2019年を振り返って

本日は2019.12.31火曜日。今年最後の日です。今年も大晦日は家内の実家の茨城で過ごしております。ざっと今年一年を振り返ってみたいと思います。

1月
1/4(金)、2019年も恒例の教室初詣から始まりました。今年は下総国の香取神宮参拝と佐原市内訪問でした。

私の中での年初最初の大きな出来事が「副学部長」就任依頼でした。
1/15の教授会で現在のN医学研究院長の3選が決まり、それを受けての執行部入りの打診。2016年1月に母校に戻り3年経過したところでのご指名。2017年4月から附属図書館亥鼻分館長、2018年4月から学務・学生支援部会長と与えられた仕事を愚直に?こなしてきたことの評価かな、と自己分析しました。

副学部長打診とともに、4月からの部会構成の相談を頂きました。そう、2017年4月から全学教育センター普遍教育運営部会の委員として、既に医学部を代表して低学年時教育の中心となる普遍教育をどうするかという課題に向き合っていたことから、2021年4月の新医学部棟移転を踏まえ、JACMEの医学教育認証でも指摘されこれまでにも多くの先生方から改善の提案をされていた低学年時教育の改革が副学部長として私に託された大きな課題となりました。

2018年に亥鼻地区3学部のサークルを全学化する過程で始まった「(亥鼻地区)サークル顧問・副顧問会議」の議長として、2019年4月からのサークル全学化を達成と、全学化に伴う西千葉との課外活動支援部会との連携という二つの課題には継続性が必要ということで、当初は学務・学生支援部会長を継続する予定でしたが、普遍教育改革を担当するには基礎カリキュラム部会長である方が良いでしょう、という提案もあり、一時は両部会長を兼任する予定でしたが、流石にそれは荷が重いということで、普遍教育もカバーすることを明確化するため名称を変えた「基礎/普遍カリキュラム部会」部会長と「学務・学生支援部会」副部会長となることで一件落着しました。

そして2018年度全学の某委員会の副主任でしたので、4月から主任になることに内定。2019年の春から夏、5月から7月はこの業務のために3ヶ月間に12回ほど、西千葉に通うことになったのです。

3月
3/13(水)の理事会から3/17(日)の日韓薬理エクスカーションまでの4泊5日、大阪での第92回日本薬理学会年会は大きなイベントでした。
私の前々任地であるK林大にて上司であったO大のK教授が年会長ということで、人生初の市民公開講座を担当し、K教授の熱い想いで久しぶりの再開となる「日韓薬理学合同セミナー」のサポートもありましたが、何よりも学術評議員会での理事選挙で理事再選を果たしたことは大きなことでした。

3/27(水)ー3/30(土)まで神戸にて開催されました9th FAOPSでLocal Organizing Committee (LOC) symposiumとしてMembrane Transportersのセッションを担当致しましたが、それに合わせてオーストラリアからDr. Stefan Broer、タイからDr. Arthit Chairoungduaの2名が来日され、3/27には亥鼻で初の国際セミナーを開催したのも初の試みでした。

4月
昨年11月末に栄転したM准教授に続き、3月末でF講師が栄転。その結果4月から9月までの半年間、いわゆるなんでも一人でやらねばならない「ワンオペ」教室運営となりました。
特に4月から7月は医学部3年次の薬理学講義・実習があるため、全30コマの講義をどうするか?、が課題となります。
30コマのうちの半分の15コマを自分で担当し、残りの15コマを教室関連の方々を総動員する非常勤講師の先生方により実施して頂くことで乗り切りました。

この4月から7月の間、本当に死にそうに忙しく、先の全学の主任として西千葉へ12回、D医大、N医大、K知大での非常勤講師、連休明けの5月に仙台での内分泌学会SENDAI NIGHTでの生歌披露、そこに低学年次教育改革担当副学部長として西千葉での普遍教育を担当する数学、物理、化学、生物の先生方との折衝を行いました。

6月
この月のメインはなんと言っても6/22(土)の「第3回下総薬理学研究会」開催ですね。
本来であれば退任の近い薬学部教授のM先生に世話人をお願いすべきかとは思いますが、東大薬学部薬理学の大教授である父K谷先生のご子息であるK谷Jr先生をどうしてもfeaturingしたくて、K谷先生に世話人になって頂きました。
現在は疾患生命医学と教室名が変わりましたが、元々は生体制御という名前でK谷先生の元上司である先生が教授をお務めで、その前任は医学部長もお務めで、日本薬理学会年会長もされた萩原弥四郎先生の脳研薬理のお部屋でした。そう私の3代前の小林龍男教授の3人の弟子の一人が萩原先生なのでした。つまり第二薬理ともいうべきお部屋だったのです。その小林先生が作られ、萩原先生が任に就いたご教室が消えたわけではない、そう世間に示したいという思いもありました。
この前の週の6/15(土)に初めて参加した日仏医学会総会・講演会。そこで「千葉大薬理の者です」と挨拶をしますと、年配の先生から出るのは決まって「千葉大と言えば小林龍男先生」というお言葉。第4代の村山先生のことは実際に教えを頂きましたので、よく記憶しているのですが、その村山先生のお師匠さんとなると全く記憶がない上、おそらく直接お会いしたことはありません。
もともと母校の教授として戻るに当たり、小林龍男先生、萩原弥四郎先生と開催されながらその後30年以上にわたり開催されていない日本薬理学会年会を千葉大学教授として私が開催したい、という思いでありましたが、最近とみにその思いが強くなっております。

7月
薬学研究員で国際担当副学長のN教授からの依頼でお世話することになったChiba-Ottawa joint sessionを開催。3月の経験がここでも生きた!、という感じです。
Y病院長、I薬剤部長には特に病院見学の実現でお世話になりました。

8月
4月から7月の死にそうに忙しい間、さらにそれを苦しめていたのは「第7回日中薬理学・臨床薬理学ジョイントミーティング」の存在でした。
詳細は既に「今日の塾長」で何度も書いておりますので、敢えて書きませんが、行きがかりでなってしまった連絡担当というお役目は非常にストレスフルな者でした。まあ薬理学会では国際対応委員、臨床薬理学会では国際交流・リエゾン委員ですから仕方ないといえば仕方ないのですがね。

10月
この月からHさんが病院薬剤部から当教室の助教として移動して来ました。
これで半年に及んだ「ワンオペ」教室運営に終わりを告げました(^^)

9月上旬から12月上旬までの約3ヶ月は学会や講演会が続き、本当に忙しかったです。その中で11月に自分が生理学東京談話会を開催するので、そこに全力投入したいところでしたが、某教授選のテコ入れに動かねばならなくなり、そちらに力の多くを投入することで、さらに自分の首を絞めることになったのがこの10月でした。
まあね、勝ったからよかった?のですが、自分のことも満足にできず、また候補者が負けていたら、くたびれ儲けでしたですね。

11月
何と言っても11/30(土)に千葉大学亥鼻キャンパスにて開催しました「第249回生理学東京談話会」。30年ぶりの千葉大開催ということで、薬理学会よりも生理学会に先に入会(1995年)していた私にとっては思いいれの深い学会。その発展に少しでも協力できれば、という思いで代表幹事を担当させて頂きました。
来年に加え、再来年の担当の先生まで決まり、この会が生理学会の「関東部会」として定期的に開催され、学会の盛り上がりに少しでも貢献できればと思います。

ここで異能塾のアクセス解析を初公開!
このような形でデータを取っているのですが、4月から7月までの死にそうな忙しさの中でなかなかblogをUPできない状態でしたが、8月頃から薬理学講義が終わり少し余裕が出てblogを再開しましたところ、不思議なことに右肩上がりが続いております。
こんなデータを見ているともう少し書こうかな、なんて思ってしまうもので、そうやってSNS投稿は出来るだけ減らし、blogにシフトしていった結果がこの12月でついに月間アクセス1,500人を超えるところまで至りました。

まあこれでお金がもらえる訳でも無いので、あくまでも好奇心だけの問題ですが、こんな勝手なことばかり言っているblogにお越し頂けることに感謝しております。まあ支持派だけでなく批判派もおられるかとは思いますが、モットーは「無名より悪名」ですから(^^;;

最後に、いよいよ来年2020年はオリンピックイヤーです。
前回の東京オリンピックの際にはまだ母のお腹の中にいた私ですが、私にとっても来年2020年は節目の年になる気がしております。

私は血液型話と星座話が大好きな科学者の風上にも置けない人間ですが、まあ科学的に考えるべきものと、感性で感じるものとは別に思っており、その意味で神社めぐりなども科学的な考えで理解しようとは思わないものに入ります(^^)

星占いの世界では来年2020年の12月22日、“改革のはじまり”を示唆する水瓶座0度始まりの位置で木星と土星が重なりグレートコンジャンクションが起きるとされています。
信じる信じないは勿論お任せですが、グレートコンジャンクション(グレコン)は「これまで積み重ねてきた努力や経験が何らかの結果となって現れ、今後の明確な目的意識につながる」ような影響が個人的にあり、また社会的にもグレコンが起きる年は決定的な変化を迎える年になりやすいそうです。
つまり個人的にも社会的にも、決定的瞬間に向けた構造改革の瞬間を迎えることになりそうです。

そして2020年の12月22日のグレコン、200年ごとのエレメントの切り替わりとなる「グレート・ミューテーション」だそうで、世の中を動かす根本的な価値観や動機が切り替わるタイミングのようです。
風の星座チームである水瓶座。風は「言葉」「情報」はもちろん、「人間関係」をつかさどる星座チームとのこと。
自分さえ良ければいいとか、金持ってりゃ幸せとか、そんな化石のような価値観は風化し、その代わりに、どれだけの人とどのようにつながるか?みたいな、人間や社会との関わり方が非常に価値のあるものとしてみなされるようになってくる。

以上の話の出典先はここ!(笑)

「自由と反抗」の星座であるとされる水瓶座の私。
時代はきっと私に追いつく!、なんて言ったら「お前何様だ!」と言われそうですが、これを「夜明け前の年」2019年の最後にお伝えしたいと思います。

さあ行こう常識という壁を超え
描くイメージは果てなく伸びる放物線
未来へ続く扉
相変わらず僕はノックし続ける、し続ける、し続ける
(Mr. Children 「未完」)

みなさま、良い年の瀬をお迎えください。

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