【著者】
加藤 陽子
【内容】
かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。
世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。
世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。
その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。
だからいま、高校生と考える戦争史講座。
日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。
【一言書評】
「戦争は敵対する国家の憲法や社会を成立させている基本原理に対する攻撃という形をとる」国際関係、地域秩序、当該国家や社会に対して戦争が与える影響、未来を担う若い人たちに向け、近現代史からの教訓を学んでもらうために書かれたものですが、中高年の我々にも大いに勉強になるないようです。