オードリー・タンが語るデジタル民主主義(96)

【著者】
大野 和基(インタビュー・編)

【出版社】
NHK出版新書

【内容】
何が政府と市民の相互信頼を生むのか?
閉塞感の漂う日本へのヒントが満載!

台湾の天才デジタル大臣オードリー・タン氏は、デジタルを駆使して市民参加型の新しい民主主義の実践に挑んでいる。誰でも簡単に政治参加できるプラットフォームの創設や、1人1票ではない投票方法の導入など、画期的な事例を多数紹介。世界が注目する台湾モデルの精髄を説き、政治への諦め感が漂う日本人に変革の手がかりを示す。

【一言書評】
台湾の天才デジタル大臣の取り組みは「台湾モデル」として世界で注目されているが、民主主義の時間が短く、人口も日本よりも少ない国での成功例が、そのままそれなりに、あるいは国民の習慣や特性に基づく「日本流」の民主主義の良きにつけ悪しきにつけ根付く1億人を超える国でそのまま適応できるのか、と考えると悩みは尽きないな、と余計に閉塞感を感じる自分がおります。

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