薬理学のワールドカップ “WCP 2018 KYOTO”開催(中編)

July 3. WCP  2018 Day 3.
7/3火曜日。この日は当教室からのポスター発表が2題あるので、教室から多くのメンバーが京都入り。

ポスター発表は13:50と少し時間があるため、ここのところ疲労困憊の私は午前中、「氣生根」とも呼ばれ、気力の生じる根源の地である貴船神社に気力補充に出かけました! そう貴船・鞍馬方面には、国際会館前駅バスターミナルからバスが出ているため、すぐに学会に戻れるという利点が!(^^)

かんかん照りという訳ではないものの朝から気温の高い日。バス停で降りてから歩いて約30分、神社を目指します。
大きな幹の木々の作る森の中を渓谷に沿って歩くだけで、マイナスイオンを浴びて心地よくなります。あ〜、忘れていたな、この感じ!
最近は忙しくて神社を訪ねることもなかなか出来ていませんでしたから。

本宮を参拝後、さらに歩いて奥宮へ。日本屈指の?パワースポットと言われるだけあり、歩いているだけで気が満ちてくる「感じ」がしますね!

奥宮からは下り。行きがけに見かけた「貴船川床」という料理屋がたくさんあったのですが、これがどこもお値段が高く昼から10.000円も出すのはな〜、と思っていたところ、価格の高くないお店を見つけ、そこに入ることに!

街中の鴨川に比べるとほんとに静かで川のせせらぎの音に心癒されました。
貴船神社参拝により気力充実して、いざ国際会館へ!

この日は今年3月までラボに在籍していた日医大腎内の院生O先生と、外科の院生M先生が発表!

どちらも久しぶりのため、会場は二箇所に分かれてしまったものの、行った先々で同窓会のような盛り上がり(^^)

ポスター発表終了とともに、皆で河原町まで行って古民家風カフェにて一休み(^_-)

ここで私は教室員と別れ、夜は室町にあるお店「瓢斗」にて、これで四回目となる「医学部薬理学教育を語る会」に参加。なんとお店は私の泊まったホテルの真ん前というベストロケーション!

今回の代表は府立医大のY教授、事務局をK川大のN教授にお務め頂き、初参加の先生を含め全国から薬理学教育を担う医学部教授が30名以上集まり、大盛況!

今回は来年3月の大阪での薬理学会年会を開催する年会長のK先生からの依頼で、教育関連のセッションを1つないし2つ企画して欲しいとのことで、その内容を酒を飲みながら語る場となりました。

来年3月の大阪では、地元 O市大のT教授にこの会の事務局をお願いすることに決まりました! 次回もまた、楽しい飲み会?が出来ますれば幸いです。

 

July 4, WCP  2018 Day4
“Congratulation for Melbourne!”

この日は教室員が最も多く京都に来ている日、ということで、教室員の希望?を受けて、教授自らドライバーとなり、朝から雨の中、北近畿「海の京都」を訪ねることに。

目指すは教室の誰もが行ったことの無い 日本三景の一つ 天橋立!
しかし予定の時間に2人現れず。そう一人は前夜の飲み会で飲み過ぎて体調を崩して欠席、もう一人は何度連絡をしても反応無し。これは捨て置いて行くしかない!、と京都を出発しました。

途中の山道ではかなりの土砂降りでしたが、めげずに進むと雨は次第に小降りに。無事に宮津市に到着。まずはパワスポ「天橋立神社」参拝。

神社近くのお店で名物「黒ちくわ」を食べて休憩し、駐車場から神社の往復だけで30分歩いたので、朝食抜きだった私はお腹が空いたため、ランチは近くのそば屋で済ませることに。

そして、まずは「飛龍観」の地、天橋立ビューランドへ!
雨の中モノレールに乗って上まで行くと、そこに広がっていたのは絶景。

そしてベタですが、お決まりの、イグノーベル賞を受賞した例の「股のぞき」を実施。うん、股のぞきの景観は格別!(^_-)

ここで五十肩で腕の上がらない私を置いて、教室員たちは強風の中かわらけ投げを! 残念ながら枠に入ったのは1回だけ!

天気が持っているうちにと、続いて、天橋立の対岸からの「昇龍観」を体験するべく、傘松公園を目指すことに。

ここも傾斜度26度という斜面に合わせ、車体まで傾いているケーブルカーで登ると、再び絶景が!
この辺りで雨も上がり、だんだん気温も上昇。

天橋立を反対側から見ると、海に伸びる松の緑が美しいですね。

ここまで来たら!、と、歩いてもう一つのパワスポ 元伊勢 籠神社に参拝。今ある伊勢神宮は元々ここにあったとか、しかも境内撮影禁止。

ここに至り、祈りが通じたのか?、青空がのぞいて来ました!
これぞ晴れ男の面目躍如(^^)

さあ、ここから車を飛ばして、一気に京都に戻ります。
晴れから一転また土砂降り。いや、凄い変わりようでしたが、無事に京都到着。

この日私は大事なお役目を賜っておりました。私は現在薬理学会国際対応委員を務めている関係上、今回のWCP期間中に行われるIUPHAR assemblyに、voting delegateとして参加する役を仰せつかっておりました。

朝早かったのと、前日の睡眠不足もあり、途中から運転を小児科の大学院生O先生に交代。車内で休息を取り、しばらくすると京都市内。
目覚めたところでメールチェックをすると、国際対応委員長のI先生からメールが届いている。
「voting delegateとして参加するには○○時までにIUPHARのブースに行って、事前に登録しないと投票出来ないので忘れないように!」というお達し。え、そうだっけ?、とassemblyの案内のメールを確認すると、あ、確かに書いてある。しかもこれって2日前から登録可能!
え〜、だったらもっと早くやっておけばよかった、、、○○時?、え、もう過ぎてんじゃん!」

程なくして京都駅に戻り、皆と別れ、そのままホテルに寄らずに会場へ直行!
あ〜、どうかまたブースが空いていますように、と祈りながら地下鉄で国際会館へ向かう。
駅からは久しぶりに?ダッシュ。会場から帰る人たちの流れを逆行して会場到着、さらにポスター会場へ向かい、IUPHARブースの前に行くと、、、

人がいない(涙)しまった、やっちまった、、、日本の投票権を私が1票無駄にしてしまうのか、、、

いや、日本人は真面目に期限を守るが、絶対外人、特にラテン系は守らない奴がいるはずだ!、とフランス留学の体験を生かし(苦笑)、assemblyが行われる会場の前に向かう。

とそこにはテーブルを出して座っている2名の女性が。
「すみません、voting delegateの登録を忘れたのですが」
「名前は何ですか?、あ、あなたはこのシールね!」
とネームカードの下に金文字で”voting delegate”と書かれたバッジ?をはってもらう。
「これで参加できます」
ほ〜、助かった!

ということで、一安心し、18:30開始まで待つ。会場の隣では”SAKE seminar”があり、APFP会場のM先生とT大のH先生と共にそちらの部屋に入るが、説明が長くてなかなか試飲にたどり着けない(苦笑)
そこへI先生も登場。残念ながら時間がないので、I先生に促されてassemblyの部屋に入ることに、結局のめず(T_T)

今回のassemblyの大事な議題とは、そう、8年後のWCP 開催地を決める投票を行うのです。候補地はブタペスト、メルボルン、モントリオール、プラハ。

この中から選ばれたのは、、、メルボルン!
日本薬理学会としてはAPFPでも縁の深いオーストラリアということで、歓迎というところでした。

Assemblyが終わっても私の仕事はまだ終わらず。同じ会場にいたK里大のK先生、そして成育のN先生とタクシーに乗って、会場を後にする。
続いては臨床薬理学会国際交流・リエゾン委員として、韓日臨床薬理懇親会に参加!

韓国と言えば焼肉! 3時間で焼肉&飲み放題で7,000円は超お得! こんなお得な会ができるのは、さすがはK先生。

実は初参加でしたが、ここでも様々な出会いとご縁を頂き、非常に楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました!

さあ、WCPもこれで2/3が終わり、後は2日を残すだけです!

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