【著者】
山口 周
【出版社】
光文社新書
【内容】
日大アメフト部監督による暴行指示と事件発覚後の雲隠れ/神戸市や横浜市の教育委員会等によるいじめ調査結果の隠蔽/財務省による森友・加計問題に関する情報の改竄・隠蔽/大手メーカーによる度重なる偽装・粉飾・改竄――いいオトナによる下劣な悪事の数々は必然的に起きている! ビジネス書大賞2018準大賞受賞作『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』著者による、日本社会の閉塞感を打ち破るための画期的な論考!
【一言書評】
帯にあった言葉
「本書において用いる『オッサン』という用語は、単に年代と性別という人口動
態的な要素で規定される人々の一群ではなく、ある種の行動様式・思考様式を持った
『特定の人物像』として定義される、ということです。しかして、その『特定の人物像 』とは次のようなものです。
1:古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
2:過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
3:階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
4:よそ者や異質なものに不寛容で、排他的」
が示すような「傍若無人な振る舞いをして自らを省みることのない人々」は、「年長者ほど能力も見識も高い」という今や成立しない前提の上にいまだに拠っている人たちであり、「もう遅すぎる」を言い訳にして何も始めない人たちではあるのだが、そんな「オッサン」たちが輝けるようになれば日本も変わるのだな、ということはわかるのですが、、、