さらば東大 越境する知識人の半世紀(156)

【著者】
吉見 俊哉 (著)

【出版社】
集英社新書

【内容】
日本を代表する知識人のひとりとして、非常に広い分野の著作を残し続けてきた吉見俊哉。その業績は、各分野の研究者たちに多大な影響を与えてきた。
2023年3月に東京大学を退官するにあたり、これまでの学問遍歴を振り返る「特別ゼミ」を実施。都市、メディア、文化、アメリカ、大学……著者が探求し続けた5つの論点を、かつての教え子たちと徹底討論。
そこから浮かび上がった、戦後日本社会の本質とは。
1か月で15万回再生を記録した最終講義「東大紛争1968-69」の完全版も収録。

【一言書評】
既にこのコーナーでご著書

大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起(38)

を紹介させて頂いておりますが、たまたま手にした一冊であったのですが、大変感銘を受けたことがきっかけとなり、吉見先生とは以前に一度対談をさせて頂いておりまして

「病院マーケティングサミットJAPAN 2020」Meet the President 1「ポストコロナ時代の大学再生〜ユニバーシティが進化させる大学組織〜」企画・座長・講演

この対談でも個人的に大変感動した思いがありまして、その吉見先生の「根源」とも言える部分を2023年3月に東京大学を退官されたのを機会に、都市、メディア、文化、アメリカ、大学という5つの論点を徹底討論した挙句?、そこから戦後日本社会の本質を浮かび上がらせたという、まさに集大成と言える一冊ではないでしょうか?

 

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