千葉大学大学院医学研究院 薬理学(教授:安西尚彦)と同院 泌尿器科(教授:市川智彦)を中心とした共同研究成果がプレスリリースされました。
https://www.m.chiba-u.ac.jp/files/6015/7501/4110/20191129LAT1.pdf
以下に内容について紹介をさせて頂きます。
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同共同研究グループは、ヒトの細胞内でアミノ酸を運ぶ役割を担う膜タンパク質「アミノ酸トランスポーターLAT1 (SLC7A5)」 が腎臓においてがんに特異的に発現し、がんの転移や発現に関わることを解明し、またこのトランスポーターを阻害することによって抗がん作用があることを突き止めました。同研究グループは、このトランスポーターが腎細胞がんの腫瘍マーカーや治療標的になると見ており、薬剤の実用化が期待されます。この研究成果は、2019年11月20日に科学誌”Scientific Reports”に掲載されました。