草原の風(上)(中)(下)(148)

【著者】
宮城谷 昌光 (著)

【出版社】
中公文庫

【内容】
(上) 三国志よりさかのぼること二百年。劉邦の子孫にして、勇武の将軍、後漢王朝を打ち立てた光武帝・劉秀の若き日々を鮮やかに描く。
(中) 三国時代に比肩する群雄割拠の時代、天下に乱立する英傑と鮮やかな戦いを重ね、頂点にのぼりつめた劉秀。天性の将軍・光武帝の躍動の日々を雄渾の筆で描く!
(下) いよいよ「天子」として立つ劉秀。その磁力に引き寄せられるように、多くの武将、知将が彼の元に集結する。臣を重んじ、民に寄り添った光武帝の後漢建国の物語、堂々完結。

【一言書評】
前漢から王朝を簒奪した王莽が建てた「新」王朝の悪政に,挙兵せざるを得なかった劉氏一族と田舎育ちの静かな若者 劉秀、のちの光武帝の物語で、「疾風に勁草を知る(激しい風が吹くと、風に吹き折れない強い草を見分けられるようになる)」の言葉に代表されるように、苦難を共にしてくれた部下の助けもあり、後に劉秀は天下を統一して、後漢王朝を開くまでをテンポよく一気に読み切れます!

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