どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(85)

【著者】
宮口 幸治

【出版社】
新潮新書

【内容】
世間には「どうしても頑張れない人たち」がいる。彼らを支援するための知識とメソッドを詳述。
「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。

【一言書評】
”そもそも頑張れない人たち、怠けてしまう人たちにこそ、本当は支援が必要ではないか”、”頑張れない人たちにも頑張ってほしい”、”頑張れないからこそ支援しないといけない”、心のどこかで切り捨てられても仕方がないと思いがちな中に本来は最も支援の手を差し伸べねばならない人たちがいる、競争社会の中で敗者・弱者に回されてしまった人たちも一緒に幸せになって欲しいと考えるようでなければ、本当の意味で勝者・強者も幸せにはなれないように感じました。

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