2021.11.6(土)
3日前は盛岡、2日前は栃木、前日は文京区と、久しぶりに連続して動いた後の週末。
久しぶりの移動?でカラダは疲れているので、前日は家内に「明日は山行くの?」と言われても「う〜ん」としか言えなかった私。
ここのところ毎日早起きだったこともあり、朝5時半には自然に目覚めるようになり、やはり朝はなんかだるいかな〜、と感じていたのですが、陽の光がさして来るに従い、なんか元気が出てきたので、家内を起こし、やはり今日は山に行く!、と伝え、そこから山さんぽの準備を始めました!(笑)
朝8時半三鷹駅発の特別快速ホリデー快速おくたま3号に乗れば、御嶽駅に9:40の到着。空いていれば10時にはケーブルカー御岳山駅に着いて、歩き始められるはず!、と思いましたが、実際はあまりの人の多さで、予想通りには行きませんでした(苦笑)
大体奥多摩に電車で行く時は三鷹駅7時発の特別快速ホリデー快速おくたま1号に乗り、御嶽に8時過ぎの到着ですが、ほぼ初めて乗るホリデー快速おくたま3号ですので、混雑の程度が分からないので、1本前となる8:24に三鷹駅を出る、青梅特快で、とりあえず青梅駅まで行くことにします。
バスで三鷹駅到着後、エキナカのコンビニで朝ご飯のおにぎりを購入して、ホームへ!
やってきた青梅特快は流石に空いています。これでまずは青梅まで座って体力温存!
拝島を過ぎて人が減ったのを見計らっておにぎりを1個食べる、これが朝食!
青梅駅到着。天気は晴れ、秋の青空が広がります!
御嶽駅でトイレに行くと並ぶので、この待ち時間にトイレに行っておくことに。
そして青梅駅で待つこと10分、やってきたホリデー快速おくたま3号は、激混みの満員!これは「密」ですね(苦笑)
紅葉シーズンということもあり、山さんぽだけでない普通の観光客(参拝客)も身なりから含まれている感じです。
青梅から一駅の御嶽に到着。電車からどっと降りてくる乗客。改札口は後部車両近くであることを知っている私は最初からそこにいたため、ドアが開くと同時に改札に向かう階段を下ります。ここでトイレに行くとバスで並ぶため、そのまま横断歩道を渡りバス停に一目散! 無事に最初のバスに乗り込み座ることが出来ました。
次のケーブルカーは早く行こうが遅く行こうが、階段に並ばされて、ドアの近くになるかは運次第ですので、ケーブルかーは6分だけですから、立っていてもそれほど疲れませんので、電車とバスで座れたのは、今季初山さんぽで体力を温存しておきたい私には助かります。
あ、山さんぽする人がそんなことに気を使うなんて!、と思われるかもしれませんが、年々落ちてゆく体力をきちんと把握し、例え以前に行った場所でも油断せずにいることが、安全につながり、万が一遭難して他人の迷惑になるようなことは避けたい、という考えからなのです。緊急事態宣言も解除になり、病床の逼迫も落ち着いた今ではあっても、立場上私が山で遭難や怪我したりするわけには行きませんので。
バスも激混み状態で御嶽駅を出発。ケーブルカー滝本駅までの登り道をのんびりと進み到着。立っていた方々が降りるのを待って最後にバスを下車し、御岳山名物?のケーブルカー駅までの急勾配の坂道を歩いていきます! これが意外にきついのですよね(苦笑)
しかしこの日はものすごいものすごい人出と言うこともあり、その坂道に行列ができています!ケーブルカーは6分で上下しますので、それごとに行列の移動がありますが、果たしてどのくらい待つことになるのやら、、、
「こんなに並ぶと思わなかった!」、なんて声が列の後ろから聞こえてきます(苦笑)
ケーブルカーが3台発車したので、最低18分は待たされましたが、4台目に乗れそうで、改札を出て、ホームの階段上で並びます。
ケーブルカー到着、そして入り口はなんと私の立つ階段、お〜、ラッキー!
と言うことで、さっと入り込んでここでも座ることが出来ました。
ケーブルカー出発。標高差約400 m。これを登ると流石にそれだけで疲れますよね。
なので、やはりそんなに気合いのない私には最初はケーブルカーですね。
ものの6分で御岳山駅到着。いつも通り?ここでトイレに行って、広場で撮影!
完全な盛り、という訳ではありませんが、紅葉が始まっておりました。
本殿への舗装された参道を進みます。最初の鳥居の先には、今回目指す尖った奥の院山が見えます! あそこに行くぞ!
だんだん上りがキツくなってきて、あ〜、またこの上りで苦しいんだから山の体力が落ちているなと実感。油断せずに行きましょう!
天気がいいので、関東平野が一望に出来ますが、少し霞んではいますかね。
ともあれ、邪魔されるもののない広い視界に圧倒されます。
正直紅葉はまだ3分くらいでしょうか? まだ全開には少し時間がかかりそうです。
途中の宿坊で「きなこ揚げパン」を1個100円で売っていたので、1個購入して先へと進む。
今回は本殿参拝はスルーして、先を急ぎます。
展望が良いと言われる長尾平をまともに見ていなかったので、初めて先まで行ってみましたが、確かになかなか眺望が良くていいですね!、さらに紅葉も進んでいるようで! なんか高尾山頂みたいです、でも富士山は見えませんが、ここでやめてもいいくらいですね(笑)
長尾平から天狗の腰かけ杉まで行くとここからは御神域という感じになります。
いよいよ遅ればせながら今年初の山さんぽ開始です!
舗装の無い山道を登って行きます。すぐに息が切れて(汗)
ここは少ないですが、登り続けた後に尾根に出て、尾根伝いに歩く時、左右の谷から登ってくる空気を感じると心地よいのですよね〜
とは言え、この日はその空気が少しひんやりと感じます、もう山は冬が近づいているのかもしれませんね。
まだ道半ばでしたが、朝のおにぎり1つでは足りないのか、元気が出ないので、橘姫命の祠の前で参拝後に休憩。ここでもう一個のおにぎりを頂く。
たまたま?通りがかった若い女性に、「ここが奥の院ですか?」と聞かれたので、「いや、まだまだ先ですよ!」と回答。その後その女性には会わなかったので、奥の院山の先の鍋割山まで行ったのかもしれません。元気だね〜
ここで、きなこ揚げパンも食べてみる。きな粉が多くて口の中の水分全部持っていかれる!(汗) たまらず水分補給(苦笑)
さあおにぎり食べて山さんぽ再開。久しぶりに来ると意外に急に思える鎖場を過ぎ、岩だらけの急斜面をすぎると山頂はもうそろそろ。
まずは朱塗りの男具那社に到着、ここで道を譲ってあげた方は韓国の方でした。外国の方も来るんですね〜
で、韓国の方はそこで休んでいるのを尻目に、さらに男具那社の脇にある昇くちを登って奥の院山の山頂へ到着! 1,077 m。一年ぶりです!
実は見晴らしは良く無くて、南側だけが開け、大岳山が見えます。
これを見ると、「さあ、大岳山、行くからね!」と思うんですよね。
まあ、今回は今シーズン最初の山さんぽなので、無理しない無理しない。
山さんぽ体力つけて、今年中に行きますよ〜
山頂で休憩したら、元来た道を引き返します。
流石にこれで3〜4回目ですので、戻るのは楽。
不安な膝もこのくらいであれば問題なく終わりました。
今回は御岳山ビジターセンターにも初めて立ち寄ってみたりと、奥の院山がメインでしたが、あちこち立ち寄る元気はありましたね。
ケーブルカーに乗って滝本駅へ。帰りの御嶽駅までのバスも座れて、こちらもラッキー。とは言え、乗客の乗り降りに時間がかかり、14:26御嶽駅発で、青梅からの青梅特快に接続する青梅行きには乗れませんでした。
仕方なく14:52発青梅行きに乗り、青梅で10分待って東京行きに乗り、こちらも座って三鷹駅まで戻れました。
お昼もろくに食べずに帰って来たので、この日はクラフトビールでも飲もうかと、三鷹駅南口のKirin Cityに入店。岩手県遠野産取れたてホップの一番搾りが期間限定でお勧めですというので、それを頂くことに。
それが終わればハートランドビールをお代わり!
山から帰って飲むビールは最高ですね〜
で帰りがけにドミノピザでTVで宣伝していたウルトラチーズを注文。帰宅後に取りに行って赤ワインと一緒に頂きました。ウルトラチーズとメープルシロップのコンビが美味しかったのか、普段それほどピザを食べない息子が珍しくピザに手が伸びます。
ご想像の通り?、この後は睡魔に襲われながらも歯だけは磨き、バタンキュー
充実の1日が終わりました。
2021.11.7(日)
この日は私の父の命日。今年は弟が父の墓参りに行ってくれるということですので、こちらはこの記念すべき日に、今後を占う「大実験」?を行うことにしておりました。
昨年2月に老健に入所し半年後には老人ホームに入った母の後を追うように、この3月から「おかしくなった」と周囲に言われ9月に「もう一人で暮らせない」というSOSを送って来て、埼玉から東京の病院に(私が移動させた)叔母という二人を対面させたかったからです。
私が異動して母校に復帰した2016年1月には既に絶好状態だった母と叔母。姉妹なんだから二人で仲良くすめばいいのにと漠然と思っていましたが、とうの昔に仕事を辞めた母と、10年ちょっと前に幼稚園の園長を辞めた叔母、この二人で一緒に住んでいたら、お互いに認知症になることもなかったのでは?、と思ったりしますが、もう今すでにこうなった後では今更考えても仕方ないですね。
落ち着かない午前中を過ごし、11時半ごろ自宅を出て、叔母が入所し、母がデイケアで通う江戸川区の施設に向かいます。
面会時間の14時までまだ時間があったので、久しぶりにモスバーガーに立ち寄り、軽く?ランチを!
さあそして病院へ。まずは母がデイケアで来ている部門を訪問。
中にとおされ待っていると、顔が丸くなって、穏やかな母がやって来ました。
「俺、誰だかわかる? Kだよ!」
と嘘をついても
「何言っているの、Nでしょ!」
と明るく返答する母。朗らかな気分を肌で感じます。
ここ数ヶ月直接は会っていなかったのですが、そんなことも記憶に無いのか、まるでいつも会っていたような感じで、、、
その母としばらく話をした後、母を連れて今度は入所中の叔母のもとへ!
「おばさんがここにいるんだよ!」
「え〜、ほんとなの? なんでここに?」
「体が弱って、一人で暮らせないからね」
「私もそのうちそうなるかもね(って、いや、既にそうなっているんですけど!)」
用意された面会席に座って待つと、叔母が登場。
「俺誰だかわかる?」
「知らないわよ、誰?(あれ、1週間前に会った時はすぐにわかったんだけどな)」
「今日、倫子さんいるんだよ」
「あらそうなの」
姉妹のどちらも5年以上ぶりに会うのに、その実感がない感じでご対面となりました。
母に「ほら、おばさんだよ」と言っても「違うわよ」と当初は認めなかったものの、私と叔母が話すのを聞いていて「あれ、姉さんの顔に似ている、姉さんの顔に似ている」とやっと認識した様子。
「ずいぶん痩せたわね」と会うなり変化をずばりと言い当てるのはさすが姉妹!
対して、最初はやはり誰だかわからなかった様子の叔母も、「あら、みっちゃん!、ずいぶんシワが増えたわね」と切り返す、毒舌姉妹の本領発揮!
以前ならここで気分を害した側が怒り出して喧嘩になるところですが、そう言われても母は「姉さんの顔に似ている、姉さんの顔に似ている」を繰り返して、喜びを隠せない様子。
二人にそれぞれ、「今度姉妹二人で一緒に住んでもらう予定だから」と言うと、叔母も「たった二人しかいない姉妹だからね」とわかったようなわからないような回答。
もちろん母も「二人で住みましょう!」と前向き。
最初の対面はあまり長くなって、お互いに気分の変化が出ても困るので、「今は面会は10分だけだから、ごめんね」と言うことで、叔母は部屋に戻ってもらうことに。
続いて母をデイケアの場所に連れ戻し、私の実験?は終了。
本当は二人とも認知症になる前に一緒に住めていたら、まだ刺激が多かったので、家で生活できたかもしれないのにな、なんて帰りの車内で感じました。
市ヶ谷で地下鉄から総武線に乗り換えます。外堀の桜の紅葉も進んできているようです。
本当は二人とも自宅にいたかったろうけど、親の世話あって小さな子供が暮らせるように、人のサポートがないと一人暮らしできない状態で、東京から遠く離れた盛岡で一人暮らしはさせられない、、、
でも人生の秋から冬を、曲がりなりにも姉妹で一緒に過ごせるのは、幸せなのではないだろうか、と自分に言い聞かせて、この日の対面が無事に終わったことで、また1つ先に動き出せるなと感じました。