20年ぶりのニュー・オーリンズ:初のBPS参加(2日目)

時差ぼけで現地時間の朝5時に起きた私。あれ、これはいつもと同じで別に時差ぼけではないか!?(^_-) 朝食無しので、日本で買ったカロリーメイトが朝食。さあ、今日から我々のBPSが始まります!

8:15から朝の最初のセッションが始まるのですが、ホテルを8時に出ると余裕で到着! O先生とは12:45に午前2つ目のセッションが終わったら会おう!、ということで別行動。

早速会場がわからないでキョロキョロしていると年配の男性が声をかけてくれる。「部屋がわからなくて」、「その部屋なら私も昨日行けなくて迷ったところだ。案内するよ!」と部屋まで連れて行ってくれることに! 「昨晩パレードがあったの見たか? 実は私も見ていないのだが」、「あれ、そんなのあったんですか?」、「今はMardi Grasのシーズンだからね」

このアメリカの基礎の学会の気楽さ、フレンドリーさは非常に心地よいですね。誰一人スーツなど着ないリラックスした雰囲気。基礎はこうありたいものだといつも思います。

さて、会場で困ったこと。ニューオーリンズは気温20度。なので中には半袖短パンの人もいるのですが、会場の中は冷房がガンガンなため、薄着では寒く風邪をひきそうなこと。2時間もいると体が冷えて、外の温かい空気に触れたくなります!一つ目のセッションが終わったらポスター会場でのコーヒーブレークへ。

ということで珍しく12:45まで会場内で頑張ったご褒美?に、ニューオーリンズ名物、Cafe du Mondeの「beignet(ベニエ)」を食べることに! 幸い系列店がリバーウォークの中にあるため本店まで行かずに済みます。大学院生のO先生と二人でお店へ。日曜日とはいえそれほど混んではいない店内。チコリコーヒーのカフェラテにパウダー砂糖のたっぷりとかかったベニエ3個を購入。ミシシッピ川の見えるテラス席で、気分は最高、、、いや、目の前の船が邪魔ですが、さあ頂きま~す!!

「うん、これはうまい!」と声を上げるO先生。久しぶりのベニエに大満足の私。

アメリカのスイーツといえば甘すぎるのが難点ですが、この揚げドーナツは適度なバランス。3個も一気に食べてしまいました(^o^)/

私が1996年にNew Orleansに行った際、当時の上司で今年3月退任される北里大学のK先生と私、そして腎臓内科から来ていたI先生の3人でここの本店に行きました。あの時食べた感覚に再び出会えた喜び! その後一時期日本で都内を中心に”Cafe du Monde”ができて、多摩センターや永山ま、あるいは新百合ケ丘まで通ったものですが、次第にお店は撤退し、今も残るのはJR京都駅のみ(かな?)

しかしここでは今はベニエは出ないので、「あれのどこがCafe du Mondeだ!」と私は認めません(まあ、私が言っても屁でもないでしょうが、苦笑)。

このベニエの味、あの甘すぎてまずかったシナボン(あくまで個人の意見です)なんかよりはよっぽど美味しいのになあ、また日本で復活しないかな~、と思ってしまいますね~。

ベニエを食べて会場に戻ると午後のスナックブレークではポップコーン屋台が登場! で、午後は4時までは若者?のためのCareer関連のセッションが続くこの学会。いや、プログラムを見ると毎日そういうセッションがあり、如何に学会として若い人の役に立とうとしているかが強い意志を感じます。

果たしてここまでやっている学会が日本にあるのかな、と思わずにはいません。そう、そんな学会が他になければやはり薬理学会がやるべきではないのだろうか!、そんなことを思う私です。

で、4時までまだあるので、近いから部屋に戻ろうか、何て思い、部屋に戻りベッドでごろりとするとそのままスヤスヤ。気がつくと5時! あっ、やば、やっちまった、、、これが時差ぼけ(汗)

まあいっかと割り切りおっとり刀で学会場へ戻ると、三々五々集まってくる日本人集団。そう、今晩は皆で集まって食事でもしましょう!、と国立がん研究センターの某N女史に依頼したら、なんと15名も集まったのでした(^_-)

 

6時に集合にしたらほぼ時間通りに集まる日本人集団。早速会場を出てお店のあるFrench Quarterへ歩いていきます! ここでお医者さん方ならタクシーで!、と行く所、貧しい基礎医学研究者は片道20分を皆で歩きます。見よ、この心意気(^^)

暮れなずむ街を歩き、レストランCreole Cookeryへ到着! 南部訛りの英語で何を言っているのかよくわからないアメリカ体型の黒人のウェイターさんの勢いに押されながらも注文をして、まずは地元のAmberビールで乾杯!

そしてここからケイジャン・クレオール料理のオンパレード!

Crab meat cakeにjambalaya、gumboスープにcrawfish etouffe、catfish、最後はoyster! 飲兵衛さんがたのテンションは上がり、白ワインから赤ワインへとボトルを空けていきます(^^)

最後は地元の有名?なカクテル「ハリケーン」。カテゴリー1からカテゴリー5まであるのですが、私はカテゴリ-1を頂きます。勇敢?なJ大のM先生とT大のO先生は揃ってカテゴリー4を注文!、、、と思ったら黒人のウェイターさんに「なぜ? カテゴリー5だろ!」とせっつかれ?、カテゴリ-5に変更! 恐るべし「筋生理グループ」!、って生理学会関係者しかわからないかもしれませんが(苦笑)

と、最後のハリケーンを飲んだところでお開き。で、そのままホテルに戻るのかと思いきや、足はフレンチクウォーターへ向かう!

夜はとても賑やかなフレンチクウォーター。Mardi Grasのシーズンとあってあちこちで仮装した人たちが闊歩している。特にバーボンストリートの賑わいは半端ない! 20年前に行った時にはあちこちに?いた2階で踊る裸のお姉さんは見当たらず、唯一道路に面した壁に女性の写真が飾られているだけ。随分健全になったようで! ストリートにはポリスの姿もあるので、まあそれほど強い感じはありませんでした。そして三三五五解散か、と思いきや、筋生理組は二次会へ行くとのこと!

さすがにパワーのない私は下戸のO先生と共にホテルに戻ることに。

翌日聞くところでは閉店の午前1時まで飲んでいたとのこと!、いや、私には無理でしたですね、、、(^^;;

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