侠骨記〈新装版〉 (118)

【著者】
宮城谷昌光 ()

【出版社】
講談社文庫

【内容】
侠骨――それは、真の勇気。

古代中国を彩る英雄たちを鮮やかに描く傑作短編集
初めて宮城谷文学を読むなら、この一冊!

春秋時代、大国魯は文化国家としては中華で第一級ながら、軍事は二流。
それゆえ、隣国斉に存続を脅かされていた。
苦悩する君主・同の前に現れた里人・曹劌(カイ)は、
魯を勝利させるとの言葉を現実にする。
曹カイの指揮で連勝続きの魯軍であったが、斉の反撃が始まり――(表題作)。

著者の初期を代表する、清新な短編集。

【一言書評】
「著者初の短編集」で、曹劌、帝舜、召公奭、百里奚という我が国ではあまり馴染みのない主人公を扱った4話ではあるが、どれも引き込まれる内容であり、宮城谷作品の入門編とも言える一冊である。

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