薬理学のワールドカップ “WCP 2018 KYOTO”開催(前編)

久しぶりに「今日の塾長」のUPです。
5月、6月と本当に忙しく、また心の余裕がなく、なかなか書きたくても書けない日々が続きました。

では久しぶりにGO!

June 30, preWCP  2018

上半期最後となる6/30は、WCP 2018の前哨戦となる”IUPHAR-Education Section WCP2018 Satellite Meeting”が、WCPと同じ会場の京都国際会館にて開催されました。

前々日サッカーW杯日本vsポーランド戦を見たせいもあり、この日午後3時からの英語発表スライド一枚も作らず昨晩は爆睡。目覚めたら朝4時半!(T_T)
そこから気合いを入れてなんとか4枚作成! これから家を出てまずは吉祥寺へ。朝からいい天気!!

東京から東海道新幹線乗車。10分喋るには最低あと6枚必要!新幹線の2時間が鍵。東京駅では食べ物を買わずに乗車。

読み原稿までは書けませんでしたが、車中で必死で頑張ったおかげ?で、京都到着15分前にしてスライド完成!
しかしいつもながらの付け焼き刃。自己嫌悪💦

京都駅で新幹線から降りると、あまりの暑さに閉口。
八条口の食堂街にある「原了郭」にて賀茂なすカレーを食べて元気づけ!

今回のこの教育サテライト、Local Organizing Committee ChairのK大M先生から、このサテライトの組織委員を拝命したため、盟友のM崎大 Y田先生と共に、英語で薬理学教育を語ることに!

今回の私のテーマは”Pharmacology education in Japan: current status and problems”。京都駅で新幹線を降り、地下鉄に乗ると、動員?のかかった薬理学会理事の先生方数名に遭遇。私の演題名のあまりの壮大さ?に、「どんなこと喋るの?」、「10分で終わるの?」と盛んに?尋ねられました(汗)

いや、自分でもこんな仕事を引き受けて!、と一時は本当に辛くて心折れそうでしたが、何はともあれ、原稿なしでいつもの土壇場力で10分の発表を終えました(^^;;

US ECFMGの打ち出した方針Year 2023が日本では医学教育の「黒船」として衝撃を与えたことを紹介しても、逆に「なぜ米国という世界の一つに過ぎない国の方針に従う必要があるのか?」と逆に尋ねられ、また実習で動物を使うことに対しては「まだ日本では動物を使い実習をやっているのか?」と、驚かれる始末。
いや、多くのことを学んだ今回の発表でした。

終了後、府立医大のY先生におごって頂いて、同じく英語で発表をしたY田先生と共にビールで乾杯!気が重かった仕事が一つ終わりやれやれ、という感じです。

懇親会で軽く(重く?)食べたら、急ぎ京都駅へ。
翌日朝から板橋でシンポジウム発表のため、この日は日帰りで、東京にトンボ帰りでした。

 

July 1, WCP  2018 Day1

前日の夜、京都から東京に戻り、池袋のホテルに着いたのは24時直前。フランス🇫🇷vsアルゼンチン🇦🇷の試合があったことすら忘れていた程の忙しさ(^^;;
池袋の朝は快晴! この日も暑い1日になりそう(^_-)

7/1日曜日、本来はこの日から薬理学のワールドカップ!、”WCP (World Congress of Pharmacology) 2018 KYOTO”が開催され、Opening Lectureとopening ceremonyがあるのですが、実は私が最初に理事になった学会は「日本消化吸収学会」。

そこでお世話になっております、同学会副理事長のN大医学部消化器内科教授のM山先生が、 会長を務める「第41回 日本栄養アセスメント研究会」に、この日は参加。

そこでシンポジウム「メディカルスタッフに必要な消化吸収の知識」にて、「栄養代謝における腸管トランスポーターの働き」と題する講演を行って参りました。

同研究会終了後に京都に戻ればwelcome receptionくらいには間に合うものの、それだけのために急いでも、ということで、午後職場の千葉に行き、夕方からは医学部に入学及び就職した高校の同窓会に参加。

毎年この時期に新入生歓迎を兼ねて実施されております。今年も母校からうちの学部に入学してくれるのは嬉しいことですね!

 

July 2, WCP  2018 Day2

前日7/1から始まりました WCP 2018。私は1日遅れの7/2からの参加です!

朝6時に吉祥寺を出て、京都国際会館についたのは10時半。既に暑い京都。のっけから汗だく。

会場入口にはOn site 登録の人が結構いる! これは嬉しいですね。一時は事前登録者が増えず、赤字になるのでは?という懸念もありましたので(^_-)

 

会場に到着して最初の仕事は12:30からの第40回日本臨床薬理学会学術総会プログラム委員会。D医大精神科のS田教授が会長で、元同僚ということでお声がけを頂きました。

会議後、ポスターセッションを眺め、15時からはAPFP councilへのオブザーバー参加。APFP会長 M品昌美先生からの依頼で立ち上げたAPFPweb siteの報告を依頼され参加しました。

2020年に台湾、2024年にオーストラリアで開催予定のAPFP。その次となる2028年にAPFP開催を目指すのはマレーシアと韓国。

その韓国の誘致委員長として現れたのは知り合いで以前私が日本にお招きしたこともあるKim教授! 久しぶりの再会に驚くとともに、さらに驚いたのは彼が私にお土産をくれたこと! え、それは申し訳ない、こちらは何も用意していなかったのに!、という感じで、相変わらずの気配りの無さ、反省しきりです(^^;;

この後ホテルに戻りチェックインを済ませ、再び会場へ。しかし正確にはグランドプリンスホテルへ!

19:30から中日親睦会に参加。中国薬理学会から20名、日本臨床薬理学会から10名、そして日本薬理学会から6名が参加し、親睦を深めました。

驚いたのはこの会、何と経費はすべて中国薬理学会もち! それはそれで嬉しいのですが、日本で開催しているのだから、本当は日本薬理学会が中国薬理学会をもてなすのが筋では?、なんて思いながらも、それをやっている中国薬理学会の「力」を見せつけられた気がします。

ここで中日薬理学・臨床薬理学ジョイントセミナーが、来年2019年 雲南省の昆明で開催されることが決定! さらに続く2021年の日本での開催地は札幌に決定!
札幌開催の窓口は薬理学会理事長でもある北大のY先生に決まり、その前の昆明での窓口は「これからは若い人に!」なんて声が出て空気的に私が、、、

ということで、来年一緒に昆明に行って頂ける方、募集致します(^o^)/

私のWCP初日はこんな感じで終わりました。

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