GW日帰り栃木ドライブ(5/4)

連休の中日(正確には4/30も連休なはずですが)4/30-5/1は高知大講義に5/2は千葉ー越谷ー新宿と南関東移動。それまでの期限に追われる日々の疲れも加わり、5/3は丸々1日家で寝込んでおりました。

で、1日寝たことで完全復活!、とまではいかないのですが、随分と体も楽になったので、本当はやらないといけないこともあるのですが、それをやるためにもまずは1日くらいは家族サービス(家族duty!?)を果たすべくフランス留学中と思わせる?久しぶりに激しい1日を過ごしました。

まあ、朝5時起床はいつも通りですが、家内を起こし、最後に寝坊助のバカ息子を叩き起し、東京三鷹の自宅を出たのが朝5時半過ぎ。
高井戸から首都高に乗るいつものルートですが、この時間道行く車が平日並。やはりGWか!?

高井戸から首都高に乗り西新宿から山手トンネルへ。ここも交通量が平日並。江北から川口線に入ると流れが悪くなる。まあ諸般の事情でスピード控えめのため(汗)、ちょうどいいのですが、東北道浦和料金所を過ぎると一気に状況悪化。

ナビの表示する久喜を先頭に渋滞のオレンジ色が赤色に変わり、なんと岩槻からそれが始まる、、、どころかもう、目の前渋滞! いや、朝6時半に既に浦和から渋滞、GWはやはり凄い!

今日は最初から朝5時半に出て帰宅は夜10時で良い、という長時間行軍作戦だったので、まあいいや、と本当は蓮田スマートICまで行きたかったのだが、早々に岩槻ICで降りて一般道へ。そこはまだ国道16号(汗)。さすがに春日部に入ると朝でも混みそうなので、杉戸から幸手を経て国道4号に入る。

桜と菜の花のコラボの美しい!噂の権現堂を通過し、栗橋で利根川を渡り古河に入る。歴史オタクの私には古河公方公園とか、それとは別に渡良瀬遊水地とか行ってみたいツボはあるのだが(苦笑)、朝早くからそれをやると疲れるので、まずは壬生町を目指して北上を続ける。

しかしついに車を止める時が! 茨城と栃木の県境を越えると野木町。そう、ここにはおよそ1600年前、仁徳天皇の時代の建立と言われる「野木神社」があるのです。平安時代の征夷大将軍、坂上田村麻呂が延暦21年(802年)にここに詣で、勝どきをあげたとも言われる由緒正しい神社。「小さくてもキラリと光るまち 野木町」というキャッチフレーズに相応しい場所です。

面白いのは野木町の「町鳥」は「フクロウ」とのことで、そのモニュメントが境内にあること! 実際町内に営巣が確認されているらしく、自然の豊かさを感じます。またここは二輪草の群生地としても知られている他、樹齢約1200年の大いちょうは「とちぎの名木100選」に入っているとのこと。突き出た枝が「龍神さま」のように私には感じられました。

車に乗って起きない息子はほっておいて家内と参拝し、境内を散策。心地の良い風が吹いてきます。さらに末社に参拝していると太陽の光が私の顔に突き刺さります。身体中に神様からのパワーを注入して頂きました。また来たいと思う場所ですね!

さて旅を再開。国道4号、間々田を抜け小山に入ります。「粟宮」というので何か神社でもありそうだな、と思うと「安房神社」の標識が! 栃木で「安房」?と思いましたが、後でネットで見たら、どうやら本当に安房の国から川伝いにここまで移動してきた様子。まさか小山と南房総がつながるとは思いませんでしたが、今度ゆっくり訪ねてみたいですね!

続いてひたすら4号を北上。途中「小山評定」で有名?な須賀神社を通過。小山にはコメダがあるからそこでモーニングにしようか、などと言いながら、ナビの設定に手間取り、そのままひた走る。結局喜沢交差点で4号を離れ壬生に向かう。

姿川を越えるとそろそろ下野市へ。そこで思いついて何度も近くを通りながら行ったことのなかった「天平の丘公園」に立ち寄ることに!
しもつか風土記の丘資料館近くの駐車場に車を止め、まだ寝ている息子をおいて花広場を散歩。八重櫻はさすがに花を多くが落としていましたが、藤が咲き、ツツジも鮮やかな色をつけています。しかし何より空が広い! この広さが栃木の良さ!


青い空に白い雲、開放感がありますね〜。広場で進む「天平の花まつり」の準備。屋台が沢山出ていて日中は人で賑わうのだろうなと何となくワクワクする感じです。周辺の芝生には早くもシートを広げて食事をしているカップルや家族が! この公園はこういう場所だったのだな〜、と栃木を離れて初めて知りました。

道路の反対側にも公園は広がっているのですが、そちらまで行くと時間を取られるので、また今度(いつ?)ということにして先を急ぎます。そう、本来の目的地であるD医大へ!

朝の9時でしたが、人は殆どおらず。薬理学教室4階廊下の台車を借りて、教育医療棟7階の私の部屋へ! そう、この4月に大量に昇進したため准教授室が不足しているので、部屋を退去して欲しいと言われているのです。特任教授でも週3回以上来る方には部屋を供与するものの、それ以外はダメということで。
「だったらもう来ないよ!」、とも言えないので、先月の会計検査院の監査に備えて千葉から来て視察にも同行し、来月には学長VIPの先生の応接係としてこれまた千葉から来るので、「余人をもって代えがたい」役割を担っているのですから!、とまでは言いませんでしたが(笑)、とりあえず代替地を探して下さいと依頼を出しながらも、まあ事務方も苦労しているのでしょうから、とりあえずいつでも退去できるように可能な範囲で荷物を持ち出すことにしました。

とはいえ、今回は家族の車に乗っているので、PCディスプレイ1台に古いスキャナ1台、そして書類ファイルの手提げ袋2点にダンボール一箱だけ運ぶことに。まだまだ来ないと無理ですね〜

ということで、荷物の搬入を終えてまだ朝9時半過ぎ。これならいけるかな、ということで屈指の観光地「日光」を目指します!

まずは鹿沼あたりでお昼を食べて、ということで壬生から鹿沼へ!
鹿沼から例幣使街道に入り、そう「日光杉並木街道」を走って日光入りを目指します。鹿沼市内で適当な店が見当たらず、そのうち例幣使街道に入ってしまったので、仕方なく交差点にあるLAWSONでサンドイッチ等を買い込み走りながらの朝食。フランス時代は日曜日は店がどこも開いておらず、飲まず食わずで何時間も走ったことを思い出します。あの時は若かったな〜、そして日本はいいな〜!

途中通行止の区間があったものの、例幣使街道を順調に北上し日光市内へ到達。しかし、国道119号は下今市駅近くで一度渋滞。それを抜けて北上するも、再び先の見えない渋滞。う〜ん、やはりGW、ここから渋滞するということは市内はさらに混雑するか、と予想し、一度上今市まで引き返した後、国道の側道である県道248号から市内入りを目指すも、こちらも渋滞。県道247号を通っても行き着く先は同じかな、ということで、ここで日光市内突入を断念。しかしこのまま引き返すのは何なので、途中花の咲いているのを見かけた「日光だいや川公園」に入ることに。

朝の天平の丘公園よろしく、こちらも広い園内。とにかく空が広い!!、これぞ栃木の公園!、という感じです。高度が平野部より高いせいか、八重桜も多くがまだ花をつけていてしかもツツジも咲く始めており、木々の先には日光の山々が見え園内散策がとても快適です。ようやく目覚めた息子も、首輪を外されて喜ぶ?犬のように走り回ります(笑)。

とても全部は回れないので適度に切り上げ、地元の農産物コーナーへ。珍しく私の大好物のズッキーニを売っているので、それを購入し、再び駐車場へ。まだ12時半になっていない状態。さあ次は何処へ!?


そこで何年か前に息子と一緒に出かけた「芝ざくら公園」のある市貝町を目指すことにします。しかも日光宇都宮道路経由で宇都宮市内抜ければ早いですが、味気ないので、敢えて塩谷から矢板を通って喜連川、烏山を経て市貝に行く遠回りルートで、私の大好きな「里山」ドライブをすることにしました。まあ午後2時過ぎくらいに着けば、人も少ないのではないか、という思惑です!(^^)

車は順調に市貝町を目指します。前に大型トラックや軽自動車など遅い車がいても焦ることはないのでのんびりと栃木路を、いや南那須路を走ります。空は青く、のには緑の木々が茂り、平地にはまさに田植えが終わったばかりの水田が広がる風景。大学4年生の時に運転免許を取り、車で大学に通ううようになりあちこち出かけた房総半島。いわゆる里山の風景は日本の「原風景」のような気がして、どこに行くという目的もなく、そんな風景を見ることで癒される自分がいました。私の家内の出身県である茨城県も、そして約5年お世話になった栃木県も、街から外れた場所にはこの原風景が広がっており、それを見ながらただひたすら走ること、それが私の頭をリフレッシュさせ、心を癒してくれるのです。

余談ですが昨年から始めたふるさと納税。最初に選んだのはこの「市貝町」です。芝ざくらは勿論観音山には私が桜よりも好きな花「梅」の里があり、さらに私の好きな栃木三代名酒と言われる「惣譽」酒造がある市貝町、返礼品がお得だから、というよりも酒を通じて、そして芝桜や梅を見に何度か出かけたこの街にお金を使ってもらいたい、というのが大きな理由です。

そして市貝町芝ざくら公園到着。予定より早い午後2時。ということで、公園近くの第一駐車場に入れるかと思いきや、残念ながら第二駐車場へ。ここからバスで公園まで行くことになります。

車を止めてバス乗り場へ。待っていた乗客が乗り込んでいる列に行くと、「次のバスが来るからそれに乗って」と案内の高齢の女性。以前来た時よりもバスの本数が多い感じです。
「今年の芝桜はどうですか?」、「あ、いいよ、7日まで大丈夫だよ! 今年は
(寒くて)桜が遅かったし、朝と夜の気温も低いからまだ芝桜が咲いていてくれてるから。よかったよ、今年はクレーム言われないから。いつもはGWまでもたないんだよね〜」とのこと。前回来た時は確かにピンク色の部分が少なくてなんだかまばらな感じでしたから、市貝の芝桜は(昔見た秩父の羊山公園よりも)大したことないな、と思ったのですが、気候、特に気温(寒暖差)が場所で違うので、市貝は特にGW前じゃないと綺麗には見えないのかもしれませんね。しかし、まあ気持ちはわかりますが、こんな高齢の女性に文句を言う客もいるのか、と我が国に蔓延る「クレーマー体質」がここにも!、と呆れました。ここは駐車場代500円は取られますが、入場料は取られないのですけどね〜。

で、バスに乗って公園へ。果たして芝ざくらは如何に、、、うん、まずまずですね。やはりどうしても薄まっている部分もあるのですが、全体に前回よりも綺麗に咲いているように見えました。

まずは展望台に向かい、全体を見渡し、その後ぐるりと園内を一周。まばらな部分はやはり花がすでにしおれていて、一部緑の元気な小枝?が伸びてます。そうか、やはりGW前がいいのだな、と初めて理解しました(苦笑)。でもその時期にここに来るのは難しいですよね〜、4月早々ってことですからね。

さあ、一周したらお腹も空いたので、ここでお昼に。オススメの芝ざくらセットはご飯がないので単品で、とのこと。そこで私はもりそばと天ぷら。車なので酒は無し(^^)。ここではそば打ち体験などもあるのですが、このお店のそばのコシのあること! 噛み応え十分でした。


食後のデザートはストロベリーアイス。やはりね、栃木といえば苺ですので!そして家内と息子はふるさと納税の返礼品に入っていた「てっちゃんぷりん」を頂きました。トロトロで濃厚なんですよね〜!

さあそろそろ3時も過ぎたので、公園を離れることに。次はお土産を買うべく、「道の駅 サシバの里 いちかい」に行くことに。さて「サシバ」とは何か?「差し歯」ではなく「差羽」と書く海を渡るタカの仲間で、どうやら市貝町の北部地域が世界有数の差羽の繁殖地なのだそうです。市貝町のキャラクターは「サシバのサッちゃん」!、決して「差し歯のおばちゃん」ではありませんので、って誰もそんなこと言わないですね、失礼しましたm(_ _)m ちなみにサシバのサッちゃんには「イッちゃん」、「カイちゃん」という二羽のカワイイ子供がいるようです(笑)

バスで第2駐車場に戻り、車で道の駅を目指します。公園を出て、ナビに従い、山道ルートを通り坂を登ると、カラス大の黒くないゴケ茶色の鳥が道の先を上昇して飛んでます。あれ、サシバかな〜、と木の上に止まった鳥を見ながら通り過ぎましたが、後で道の駅にあった剥製を見て確信、「あれ、サシバだった! 写真撮ればよかった〜」と残念。

それはさて置き道の駅へ。市貝らしいお土産はないかな、と探しましたが、これというものは無し。でももうこれ以上この辺りで時間を使うことも出来ないので、こんな感じかな、というものを購入。連休明けに大学に持っていきますので、こうご期待!?(^^)

さてここから渋滞を避けてどう帰るのか? 渋滞解消までの間、「阿見プレミアムアウトレット」で時間を潰す作戦。時間は午後4時。今日は晴れなので、午後6時半までは明るいだろうと踏んで、一般道を南下する作戦をとります。

ということで市貝から益子を抜け、茨城県の桜川市に入ります。そこから真壁を通り筑波山の西を抜けてつくば市を目指し、圏央道に入り阿見東に行くプランです。


このルート、真壁を抜けてつくば市に入るまでは渋滞もなく極めて快適なドライブ。特に筑波山麓を走った際の筑波山の美しい事、まさに神の山という感じでした。

つくば市内ではさすがに混みましたがまあ市内の夕方とくればそのくらいは覚悟の上。無事に圏央道にたどり着くと阿見までは渋滞もなくスムーズに到着。午後6時を過ぎていましたが、予想通りまだ明るい! とはいえ陽も西に傾いておりアウトレットの施設がいい感じの色に染まっていました。

しかし驚いたのは駐車場の車の数、そして施設内の人数。以前夏休みの夜に来た際には結構ガラガラだったのですが、さすがに連休ですね〜。アウトレットも終業時間を夜9時に延長しているせいか凄い人の賑わいです。まあつくばや土浦からも近いのでその辺の人が大勢いるのでしょうね。

ということで、アウトレットの中を1時間かけて一周。その間家内の買い物に付き合い、お付き合いに飽きた息子と店の外でじゃれ合いながら家内を自由にしてあげて、何ていい旦那さん!(但し今日限定、笑)

午後7時、そろそろお腹も空いたので、フードコートへ。どれがいいか、目移りしましたが、ミニわらじカツ丼が食べたかったので、中華そば いちやへ。醤油ラーメンは家内と分けて、その後デザートと称して成田ゆめ牧場の「過激な牛乳食パン、ホットチョコトースト」とコーヒーを頂きました。

午後8時、それまで続いていた阿見東ー牛久阿見の渋滞が解消したのを見て、アウトレット出発! 常磐道、環状線、そして4号線と乗り継いで高井戸へほとんど渋滞なく到着。途中休憩もなく9時半、計85分で自宅に着きました。

フランス留学時代もこんな感じで週末は出かけておりましたが、さすがに50歳を超えた今は連日ではきついですね。5/3の完全休養あっての今日の強行軍。明日5/5はまた家で休み、5/6から仕事再開します!

長い長いGWの位置にちが終わりました。

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