5日の木曜日の午後に六本木での日本パスツール財団講演会で本庶先生の講演を聞いた以外は珍しくずっと大学で仕事をしていた今週。その割には仕事はなかなか捗らなかったのは、木曜日に西荻窪、金曜日に仙川で飲んでいたからでしょうかね(汗)
何はともあれ今週のメインイベント「第136回日本薬理学会関東部会」の土曜日を迎えることになりました。
今回は20年来お世話になっている東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授のF先生が部会長。ということで、これは日頃のご恩?をお返しするために、「何でもおっしゃって下さい。ご協力をさせて頂きます」とお伝えしました所、F先生からは、「ありがとう、持つべきものは友達だね〜」とのお返事。いや7学年上の先生からそんなお言葉を頂けるとは思わず、大変恐縮した次第です。いや〜、いい先生なのですよね〜
とそんなF先生、春の長崎での年会懇親会でお姿をお見かけせず。あれ、部会開催するんだから何か挨拶まわりとはされないのかな?、と思ったので、心配?になり問い合わせをした際のやりとりが上記の内容でした。
このままではきっと閑古鳥の泣く、例年に無い寂しい関東部会になることは必定!、と感じられたため、私の悪い癖 いつものお節介の虫が湧きだし、F先生の元で長年准教授としてご活躍をされた現在駿河国で城主となられたK先生にコンタクト。「大丈夫ですかね〜」「ダメだと思います」(笑)
ということで、K先生とF先生のご教室のスタッフの方で事務局を担当して頂き、私は運営委員となって、K先生と分担してF先生と親和性?があると思われる先生方をリストアップし、運営委員会を組織しました。それをF先生にお伝えすると、「ありがとう!。本当に助かるよ」。こんな目下の者が出しゃばっても嫌な顔せずに感謝して頂けるF先生、本当にいい人です!(^^)
で、その後は2つの大型科研費ヒアリングの準備や5月末の文科省へ提出する報告書作成のため忙殺され、有能なK先生に丸投げ。結局あまり役に立たない運営委員だったのですが、最終的に口演とポスター合わせて83題の演題が集まるという最近の関東部会ではない状況!
これもひとえに○先生の人望ゆえ、ですよね〜(苦笑)
いつも評議員会ギリギリに行く私ですが、今回は虫の知らせ?があり、早めに行くことに。10時半には御茶ノ水駅に着き、橋を渡って医科歯科大へ。立て看板はないですが、あの見慣れた?部会のポスターが壁に貼ってあるので、それを見て歩く。そんなに入り組んではいないものの、普通誰か案内の人立たせないのかな、と一瞬頭をよぎるが、まあ今日は暑いから(31度)いいんじゃない?、という優しいF部会長のお考えかもしれない、と思い、M&Dタワー2階まで辿り着く。まあなんとか来られるかな(^^)
建物に入り受付へ。実は私、参加証であるハガキを大学において来ていたことに朝気づき、部会に行く前に千葉に行ってからまた御茶ノ水に戻ることも考えたが、2時間は余計にかかることを考えると、この暑さの中行くという結論には至らずそのまま突っ込むことに!
しかし事前登録者はちゃんと名前がリストアップされているので、領収証を切り離した形でネームカードを頂くことができ、ホッと一息。
さあそして、まずは学術評議員会へ。26階のフロアからの眺望はなかなかのもの。さすが東京ですね。4年後にできる我が母校の建物は13階建て。何が見えるのか楽しみではありますね〜
部会長のF先生にご挨拶。そして事務局のK先生にも、と早速依頼が。「議事録署名人になってもらえますか?」、「はい勿論!」
まあそれくらいお安い御用ですよね!(^^)
普段ならお昼のお弁当を食べながらぼけっと聞いているだけですが、今回は議事録署名人のため、一応しっかりと拝聴。で、審議事項から報告事項へと無事に進行し、終わりにかかった時点で、事故が発生。参加していた人は誰もが気づいたはずなのですが、指摘するのも何なので誰もがスルー! 事なきを得た、のかな〜。議事に残すべきか否か、署名人としては悩みますね〜、って冗談ですが。まあこれは参加された方限定のお楽しみ、でした。
さあ、そして部会が開始。私は今回は座長が1件のみ。発表は教室スタッフ1名と大学院生1名の2題。うち1題は私が座長をするセッションなので、フォローしに行くのは大学院生の発表のみ。これがYIAがかかっているので、さあ興味津々です(^^)
鈴木章夫記念講堂は広くてマイクもコンセントも卓上にあるなどハイテクなのですが、広すぎて参加者が分散するため閑散とした印象が!
それに対し、第2、第3会場は適度な広さで満席とまでは行かないまでも活気が伝わってきます。
うちの大学院生の発表も無事に終わり、口演セッションも17時半すぎには終了。さあ18時からは懇親会です! 再び26階に上るが、日没まではまだ時間があるため自慢の夜景はまだ見ることが出来ませんね。
そしてF先生の挨拶から懇親会が開始。本日の参加者は250人超とか。例年にない大盛況の会になったと言えるかと思います。
乾杯のご発声は、関東部会長経験者の明海大学坂上先生。いつも部会で自らご発表を頂く坂上先生はある意味学会員の模範ではないでしょうか。
今回の懇親会、会場内で人があちこち動く様子が感じられ、テーブルごとに、そしてテーブルを離れて人の島ができていて、大変活気のある会になりました。
そして優秀発表賞の発表。まずはポスター部門、続いて口演部門。口演部門は学部生が先に、続いて大学院生の発表。そして呼ばれたのはうちの大学院生Mさん! 「おめでとう!」
ということで皆の前で賞状を受け取ります。賞状の本文を事務局のK先生が代読し、F先生が賞状を渡すというリレー表彰式!
ご評価を頂きました先生方に心より感謝申し上げますm(_ _)m
彼女は6年生薬学部を卒業して、医学部の博士課程に入学してくれたという珍しい?パターン。ひょっとすると我が大学では6年生薬学部から医学部大学院に入学した第1号ではないかと思うのですが、、、
実はMさんのお父さんは医科歯科大のご出身で部会長のF先生の大学の同期!「名前を見てひょっとして、と思ったんだけど、本当にそうだったんだね〜」とF先生。Mさんにとっても記憶に残る受賞となったのではないかと思います。
東大薬学部教授のI先生からも受賞のお祝いのお言葉を頂く。
「うちの教室に来ない!」
ちょっとちょっと、いきなりそれですか!(苦笑)
まあ何はともあれ、部会も大成功、そして教室から受賞者が出て今回の関東部会、メデタシメデタシ、でした。
終わった後はMさんのお祝いとK先生の慰労?を兼ねて、運営委員の4名を含むメンバーで、そのまま御茶ノ水へ!
通りを歩いていて、お店をどこにするか悩んでいると居酒屋のお兄さんが店を紹介に来る。「前にそこに行ったことがある!」という北里大のN先生の言葉を受けて、ではそこにするかと4階へ。
エレベーターを出て、案内された場所には、、、あれ、酔っ払った前のお客さんと思われるおじさんが一人寝てしまって微動だにせず(^^;;
どうなってるんだろと思ったところ、隣の席の人たちが「この人1時間以上も寝たまんまでね〜」とのこと。こりゃお店の人も迷惑だろうな。何度言ってもテコでも動かない。いやはや。
「別の店にしましょうか」と相談していると、ある小部屋に入っていたお客さんに移動して頂いて、広い部屋を作ってくれたので、そこに無事に入り、2次会の開始!
気の置けない仲間で楽しい飲み会、なのですが、途中K先生の口から出た衝撃の事実とは
「え〜〜、そうだったんですか〜!」
いや、そんなことがあっても何とか乗りきったというのはF先生の御人徳?ですかね(^_-)
とまあ夜も11時まで語らい合い、って途中からいつものように寝ていた私ですが(汗)、その時間に店を出てもまだ吉祥寺に着くと帰りのバスが走っている時間。あ〜、近いといいなあ〜、と思いながら、一バス停乗り過ごしそうになりながらギリギリで気づいて降車し、無事に帰宅できました。