【著者】
半藤 一利 (編集)
【出版社】
文春新書
【内容】
陸軍参謀たちによる幻の座談会があった。雑誌『偕行』に掲載された「大東亜戦争の開戦の経緯」が初の書籍化。なぜ無謀といわれるアメリカとの戦争に突入したのか、陸軍中枢にいたエリートが真実を語り尽くす。昭和史の第一人者、半藤一利氏による書き下ろし解説付き。
(「BOOK」データベースより)
【一言書評】
「アメリカと戦争するなんて、夢にも思わなかった」と口を揃える参謀本部、陸軍省の元エリートたち、
○環境の激変に対応できない
○戦略の見誤り&行き詰まり
○内部の“急進派”に攪乱される
○他部署(海軍など)とのコミュニケーション欠如&利権争い
○相手(アメリカ、中国)の反応を読み違える
その結果、次第に選択肢がなくなり、追い詰められる、そんな日本最強の巨大組織、今も近くにあるような気がします。