2022.5.8(日)
翌日から7月の海の日まで祝日が無く2ヶ月続きますから、明日からは平常のフル稼働になることがわかっているため、本当は明日からに備え、少しでも仕事を減らしておくべきなのでしょうが、逆に今後はもうゆっくり出来る時も無いですから、今ここしかない!、という思い?で、このGWで3回目の山さんぽに出かけました。
ここ2年続いた新型コロナの感染拡大で、県境を越える移動は自粛せよ、とのことでしたので、(山さんぽに)出かける時は同じ都内ということで、専ら奥多摩の山が続きました。
しかしそろそろ県境を超えて活動したいな、ということで、三峯神社奥宮の妙法が岳、そして宝登山以来、久しぶりに奥武蔵での山さんぽに出かけることにしました。
朝5:59発の吉祥寺行きバスに乗り、吉祥寺へ。予定の6:13よりも数分早く到着!
ここで今度は吉祥寺6:15発の新座栄行きバスに乗り、大泉学園駅へ!到着はほぼ予定通りの6:38。西武新宿線を越え、さらに西武池袋線まで行くのは道路事情により時間がかかることがあるので心配でしたが、GWでも最終日ということもあり、混雑も無くて幸いでした。
久しぶりの大泉学園駅。6:43発の各停飯能行きに乗り、西武池袋線を西へと向かいます。10両編成の車両はどこも余裕で着席できます! これが中央線なら三鷹で乗るとまず終点高尾まで座れませんね(汗)
その点、西武線は人が少なくていいですね! しかも山モードの人が殆ど見えず、このまま山に行く人は見かけないのだろうか?と思ってしまいます。
7:24には飯能駅に到着。そこから長瀞・三峰口行きの各停に乗り換えるのですが、出発は7:52。約20分待ち(苦笑)
その間朝コンビニで買ったおにぎりを食べたりと、ここでもゆったりモード。
ホームに長瀞・三峰口行き電車が入線。私が座ったのは後半4両の長瀞行き。こちらは結構人がいましたが、前半4両の三峰口行きはまだ空席もありました。
出発直前に池袋からの列車が到着。すると中から来るは来るは山に行く格好をした乗客たち。私の乗った車両は一気に満席となり、ドア付近には立っているお客さんも!
あ〜、さすがは埼玉、人は多いですよね(笑)
確定は飯能を出発! 東飯能、高麗、と過ぎると人がどんどん減っていきます。皆さん案外遠くまではいかないのかも? そして次の武蔵横手で下車。
ここの駅、無人駅では無いですが、周囲に何も無い山の中の駅。荒川の支流の入間川のさらに支流の高麗川沿いに出来た渓谷、それに沿って飯能と秩父を結ぶ国道299号、私も車で何度も通った道ですが、そこを電車から眺めるのはまた違って楽しいですね。
8:10、武蔵横手駅を出発。ここまではこの日は青空だったのですがね。この後西から曇ってきてしまいます。
国道に沿って歩いた後、杉木立のなだらかな舗装道を歩き続けます。
道の途中に咲いていたヒメシャガ、この後至る所で出会うことになります。
30分も歩くと五常の滝に到着。入山料は大人一人200円。整備と維持管理費とか。五常とは仁義礼智信という人が身につけるべき五つの徳。
参詣によって自らの身を律し、五常の教えを身につけることで人徳を磨き、必勝を祈願するという祈りの対象として地域の人々に親しまれているとのこと。
取り立てて戦うことはないのですが(笑)、折角来たのでとりあえず一度は立ち寄ってみました。
お土産にきゅうりづけとあまずしょうがを頂きました。
さあそこからいよいよ車道を離れ樹林の中の道を進みます。やっと山さんぽらしくなります。途中休憩を挟み、時々舗装された車道を横切り1時間はかからずに北向地蔵(きたむきじぞう)に到着、、、のはずが、どこにあるのか気づかず見過ごし、しばらく鎌北湖の方向に勢いで歩いてしまいました。
すぐに気づき戻ると、戻った道の方からは表示が見え、おいおい、もっと人通りの多い方に表示を見せないと、車やバイクの人が気付かんだろう、とつっこみ。
ここも折角来たので、一度拝んでから、休みもそこそこに歩き始めます。
ここからは尾根伝いにアップダウンしながら、それほど難しくはない道を歩き続けます。途中の山道で、採りたて?の竹の子の販売が!
この大きさで300円!、という驚きの値段。確かに安そうですが、これを持って帰るのは電車では一苦労ですよね〜。泣く泣く諦め、先へと進みます。
すると今度はこんな張り紙があって!、え、こんな低山で熊?、まあないとは言えないですからね(汗)
今回の最高峰?物見山375mに到着!
ここでは残りのおにぎりを食べて少し休憩。山頂は南側が少し開けていますが、雲が広がりあまり視界は良くなかったですね。
実は今回のルート、ここまでで既に半分以上の5.6 kmを走破。出だしの急坂がなかったせいか、体も楽でまだまだ歩ける!、って余力があります。
もうすぐ還暦の私、しかも50になってから山さんぽを始めたような人間には、こういうルートが安全なのかもしれないですね。
さあ、休憩を追えたら、あと2つ、高指山と日和田山を目指します。
高指山までは30分掛からず。高指山山頂(330m)は電波塔の隣。このあたりから急にすれ違う人の数が増えてきます。なんかね、人が多くて賑やかなんですよね。
途中の集落からは大岳山など奥多摩の山々は見えたものの、富士山は見えず、残念!
さらに30分もしないうちに日和田山へ。最後の崖の上りはキツかったですが、登り終えると関東平野が一望できる風景が山頂から見渡せます!
そして私の部屋からも見える筑波山が少し霞みながらもその姿を見せてくれました。
と書くとさぞ気持ち良い場所かと思われるかと思いますが、狭い山頂には大勢の人がいて、私が好きではない高尾山状態(苦笑)。ここは高麗駅から遠くはないので、人も来やすいですから、人が多いのは仕方ないのですね。
と、長居するほど居心地の良い場所ではないので、休憩したら早々に下山します。
崖を下ると金刀比羅神社。今回の旅のお礼をお伝えした後、振り返ると二の鳥居越しに高麗市街とあのヒガンバナで有名な巾着田が見渡せます!
今回は時期ではないので緑のままですが、花が咲いたらここからも巾着田は綺麗に見えるのでしょうか? しかしそんな時期はきっと今日よりも多くの人混みですごいことでしょう(苦笑)
しかし鳥居周辺は人だらけで、折角の「天空の鳥居」感があるのに、人ばかり写り込むので撮影はやめました。
ということで、この後は日和田山登山口、高麗本郷と過ぎで西武線の高麗駅を目指します。途中レストランやコーヒーショップ、蕎麦屋など、確かに店はあり、どこもそこそこ人が入っているようで、武蔵横手駅よりはいいですね。
高麗駅到着は12:10、ほぼ4時間歩き続け、山さんぽにしては珍しく20,000歩を超えました!
高麗駅のロータリーにはなぜ高麗なのか、その言われが表示されていました。皆さんの予想通り、高句麗からの帰化人のくに、だったようですね。平安時代にはまだまだ未開の地であった坂東。そこにやってきた移住者が開いた町。明治時代のフロンティアが北海道なら、平安時代のフロンティアがこの関東だったのでしょうね。
高麗駅12:23発の飯能行きに乗り、飯能へ。そこから新木場行きに乗り小手指へ。寝込んでいて、到着した際の車内アナウンスで目が覚め、向かい側のFライナー元町・中華街行きに乗ります。
となりのトトロのテーマソングが流れる所沢を過ぎると次はひばりヶ丘、寝込んだら横浜中華街という恐ろしい列車(笑)ですので寝ないようにしようとしたものの案の定寝てしまい、ひばりヶ丘に到着したアナウンスで目覚め、飛び起きて車外に出て、向かいの各停に乗り換え。
この日は疲れもあり、駅チカのみせでお昼でも食べて帰ろう!、という気持ちでしたので、目指すは三鷹駅!
ひばりヶ丘からは武蔵境が近いからもう一駅進んで保谷に行けば三鷹駅行きバスの本数も多いのでは、と各停で一駅進んでみます。
保谷駅到着。階段を降りるとそこには吉祥寺行きのバス停が。いや、俺は三鷹に行きたいんだけどな、と2、3、4番のバス停をみるも三鷹行きは無し。
おかしいそんなはずは、と探しているとバス行き先案内の表示があるので、それを見ると三鷹行きは1番、何とロータリーの反対側!
あ、あれか、ん?、何と今出発したところを目撃!
何で三鷹行きバスはあんな遠いところで虐げられているんだ!
で、次のバスを見ると28分後!、え〜、ふざけんなよ!、ここは東京、西東京市だろ!、田舎じゃないのに、30分待ちかよ!、と散々悪態をつきながら、では仕方ないと遠回りして再び戻り、出発間近の吉祥寺行きに乗ります。
運よく座れたので座ると爆睡。いつの間にか吉祥寺に到着、早かった!(苦笑)
しかし思いリュック背負って、吉祥寺の人混みの中を歩くのは嫌なので、中央線に乗って一駅三鷹に戻ります。まあ、私は千葉ー三鷹の定期なんでね。
そしてついに三鷹駅へ。改札を出てそのままエスカレーターで4階へ。そしていつもの駅ナカのイタリアンダイニングのお店に入ります。
何とお誂え向きに?プレミアムワインフェアをやっていて、グラスワイン+前菜のセットで頼めるとか。炭水化物のパスタもピザも頼まず、ワインと前菜だけ頂き、幸い店内に人は多くないのでのんびりと過ごしました。
三鷹駅からの帰りには本屋に立ち寄り、また「低山をきわめる!」という雑誌を購入。帰宅後、仕事もせずに、次はどこに行こうかと、雑誌を読み込んでしまいました(汗)