第40回日本臨床薬理学会学術総会にて日本薬理学会との共催シンポジウムをオーガナイズ!

その他

本年12月、横浜で開催されます第40回日本臨床薬理学会学術総会にて、オーガナイザー兼座長として日本薬理学会との共催シンポジウム 「臓器間ネットワーク制御:異種細胞組織構築モデルから病態生理へ」をオーガナイズさせて頂くこととなりました。

座長:
千葉大学 安西尚彦
東京大学 楠原洋之 先生

演者1:安西尚彦(千葉大学)
「臓器連関とその評価系開発の必要性:腎臓生理学の視点から」

演者2:酒井康行(東京大学)
「生理学性を向上させた新たな細胞アッセイ系の構築に向けて(仮)」

演者3:加藤将夫(金沢大学)
「薬物動態モデリングとorgans-on-a-chipの適用による薬物間相互作用理解(仮)」

演者4:真鍋一郎(千葉大学)
「心ー脳ー腎ネットワークによる恒常性維持と心不全(仮)」

演者5:井上 啓(金沢大学)
「視床下部による肝糖産生の調節とその異常(仮)」

企画趣旨・狙い:
ヒト個体の理解や応答予測のため、生理学では、専ら細胞内の分子レベルのメカ
ニズム実証研究を行う“細胞生理学”とブラックボックスのまま個体としての応答
性をとらえる“個体生理学”との二つの潮流が存在してきた。近年個体を“臓器間
ネットワーク=臓器連関”によって成立するものとし,その破綻が疾患である、
として捉える新たな考えが提示されている。疾患の薬物治療を有効にする病態生
理の理解を進めるためには、臓器間ネットワークの詳細の解明が必須である。本
シンポジウムでは、生体恒常性を維持する新たな臓器間ネットワークに関する最
新の知見を紹介するとともに、 “細胞生理学”と “個体生理学”との乖離を埋める
薬物治療の評価につながる新たな技術としてのorgans-on-a-chipの開発の試みに
ついて紹介をしたい。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

メニュー