【著者】
浅田 次郎
【出版社】
双葉文庫
【内容】
奥多摩の御嶽山にある神官屋敷―。少年だった著者が聞いた、伯母の怪談めいた夜語り。それらは怖いけれど、惹きこまれるものばかりだった。切なさにほろりと涙が出る極上の連作短編集。(「BOOK」データベースより)
【一言書評】
2018年に富士山登頂をして以来山さんぽにハマった私ですが、三鷹から電車一本で行ける奥多摩、特に山頂に武蔵御嶽神社のある御岳山は5月の連休に1度、そして11月には大岳山訪問の途中と年に2回訪ねる場所ですから、この本に出てくる地名は現実で知っていることもあり、引き込まれて一気に読み終えてしまうもので、柳田国男氏の「遠野物語」に匹敵する「御岳山物語」と言える日本人の心の源流にある神聖さ?を感じました。