【著者】
ステファニー・ケルトン (著), 土方 奈美 (翻訳)
【出版社】
早川書房
【内容】
「財政赤字が膨らめば国は破綻する」「政策に必要な資金は税金として集めなければならない」―これらの「常識」は、政府が国民に手を差し伸べないことを正当化するための方便にすぎない!米上院予算委員会のチーフエコノミストやバーニー・サンダース議員の大統領選顧問を歴任するMMT(現代貨幣理論)の第一人者が「財政赤字の神話」を撃破し、経済のあるべき姿をゼロから構想する。(「BOOK」データベースより)
【一言書評】
「日本にとって重要なのは、政府の予算が赤字か黒字かではなく、国民にとってバランスのとれた公平な経済を実現するために予算が使われているかどうかだ」と述べる著者の言葉はまさに経済学のパラダイムシフトと言え、「財源は絶対に尽きない、足りないのは想像力、勇気、ビジョンである」は経済だけでなく日本、いや世界に足りないものという気がします。