【著者】
安冨 歩
【出版社】
角川新書
【内容】
混迷の中で建国され13年で崩壊した満洲国。一極集中の特異な社会、急拡大した満鉄、石原莞爾ら陸軍エリートの苦悩――成立と暴走の要因を「東大話法」で話題の著者が解明する。現代にも通ずる欺瞞の系譜が見える。
【一言書評】
れいわ新選組から立候補した「女性装」の東大教授として有名?な著者ですが、所々に出てくる著者の個人的な考えには同意しかねるものの、「個人より立場を守ってすべてを失った大日本帝國の運命を今こそ知ってほしいと思います」と言う姿勢で書かれた内容は一貫しており、こういう捉え方もあるのだな、と個人的には面白かったです。