年末3連休、南九州家族旅行は2日目(12/24)に入ります。
宮崎市青島で迎える朝、太陽がゆっくりと登ってきます。
この日は車を南に走らせます。初めて通過する都城市。青空の下、遠くに霧島山を望み、熱気球も飛んでいて気分爽快(^o^)/
宮崎青島からレンタカーを飛ばしてやってきたのは宮崎県都城市。まず最初の目的地は「東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)」。
御祭神は建国の祖イザナギノミコト。ここの石階段は鬼が霧島の神に願いをかけ、その神との契りの導きによって、一夜で石を積んで出来たという伝説の残る「鬼岩階段」。別名「振り向かずの坂」と呼ばれ、願いを唱えながら後ろを振り向かずに登りきると願いが叶うとか! 見た目以上に急で長い激坂です。
勿論ある願いを念じながら必死で登り切ります! これで願いが叶うこと間違いなし!!(笑)
木々に覆われた鬼岩階段の奥に見える楼門をくぐると、東霧島神社の歴史を感じる見事な造りの拝殿があります。楼門の脇には、一際高く大きな樹齢400年の大杉があり、龍神の姿が。
一度登った坂を下ると、東霧島神社にある「神石」の元へ。イザナギノミコトがイザナミノミコトを失った悲しさから流した涙が固まったものといわれる「神石」。イザナギノミコトは、二度とこんな悲しいことがないよう、その涙で出来た巨石を持っていた十握(とつか)の剣で今の形である三段に切ったとか。あまりにキレイな断面に本当のことかと信じてしまいそうです(^^)
東霧島神社の参拝を終えると次の目的地へ!
続いて訪ねたのは関之尾滝(せきのおのたき)。ここは、宮崎県都城市関之尾町にある悲恋の舞台となった滝で、日本の滝百選の一つ。
幅40m、高さ18mにも及ぶ大滝のスケールはなかなか!
滝上流には世界有数の甌穴(おうけつ)があり、国の天然記念物に指定されているとのこと。
宮崎県都城市の立寄り地2箇所を訪ねたら、当初の予定通り県境を越えて鹿児島県に入り、南を目指します!
ひたすら南へ走り鹿屋市を過ぎて、さらに大隅半島へ。
畑の中の道を一気に南下して南大隅町へ到達!
2時間近く走り続け、ようやく佐多ふれあいパークで休憩。
ここは県道68号線佐多尾波瀬海岸沿いにあり、錦江湾を一望できる景観の優れた展望所です。対岸の開聞岳が美しかったですね~!
ここから日本最北端の宗谷まで2,700 km。そして日本最南端の郵便局の看板も出てきます。そう、そろそろ目指す本土最南端は近い!
そしてついに佐多岬展望公園到着!、と思いきや、手前の駐車場に招き入れられる。どうやら展望公園は現在リニューアル工事中とかで、この駐車場から連絡バスで公園手前まで行くのだとか。う〜ん、残念! ここまではなかなか来られませんからね〜(^^;;
で、マイクロバスに乗って佐多岬へ!ここは鹿児島県南大隅町にある、本土最南端の地で、北度31度線上(カイロ(エジプト)・ニューオリンズ(アメリカ)・シャンハイ(中国)・カラチ(パキスタン)と同じ位置)に位置します。年内の平均気温は19度の常夏とのこと。植生もまさに亜熱帯。カジュマルの木があったりして南国気分です。
佐多岬の先端までは行けないものの、途中の御崎神社(みさきじんじゃ)まではいけるということで、トンネルを抜けてさらに先へ!ここの神社は、古くから縁結びの御利益があると伝わる大自然のエネルギーも豊富なパワースポット。御祭神は伊邪那岐命、伊耶那美命。ソテツの生い茂るジャングルの中に赤い屋根の社が鎮座します。
参拝を終えて、大隅海峡に面する佐多岬へ引き返します。ここは北緯31度線上に位置し、大隅半島のみならず、九州本島の最南端にあたるので、大きなモニュメントで記念撮影。思えば遠くへ来たものです!
本土最南端に到達したので、ここから宮崎に戻ります。いや遠い、200 km以上! 一体何時間かかるやら。行きはヨイヨイ帰りは、、、ですね。
と、言いつつ大隅半島西岸を開聞岳を左手に見ながら北上。するととても美しいビーチに到着! 早速ここで休憩(ちょっと早い?、笑)
ここは「道の駅 根占(ねじめ)」。九州本土最南端の「道の駅」として国道269号の中間点に位置し錦江湾、開聞岳の大パノラマを眺望できる場所。国道を挟んで向かいに位置するのは黄金色に輝く砂浜の「ゴールドビーチ大浜海水浴場」です。
小腹もすいたので、ここで「最南端げたんは」を購入。黒砂糖で出来た素朴な味がとても美味しいですね~(^-^)/
で、とにかく来た道をひたすら戻ります。走ること2時間以上、ようやく宮崎市内に到着。向かったのはAEON。ここのレストランで宮崎名物「チキン南蛮定食」を頂きます!
そしてこの日はクリスマスイブとあって、そのままAEONで「ブッシュ・ド・ノエル」を買ってホテルに戻ります。
シャンパンも無い質素なクリスマスイブでしたが、家族3人で迎えられただけで幸せですね!(続く、、、)