山さんぽ:高水三山縦走

9/17日曜日。敬老の日であるが弟が母のところを訪ねてくれるということで、その隙をついて?この休日も家族で山さんぽ(^^)

天気予報では午後から雨で、午前中は晴れ!、ということなので、早く歩き始めて早く帰ってくるため、車で出かけることにしました。

この日は登山好きな家内の大学時代の同級生の方のお勧め「高水三山」縦走に出かけました。JR青梅線の軍畑駅から御嶽駅までアプローチできる奥多摩登山のポピュラーなコースということで、奥多摩入門編だそうです。

一昨日岡山で2万歩近く歩いたため、疲れで前日日曜日は家で寝ておりましたが、この日はすでに復活!朝5時に起床し、体を目覚めさせたら家族を起こし、5時半、さあ出発です!

調布インターから中央道を西に走り八王子へ。ここから滝山街道をひたすら北上し、吉野街道に入り、走ること1時間ちょっと、軍畑大橋南の青梅柚木苑地の駐車場に車を止めます。当初は少し雲に覆われていた山々も、私の到着と同時にだんだん青空に占められて行きます、さすが晴れ男!(^^)

靴を履き替え準備を済ませ、朝7時出発。まずは多摩川を渡り、本来の出発点JR軍畑駅に向かいます。駅は高い場所にあるので、そのまま青梅線の鉄橋をくぐり、多摩川の支流の平溝川に沿って里山の車道を進みます。沢の音が心地よいですね~

平溝橋で車道を離れ、看板に沿って舗装された道を進むと高源寺。そこのバイオトイレで用を足した後、だんだん急になる道路を進むと登山道の入り口。ここから砂防ダムの横を抜けるといよいよ林の中へ! 水の湧き出る道を進み、林を抜けると急斜面を登っていきます。日の光を浴びながら進むと山の稜線にたどり着きます。

ここからは尾根道!、なのですが、ところどころにきつい登りもあり、それを超えて行くと、常福院の東屋があります。山頂はまだかな、とさらに進むと見晴らしは良くないのですが高水山山頂759mに到達! まずは一つ制覇!出発から2時間です。休みなしで行けば1時間半ですが、ゆっくりペースの家内に合わせて休みを取りながらですのでね。

山頂にて小さな祠を発見。きっとここは神社の奥宮だったはず!、と個人的に感じたため、ここで家族三人で参拝。旅の無事を祈ります。そして「うわー、なんだこりゃ!」と声を上げたのは息子。倒木に密集しているキノコの集落? さすがオタク、こういうものの発見は早い!

続いて目指すは今回のメインとなる抜群の眺望を示す岩茸石山! ロープのある急坂をゆっくりと下って行くと、そこからは得意?の尾根道。右と左の斜面から上ってくる心地良い風を感じながら歩くのは本当に快適です。

なんとなく光が増えてゆくのを感じながら登ると第二の山、標高793 mの岩茸石山山頂に到達!出発から3時間。天気も良く、日当たりもいいので、ポカポカする感じ、これは横になって少し居眠りしたい感じですね。

ゆっくりとしたいところですが、午後には雨の予報のため、先を急ぐことに。山頂からはかなり急な崖?をスリップに注意しながらゆっくりと下ります。

ここから御嶽駅までの道は「関東ふれあいの道」とかでそこそこ整備が行き届いており、先週の臼杵山ハイキングコースに比べると雲泥の差! いや、しかし先週のコース、ネットで見たら結構不満タラタラで(意見には同意)、檜原村のハイキングガイドを信用してはいけない、などという書き込みもあり、富士登山後だったから頑張れたものの、あれを入門コースと言ってはいけないよね、などと話をする余裕もある今回の高水三山コースでした。

コース途中の杉林の伐採の行われている滑車に夢中になる息子を急かして先を進みます(オタクなので、すぐにそういうものにはまって、苦笑)。マイナスイオンたっぷりの木立、左右から吹いてくる尾根道の風、遠くに見える緑の山々、やっぱこれでしょ!、という感じでやっぱり富士山は修行だという思いを強くしました。

1時間ほど歩くと三つ目の山惣岳山756 mに到達! これで三山制覇!!

ここには金網に囲まれた青渭神社奥宮があり、ここまでの旅の無事と帰路の無事を祈って家族で参拝。この山頂にある神様に会いに来るのも山さんぽの目的の一つなのです。

山頂には広場があるので、そこで荷物を降ろし、行きにコンビニで買ったおにぎりをほうばり軽いお昼に! とはいえ、このころからなんとなく遠くに雲が出てきて日差しも陰ってきたのを感じ、休憩も早々に山を降りることに。

山頂からの急な斜面をゆっくりと降りて行くと、御神域を感じる木立が続きます。途中に真名井の井戸、そしてしめつりのご神木を拝みながら道を下ります。

この辺りから粘土質の道が続き、滑りやすいので神経を使いながら下ることに。

そろそろ御嶽駅と沢井駅の分岐点、と思ったら目の前に再び現れた急な登り斜面!

「もう登りはイヤ」と今日は珍しく弱音を吐く息子の意見を入れ、ちょうど現れた沢井駅へのルートを、御嶽駅に向かうよりも距離的に長いのだが、選択することに!

人が歩くメインルートではないためか、流されてきた小枝があちこちにあり歩きづらい面もあるが、下るだけの道。ほどなくして里山の舗装された道に着き、ホッと一息。ここからは雨が降っても道が滑ることもないので安心!

しばらく行くと青渭神社里宮、と書かれた看板が、ここを逃すことはない!ということで、ここまでの無事を祝って里宮を参拝。体の疲れはあるものの、先週のような辛い道ではなかったこともあり、まだ余力を感じながら里山の道を下りて行きます。

そしてJR青梅線の線路に到達。線路沿いに歩くと沢井駅が!

息子はここから一駅隣の軍畑まで電車で戻ることを希望しますが、東京青梅の名酒「澤乃井」の小沢酒造が徒歩5分のところにあるので、息子をなだめてそこに向かいます。それほどお腹も空いていないということで、軽食のある澤乃井園に入り、御岳渓谷の緑の川面を眺めながらこんにゃくにお豆腐を頂きます。

今回は車なので、利き酒セットはお預け! 今度電車で山さんぽに来た際にはぜひ立寄ろう!と思います(^^)

多摩川にかかる楓橋を渡って対岸に着くと坂を登ってそこから18分、さらに歩けば柚木苑地に到着したのは午後1時半。高水三山だけではありませんが、ぐるりと回って6時間半、雨の降る前になんとか今回の行程を終えることが出来ました。

元来た道を戻り吉野街道途中の赤信号で止まり、ふとメーターを見ると、30,000の数字が! お~、この車にして3年半、ついに30,000キロ到達か~、と感慨にふけります。

月日の経つのは早いものですね。先週と違いこの日は母が警察に保護されて呼ばれることもなく帰宅。風呂に入ってから、近くのファミレスに行き、ビールで乾杯!

夜7時から11時まで爆睡し、こんな時間に起床(汗)

明日からまた仕事なので、そろそろ寝ることにしましょう!

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