勝った初戦の勢いが続いている、、、そんな感じでした。

いきなり4点のリードを得たため、私も少し落ち着いて、体の汗を拭いて、屋根のない野球場で日焼けを防ぐべく日焼け止めを塗ります、、、がまあ結局効果はあまりなく日焼けしましたが(汗)

で、1回裏、相手の攻撃。何となく、ですが、前の試合での勝利から少し安心というか、このまま勝てるようなユルい空気を個人的には感じたのですが、エラーが出るなどして1点を返されます。

続く2回表。続けて出塁するも、2度の2盗が2度ともキャッチャーからの返球で阻止されツーアウト。初戦のN医大戦では2盗して一度も刺されなかったこともあり、何となく軽く行けるような空気があったんではないかと素人ながら思われる攻撃で、これ以後盗塁の試みはされることなく終わります。2死からランナーが出て、次のバッターが外野にヒットを打ち、1塁3塁かなと思いきや、バッターランナーは2塁に向かうもそこでタッチアウト。期待された追加点無く終わり、何と無く流れが向こうに傾くような「予感」がする終わり方でした。

で、その重苦しい感じが漂う2回裏、そして3回裏。初戦ではなかったエラーが出たり、何と無くあれ?と思うようなプレーが続き、リズムの悪さ?を感じます。そんな中でも淡々と投げ切るエースのOくん。とりあえずここまでは4-1のままで何とか切り抜けます。

4回表も無得点に終わり、その裏。ここで相手の反撃開始。ちょうどこの頃第二試合を戦うT医大とD医大の選手たちが現れ、試合を観戦。S医大がいい当たりを出すたびに拍手がスタンドを包み、リードされているS医大の応援&前年度優勝校が逆転されることを期待する空気感が出てきて、嫌な感じが出た頃、2点を失い、4-3に迫られます。

初戦にはいた野球部OBの方々も今回は誰もおらず、声援はS医大側が優勢、、、の中、一人気を吐く男性が! 5回裏、6回裏、7回裏とピンチ続きで、いつ同点になってもおかしくない、こちらが勝っているのに押され続け、攻めても追加点が奪えず嫌な展開。そんな中、先の男性、悪いプレーも励まし、いいプレーは積極的に褒めて行き、沈滞していたチームが少しずつ自信を取り戻し?、ピッチャーのOくんはじめ選手の踏ん張りで同点を許さず8回に入ります。

ここで初回以降0点で切り抜けていた相手からようやく追加点1点をゲット。8回裏も無失点でしのぐと、9回表、さらに1点を追加し6-3。さあこれであと9回裏を凌ぐだけ!、、、と思いきや、ここでも塁にランナーを貯められ、さらに2失点。6-5。あと一本出れば同点、という場面をかろうじて抑えきり、ゲームセット!

 

とにかく苦しい試合でしたが、準決勝、かろうじて逃げ切った、という感じで、ついに決勝進出を果たしました。何度となくピンチを迎えながら、それを抑えてピッチャーのOくん、そしてそれをリードしたキャッチャーのIくんの踏ん張りというか気持ちで負けなかったこと、それは前年度優勝の経験と自信ゆえ、でしょうか。そしてスタンドがなんとなく相手のS医大頑張れ!、ムードの中、一人気を吐いて大きな声で我が母校を応援してくれた方(土佐高校出身で高校球児、現在T大の図書館情報学に所属とか!)のおかげでした。「次回もいらして頂けますか?」、「明日は授業で、、、明後日なら来られるのですが」とのこと。(まあ実は翌日の試合でも後半に駆けつけてくれて、大変心強かったです!)

あとは某選手のお父さんがおられご挨拶、「明日も来ます!」ということで、大変楽しみな翌日の決勝戦となりました。

試合終了後、この日は午後面会とミーティングがあるため、野球場を後にし、南大沢の駅まで20分歩いて戻ります。駅について、「あれ、ない、スマホが!、おかしい、忘れたか!?」と定期の入ったスマホを忘れたことに気づきます。また20分炎天下歩くのは無理! ということで、仕方なくタクシーに乗り野球場へ逆戻り。スタンドにそのままスマホが置いてあったのは、やはりここは日本だな、と思いましたが、ほっと一息。

「先生!」と声をかけてくれたのはD医大6年生のY君。そう野球部にいたことは覚えていたのですが、既に昨年5年生で引退したため、この日は応援に来ていたそうです。

「次の準決勝第二試合、勝って、決勝戦で当たれたらいいね!」、「明日も応援に来ます!」

結局残念なことにT医大に10-2のコールド負けとか。決勝で当たれず残念でした。

さすがに南大沢に帰るのは芸がない?ので、今回はたまたま来た「八王子駅」行きのバスに乗車し、八王子へ。そう、これから千葉亥鼻に戻るので、中央線が楽かな、と思ったら大間違い!?

行けども行けども八王子駅には着かず、時間が経過。しかも圧倒的に高齢化した乗客が多いため、とにかくバスが先に進まず、、、(涙) まあこれがすぐ近くの現実なのですよね~

それでも13:49に八王子駅にバスは到着。ここからダッシュで階段を登り、改札を抜けてホームへ! 結構遠いこと、、、しかし無事に13:52発の中央特快に乗ることが出来、ほっと一息。これでなんとか某社との面会時間の16時に間に合う!、ということで、東京で総武線快速に乗り換え千葉へ。バスで大学に到着、4時前、セーフ!(^^)

続いて4時半からは教室員の研究の進捗状況を見るミーティング。期待通りの結果あり、期待はずれの結果あり、こればかりは仕方がない、どういう結果であれ出てきたものが事実であればそれを重んじてまた先に進むしかないですね。約1時間のミーティングが終わり、やっと自分の時間が取れたのでメールのレスなど。予定される会議の日程調整のメールが多く、何もないと思っていた日時に一つ、また一つと予定が入っていきます。う~ん、こればかりは(また)仕方がないですね~、、、

夜は7時から分子キラリティ亥鼻勉強会の納涼会。と言っても、いつもの仲間理学部のM&M先生たちとの飲み会。7時開始なのに時計を見たら6時半を過ぎている!、これはまずい、とそそくさと仕事を片付けパソコンをシャットダウンして東金街道まで歩き、そこからバスに乗る。5分前に千葉駅について徒歩。ぴったり7時にお店に到着! ふ~、間に合った~、、、っていつもギリギリで生きてます(苦笑)。

あまり一人でテンション上げずに、と思うものの、どうもいつもの気宇壮大な計画を語る。どれも実現の可能性は低いのですが、相変わらず夢の数だけは人に負けない自信のある私。まあ酒の場の戯れ?とお考え頂ければ幸いです(笑)

夜10時に千葉駅を出るとまあなんとか11時半には帰宅できるのですが、台風の影響も何のその!、雨にも降られることなく、無事に東京三鷹に戻りました。さすが晴れ男!

そして迎えた火曜日、勝負の決勝戦。またしても晴れ男パワーで台風を押し返し、東京の朝は曇り。雨も降った形跡はあるが、グランドがぬかるんで使用不能ではないのではないかと思ったら案の定この日の試合は予定通り決行! さあ、いよいよ決戦!!

その前に実はこの日西千葉で図書館絡みの会議が朝10時からあるため、まずは八王子と逆方向に向かいます。この日議題として話し合われるのは値上がりし続ける電子ジャーナル購読費と、こちらも増加しているOpen Access journalの経費の件。出版社も企業であるので、戦略的に収益を上げることを目指すのは仕方ないとして、アカデミアは今後も民間の出版社の言いなりに?(語弊がありますが)金だけ巻き上げられて行くだけでいいのだろうか、と思いたくなる現状を館長のT先生よりご教示頂く。Cとか、Nとか、Sとか、恐らく国家単位で、そして10年、20年、あるいはそれ以上のスパンでどうやって行くのかを練っている企業に前例を中心に対応して行くのは明らかに後手後手に回り、大事な国の資産を外国に持って行かれることになりかねない、そんな思いを持った私。

う~ん、何をしたいという意思を持たず、ただただ外国のブランド物を有難がって、我が国で生まれた研究成果を外国に吸い上げられ、金まで払わされて行く現状は、幕末の日本そのままではないか、と思わざるをえないものがあります。またここでも身の程知らずにも「愛国者精神」を発揮しないといけないことになりそうで、、、(苦笑)

議長であるT館長の円滑な進行で会議は順調に進行し、11時前に終了。

「今日は私が副部長を務める医学部硬式野球部の決勝戦の応援にこれから行くんです!」、「それは大変ですね」

ということで足早に西千葉の図書館を後にし、西千葉駅へ。一駅乗って稲毛から快速に乗り換え、中央線快速と乗り継いで新宿へ。新宿からは京王の準特急で前日も来た南大沢に向かいます!

上柚木を回るバスの発車は12:55。まだ6分あるのでコンビニでおにぎりを買ってバスに乗り野球場へ。

バス停から歩いて野球場に向かいますが、多摩丘陵にある八王子市南大沢、緑に囲まれた丘陵の上には青空が広がっています! 昔相模原市に4年ほど住んでいましたが、時々当時JFLの東京ガス(FC東京の前身)のサッカーの試合を見に京王永山にはよく行っていたので、多摩地区のこの雰囲気がとても懐かしく感じます。

さあ、三塁側スタンドの階段を上ろうとすると、「先生!」と呼び止められる。振り返ると前職D医大の学生さん!

「お~、覚えていてくれたんだ!」、「はい、もちろん!」、「で、試合どうだったの?」、「負けました」、「うん、残念。本当は昨日勝ってくれて、決勝で当たって欲しかったんだけどね~」

いずれにせよ今年の東医体はこれで終了。また来年対戦できる日を楽しみにしております。

階段を上ると、今回も母校は一塁側。そして先攻! これで3試合連続先攻、前向きですね(^^)

決勝の相手はT医大。この試合で初めて応援団が来ていて、非常に声が出ています。スタンドの勢いはどうも向こうですね。でも試合をやるのはピッチの選手たち、頑張ってもらいましょう!

さあ1回表。この日は珍しく初回に無得点。そして母校の先発はエースOくんではなくIくん。勿論彼が登板するのを初めて見るのだが、昨年の10月、私が母校で初めて薬理学の講義を行い、同じ月にサンライズ九十九里で私が開催する黒潮カンファレンスという研究会に同じく野球部のIくん(あれ、イニシャル同じだ、笑)とともに参加してくれた、ある意味、私と野球部の最初の出会いとなった重要人物! これは私的にはとても気持ちが入ります。

さあIくんの投球や如何に。初回点を取っていればIくんも楽だったのではないだろうかと素人ながら思うのですが、なんとなく球は走っている感じ(笑)。LINEで親しい野球部OBで泌尿器科のS先生に連絡をすると「見ていられないです」とのこと。しかし初回はなんとか無失点に抑え、ホッと一息。今大会で初めてリードを許すことはまず避けられました。

そして2回表、ツーアウトながら2, 3塁。バッターは8番ピッチャーIくん。なんとなくダメかなムードが漂う(失礼)中、タイムリーヒット! ランナー二人が帰り2点先制!Iくん自ら自分を助けることになります。

しかしその裏、ピンチを迎え、同じく相手も2点取って同点か?、と思われたところ、2番目のランナーはホームでタッチアウト! なんとか1点でしのぎ2-1で終わります。

続く3回表、1点を追加し3-1と再び2点差になります。ここで相手は投手交代。これ以上の失点は防ごうということでしょうか? 見事に後続を絶たれ、1点で終わります。心配な3回裏、やはりランナーを出してピンチを迎えながら、Iくんここで三振を奪うなどして無失点。4回の表裏、両チーム無得点で終わり、リードしながらも押されている流れが断ち切れたかな、という感じになって5回表を迎えます。

我が大学の打線がここで爆発! しかも1塁に出れば悉く盗塁を成功させてすぐに2塁へランナーが進むため、ゲッツーのタイミングもなく、あっと言う間に5点を取り8-1と大量リード! これでIくんを楽に投げさせることができるのではないかと少し安心します。

しかしチャンスの後にはピンチあり。5回裏は満塁のピンチ。ここでも三振を奪うなど打たせて捕る?Iくんの粘りのピッチングで無失点に抑え、また一山越えた感じがしました。6回の表裏は両チーム無得点。頑張ったIくんはここで交代。(記憶が正しければ)6回で1失点ながら6奪三振を奪う好投、と言っていいのではないでしょうか?

7回表代打攻勢も得点には繋がらず、迎えた7回裏。投手はIくんから普段は内野のYくんが登場。さあYくんのピッチングは如何に? 、、、ノーアウト満塁(大汗)。ここで走者一掃の長打が出れば例えば一気に3点を奪我、8-4になると、これは相手に随分勢いを与えてしまい、残りの回数を考えればまだまだわかりません。しかしここでも最小の1失点に抑え、8-2で終えます。ちょうどこの頃、前日の試合、大きい声でチームを鼓舞してくれた例の彼が登場! スタンドに笑顔がみられます(^^) 彼の声援もあり?8回の表裏も両者無得点。Yくん2回を1失点で抑え、重要な役割を果たしました。

そして最終回。3回に交代してから投げ続けてきた相手投手にさすがの疲れ?が出たのかここで貴重な追加点2点を取り10-2と再びリードを広げます。9回裏は満を持しての大エースOくんの登場! やはり東医体の最初と最後はエースですよね~!

とは言いながらも相手も食い下がり、ランナーを溜めるものの、やはり最後は疲れをものともしないOくんの力で押しとどめゲームセット! 優勝、そして連覇を達成しました!!

試合終了後の挨拶が終わるとフィールでは弾ける選手たち。次から次と輪を組んで選手同士での胴上げが始まります。監督なしでここまでやってきた選手たち。それは凄いことですよ。

そして3位決定戦で勝ったS医大の選手たちがグランドに現れる。すると我が母校の選手たちと入り混じって記念撮影をしている。これ、私的にはとても嬉しいですね。大学が変われど、我々は同じ日本という国の医療を担う仲間。将来大学を卒業し、医師となった際にどこかで出会う可能性もあります。ここが東医体と例えば全学の運動部との違いです。一般的には大学スポーツは卒業と同時に終わるものですが、東医体は同じ医療という分野にいるため、卒業後の方がむしろ大学の枠を超えて出会う可能性があり、その時に、同じ部活をやっていたという共通点は更なる仲間意識の醸造に役立つことになります。価値が違うとまでは言えませんが、東医体に参加した者にしかわからない「思い」を共有できる、それが大きなメリットとなるのです。

表彰式の為に準優勝のT医大の学生さんもグランドに登場。右に3位のS医大、左に準優勝のT医大、そして優勝した我が母校という並びで表彰式を迎えるのですが、お隣のT医大とはあまり話をする学生がいない様子。まあ相性というものもあるので、全部が全部仲良しである必要はありませんが、まあそういうこともあるのだな、と。

さあ、いよいよ表彰式。3位、準優勝、そして優勝チームの表彰。優勝チームには優勝旗が渡されます。ここにまた母校の名前が記入されるわけですね~

なんとなくまったりとした表彰式で、優勝チームの表彰が終わればそのまま解散。そこから1塁側スタンドに向かってくる選手たちに「おめでとう!」の声がかかる!

「先生、応援ありがとうございました!」とIくん
「優勝、そして連覇おめでとう! また祝勝会で会おう!」
ここで私は上柚木野球場を後にしました。

バスで南大沢駅に戻り、京王線で調布へ。この日家内は仕事のため「帰りにお弁当買ってきて!」という以来が。そこで今晩は調布パルコ地下にあるとんかつ「さぼてん」で豪華?にさぼてん弁当を購入! さらに帰宅後近くのコンビニで缶ビールを購入! この日我が家でも母校の優勝&連覇のお祝いでした!

7月に副部長に就任して1ヶ月ちょっと、観戦した3試合すべて勝利、そしていきなりの東医体優勝、これが連覇という偉業。単なる素人の私に、副部長になる機会を与えてくれたOBのM(名誉)教授、そしてつなぎ役をしてくれた泌尿器科のS先生、さらに私を副部長で受け入れてくれた現役部員の皆さんに心から感謝します!

さあ、明日からは3連覇に向けて始動ですね!、、、って、少し(かなり?)気が早すぎですね(^^;;

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