新三河物語(上)(中)(下) (129)

【著者】
宮城谷 昌光 (著)

【出版社】
新潮文庫

【内容】
永禄3年(1560年)、織田信長の急襲に遭って、今川義元は桶狭間に斃れた。義元に頤使されていた松平元康(家康)は父祖の地、西三河は岡崎城に戻り、悲願の独立を果たす。だが息継ぐ間もなく、一向一揆が勃発。血縁者が敵味方に分かれ、相争う国力消耗の未曾有の事態から家康を救ったのは大久保忠俊(常源)だった。忠俊率いる大久保一党の決死の進退が深く胸を打つ戦国歴史小説の巨編。
(「BOOK」データベースより)

【一言書評】
大河ドラマ「どうする家康」では、俳優小手伸也が演じる大久保忠世(おおくぼただよ)に代表される家康の祖父からの家臣である大久保一族の代々にわたる奮闘を通じて三河武士の気骨と家臣から見た徳川家康の姿を感じられる物語ですが、小さな三河国の話にも関わらず、宮城谷氏の中国歴史小説のような壮大なものに感じられてしまうのは、作風?でしょうか?、とは言えこのような「一族」として書かれた戦国時代ものは少ないので私は面白かったです。

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