上総国半日神社巡り

2020年11月某日
思い立って上総国の神社を回って見たくなりました。

最初に訪ねたのは茂原市にある上総国の二之宮、橘樹神社(たちばなじんじゃ)です。
JR本納駅から徒歩10分のところにあります。

この神社は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の后である弟橘媛(オトタチバナヒメ)を祀っている古い神社。尊が東征中、荒れくるう海に身を投じて海神の怒りを鎮めたので、無事任務を遂行することができたといわれています。

ちなみに、身を投げた妻の弟橘媛の死を悲しんだ日本武尊はしばしその地を離れなかったことから、「君(日本武尊)」が「去らず」から「君さらず」→「きさらず」となったというように、この「君去らず」が「木更津」や「君津」の地名の由来といわれています。

次に訪ねたのは白子神社です。ここは茂原駅からバスで25分(白子神社バス停下車2分)のところにあります。

永承3年(1048)大国主命を祀ったのが創祀で、その後、大治元年(1126)に白蛇を背中に乗せた白い亀が海より現れ、それを白子大明神として南白亀に祀り、鎭守としたといわれ、白蛇がご神体として奉られています。別名「縁結びの神様」とも呼ばれているとか。

ご本殿には「撫で蛇様」と呼ばれる白蛇様が祀られています。
祈願しながら白蛇様をなで願いを叶えましょう!

ついで、上総国一宮、玉前神社(たまさきじんじゃ)を目指します。その途中にあったのが南宮神社(長生郡一宮町宮原)です。

創建年代等は不詳ながら、景行天皇の皇子倭建命が東夷国遠征に際して金田郷大宮台に創建したと伝えられているとのこと。上総十二社の一社です。

さあそしてやってきた玉前神社。JR外房線上総一之宮駅下車徒歩8分です。

御来光の道(レイライン)上、東の起点(=千葉県長生郡)にあるは関東屈指のパワースポットとされる「玉前神社」ですが、神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)がご祭神として祀られています。

玉依姫命は、海からやって来ました。姉神である豊玉姫命の息子神=鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)を託され、乳母として養育。そののち、鵜葺草葺不合命と結婚。四男が、のちの初代天皇 神武天皇となったとのこと。

ここに来ると必ずやる?のが、「願い事が叶う? はだしの道」。
入り口から時計回りに3周すると良いそうですが、これやると足の裏が痛くてたまりません。
でもそれを推して3周した時の達成感!ご利益は心願成就だそうです。
最後は「波乗守」を購入。世間の荒波を乗り切って行きたいですね。

 

 

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