オックスフォードからの警鐘 グローバル化時代の大学論(40)

【著者】
苅谷 剛彦

【出版社】
中公新書ラクレ

【内容】
ワールドクラスの大学は「ヒト・モノ・カネ」をグローバルに調達する競争と評価を繰り広げている。水をあけられた日本は、国をあげて世界大学ランキングの上位をめざし始めた。だが、イギリスの内部事情を知る著者によれば、ランキングの目的は英米が外貨を獲得するためであり、日本はまんまとその「罠」にはまっているのだという――日本の大学改革は正しいのか? 真にめざすべき道は何か? 彼我の違いを探り、我らの強みを分析する。

【一言書評】
欧米ルールによって作られた大学ランキングは日本に不利なのは当然であり、それだけに踊らされず、言葉だけが踊っているわが国の教育改革を見直し、著者の言う日本の経験の強みを最大限に生かす大学の国際化を今後は進めてゆくべきだと感じました。

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