【著者】
山根 節/牟田 陽子
【出版社】
光文社新書
【内容】
スティーブ・ジョブズから「一緒に新しい世界をつくろう」と提携を持ちかけられたソニー。グーグルからともにアンドロイドOSを作ろうと提案されたNTTドコモ——。日本にも確かに存在していた巨大なシーズ(種)。しかし、その種が芽吹くことはなく、現在、GAFAとの間には途方もない差が存在している。
なぜ日本は種を育てることができなかったのか。これからの日本にGAFAのような企業が誕生する可能性は皆無なのか——。アップル、グーグル(アルファベット)、フェイスブック(メタ)、アマゾン各社の成長の軌跡を辿りながら、その答えを探る。低成長の迷宮から抜け出せない日本に希望の灯をともす企業論。
【一言書評】
読んでいて本当に、GAFA、スゲ〜な〜、と実感するのですが、でもこれは今の世界のトップなわけで、それを日本にそのまま置き換えて日本からGAFAが出るのか?、というとそんな単純なものでもないよな〜、と思わざるを得ない無力感に捉われます。