物語 ウクライナの歴史―ヨーロッパ最後の大国(98)

【著者】
黒川/祐次

【出版社】
中公新書

【内容】
ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきたのか。スキタイの興亡、キエフ・ルーシ公国の隆盛、コサックの活躍から、一九九一年の新生ウクライナ誕生まで、この地をめぐる歴史を俯瞰。人口五〇〇〇万を数え、ロシアに次ぎヨーロッパ第二の広い国土を持つ、知られざる「大国」の素顔に迫る。(「BOOK」データベースより)

【一言書評】
おそらく多くの方々と同様に私もロシアによるウクライナ侵攻までは、この国に対する関心はあまりなく、昔ACミランにいてセリエA得点王になったFWのシェフチェンコ氏がウクライナ出身で、その後ウクライナ代表監督になったくらいの印象しかなかったのだが、約1,000年におよぶ歴史の中でそのほとんどが他国に占領され、多大なる犠牲を払いながらようやくソ連崩壊で独立を棚ボタではあったが勝ち取った歴史の中にウクライナの人々が持つ「不撓不屈」の精神とこの国なしでは立ち行かないロシアの現状、さらには国を守るために立ち上がる先祖代々DNAに刻まれた人々の思いのおそらく一端を感じることが出来ました。

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