12/3(土)に成功裏に閉会を迎えました第96回日本薬理学会年会/JPW2022大会から約1週間が経ちました。
私の中ではまだまだやるべきことがありますので、そこまで感じてはおりませんが、主催校スタッフであった私どもの教室員や年会組織委員会・プログラム委員会の先生方の中で喪失感と言える「年会(大会)ロス」の気持ちがあると話す方がおられること、個人的には大変嬉しく?思います。
年会の閉会を告げるとともにお礼を述べた一斉メールは既に週明けに配信させて頂きましたが、年会企画それぞれの担当ごとにはお礼ができていない状況ですので、その検証の依頼も時折交えながら、身内?である第96回年会プログラム委員会のメンバー宛に閉会をお知らせするメールを配信いたしましたので、ご紹介をさせて頂きます。
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第96回年会プログラム委員の皆様
お世話になっております、第96回年会長/JPW2022大会長の千葉大学 安西です。
昨日のメールに続いてで恐縮ですが、DPCのご報告をさせて頂きます。
第1回DPCおよびアフター6の病院マーケティングサミットJAPANジョイントセッション(やくりんピック/行列のできるおクスリ相談所)の開催に当たりましては、プログラム委員の先生方にもご支援を頂き、誠に有難うございました。
開催から1週間以上が経過してしまいましたが、11/30~12/3に開催されました本体のJPW2022大会は2,900人を超える参加登録を頂き、その98%にあたる2,800人以上が現地対面で参加されるという、コロナ後としては異例の盛会となり、「学会でこうだったよね」と対面開催の学会の「良さ」を感じることが出来たのではないかと自負しております。
しかし個人的にはですが4日間全力で走り回りましたため、心身ともに疲弊してしまい、ご連絡が遅くなりましたことお詫び申し上げます。
さて、現地対面という従来の学会スタイルを踏襲したJPW2022と対照的に、「薬を通じたヘルスケアの学問である薬理学は次の時代にDxによりどう進化するか?、次代の学術集会(市民公開講座)のあり方とは?」を目指してハイブリッドで開催しました第一回DPC、参加者情報が出ました。
・DPC参加登録者数:166名
現地:83名(当日飛び込み参加の14名含む)
オンライン:83名
・病院マーケティングサミットJAPANジョイントセッション
アフター6チケット参加者登録者数(楽天シニア経由の5名含む):37名
・合計参加登録者数:「203名」
ということで、お陰様をもちまして200名の大代越えを達成しました!!
そして参加者数に留まらず、CommentScreenを用いたリアルタイム双方向性オンライン講演のスタイルからの今後の学術集会の発展の可能性、そしてアフター6に紹介されたMUSVIさんのテレプレゼンスシステム「窓」を使った“あたかも同じ空間にいるような自然なコミュニケーション”をオンラインで実現する、というコンセプト、そこからの「市民の方に会場に足を運んで頂く言わば『お前らが来い!』という形の市民公開講座ではなく、学会が市民の中に入っていく市民公開講座の実現」という思いが不可能ではない事をご理解頂けたのではないかと思います。
我々のDPCはこれで終わりません。第1回が意味しますように、第2回が既に企画されております。
来年2023年10月14日(土)には、昭和大学の木内先生が主宰されます第149回日本薬理学会関東部会のサテライト企画として薬理学振興助成を得て、第2回DPCを国福大教授の岸拓弥先生を大会長として開催することが決まっております。
また、再来年2023年秋に星薬大 成田年先生を部会長として開催されます第151回薬理学会関東部会でもDPC後継版の開催も予定されております。
一体この先どこまでいくんだろう?と、言い出しっぺの自分ですらわかりませんが(汗)、先日11/30の第1回DPC開催を機会に、旧態依然とした学問の世界に風穴を開けるきっかけとなればと思います。
大変長くなりましたが、先日のお礼とご報告方々、今後の我々の活動へのご支援をお願いしたく存じます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
JPW2022大会長
第96回日本薬理学会年会長
千葉大学
安西 尚彦 拝
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