昨晩帰宅したのも夜11時であったが、約束を違えるわけにもいかず、翌日は朝5時に起床。まあ何時に寝ても早朝覚醒のジジイはちゃんと起きてしまうのですね〜(^^;;
この日は5/31期限で文科省に提出するために作成した報告書、そして試薬と細胞を受け取りに古巣獨協医大に車で出かけるついで?に、現在千葉大学医学部薬理学とウイルス学に交換留学で来ているタイのMahidol大学医学部2年生3名を連れて、「梅雨の北関東強行ドライブ」に出かけました。
一度千葉に行ってから再び東京方面を朝目指すのは渋滞にはまる可能性が高いので、中間点?であるJR津田沼駅に朝7時に落ち合うことにしたため、私は朝5時半に東京三鷹を出発。高井戸で中央高速に乗るまでは結構車もいましたが、首都高に乗ると車は少なく、6時半過ぎには津田沼到着。コンビニで買ったサンドイッチをほうばり、彼らの到着を待ちます。
夜更かしの若い子に朝7時は辛いだろうなと思いましたが、約10分遅れと以外に早く?到着。無事に駅前で彼らをキャッチし、幕張ICから高速に乗ります。
先週末に「佐原」に出かけたという彼ら。佐原よりも潮来のほうがあやめ園は広いのだけれど、「Irisを見てきた!」というので、被るのはなんだから予定したあやめ見学は取りやめて、まずは下総国一宮である「香取神宮」を参拝。
旅の無事と彼らの留学の成功?を祈って、小雨の降る中参拝。ちょうど朝の礼拝?と重なり、神主さんや巫女さんと遭遇したのは良かったか? とりあえずお参り心持ち?とお作法を学んで頂きました。
潮来はそのまま通過して走る事1時間、大洗に到着。カメラが趣味という薬理学に在籍中のinkさんがカメラ好きというので、フォトジェニックな場所を紹介しようと大洗磯前神社へ。
何と言っても海に現れる鳥居は見応えがあるのではとの思いで来ましたが、どうやら海(太平洋)が今回見られるとは思わなかったようで、喜んでもらえました(まあ元々「日光に行く!」と言ってましたから、誰でも山に行くと思いますよね?、笑)
ここで日本好きのankくんが「海に近いところに来たら海の美味しいものがあるだろうから、ここで何か食べましょう!」と提案。勿論望む所!、ということで大洗磯前神社に続いて那珂湊おさかな市場へ行くことに!そんなこんなしていると空には一部青い部分が! お〜さすが「晴れ男」(^^)
今度の週末に千葉大医学部2年生らと築地市場に行くとのことでしたが、メジャーで人も多い築地とはまた異なる、地方の市場を見てもらうのもいいかと連れてきましたが、人も少なくお店も見放題ということもあり、水ダコやアンコウ、ホヤなど珍しい?上がったばかりのものを見てテンション上がっている彼ら。
そろそろ11時ということで、私が以前義父らときたことのある森田水産の回転寿しに入ることにしました。
新鮮なネタの数々に驚く、と同時に熱心に写真を撮りながらのランチ。好きなものを食べてもらえるのはまあ嬉しいことですね!
食後はまた市場をブラブラして買い物などしてもらったら、いよいよメインの栃木へ出発。12時に那珂湊を出て北関東道をひた走り、1時過ぎには獨協医大に到着しました。
報告書に試薬と細胞を受け取るのですが、ここで彼らと同じMahidol大学の大学院を出た私の古くからの同僚のPaeさんを紹介。まさか彼らも栃木まで来て母国語のタイ語で話しをすることになるとは思わなかったようで、ある種のサプライズ成功!? 私の古巣の獨協医大薬理学講座を簡単に紹介したら、早速次の目的地に向け出発! 結局小一時間しか獨協医大には滞在出来ませんでした(涙)。まあまた木曜日に来るので!
午後2時、壬生では雨は上がっていましたが、山の上の日光はどうか保証はなかったので、雨で日光が散歩出来ない可能性も考え、その前にとりあえず室内で雨の影響がないという理由で大谷へ! そう、大谷資料間ならば地下なので雨の影響はないですからね。ということで走ること30分、大谷にやってきました。
地下にある広大な空間に驚く彼ら。まあ驚いてくれないとつまらないのですがね(^_-) ただ問題は薄着で来ていたInkさんが寒そうだったこと。見学を終えて戻ったらなんと入り口にはブランケットがあり、Inkさんにお詫び。まあ若いから大丈夫かな?、なんて(^^;;
大谷で結構時間を使ってしまったので既に午後3時半。やばい、世界遺産 日光の社寺の見学が出来なくなるかも! ガイドブックを見ると受付は16:30まで。うん、まだ間に合う!、ということで、ここから日光宇都宮道路を走って日光市内へ向かいます。
そして何とか市営駐車場に着いたのは16時過ぎ。とはいえ東照宮、輪王寺、二荒山神社と2社1寺の全ては見られないので、メインの東照宮に絞ることに!「他はまた次回来た時にゆっくりまわってね!」ということです(笑)
雨の平日とあって、人はまばら。でもこの静けさが逆にいいですね。参道も霧に覆われ、先まで見えないのも趣があります。
「閉門は5時ですからね」と念を押されながら東照宮に無事に4時半前に入園。神社なのに金を取るのは気に入らないのですが、今回は彼らのために渋々お金を払って入ります(ただケチなだけ?、苦笑)。
定番の「見ざる、聞かざる、言わざる」を見てもらい、陽明門へ。黒と金の絶妙なバランス?の絢爛な門を見たら、一気に奥宮へ。歴史オタクのAnkくんが「ここまできたら徳川家康の墓を見ないと!」ということで、息を切らせながら207段の階段を登り、家康公にご挨拶。いや、ひょっとするとこれは中学の修学旅行以来なので約40年ぶりですね(苦笑)
「眠り猫」を見たら鳴き龍の薬師堂へ。龍の絵の下では本当にエコーがかかるのに驚きました(来たはずなんですが、、、汗)。
無事に5時の閉門前に東照宮を退出。これで本来の目的を達成! この後霧の中のいろは坂を登って中禅寺湖まで行くことも可能でしたが、さすがに若いとはいえ彼らの疲れを感じ、無謀なドライブはここで終了!
この後は彼らの希望で栃木(鹿沼)の「そば」を食べに行くことに! 新鹿沼駅近くの「みっちゃん蕎麦」へ。「芭蕉の好物は蕎麦とこんにゃくであった」ということから命名された?「芭蕉そば御膳」を注文。鹿沼こんにゃくみそおでんが最初に出てきたものの、「これはスイーツではないのか?」と怪訝そうな彼ら。まあこれも異文化交流(笑)。
そして盛りそばに玉ねぎのかき揚げ、そば餅のセット。どうやら彼らは炭水化物だけをひたすら食べるのは苦手なようで、鳥の唐揚げを2皿注文! なるほどね、私などはこの芭蕉セットがぴったりで、むしろ肉よりも酒が欲しいくらいなのにね〜、、、
ということで午後7時鹿沼を出発。ここから東北道、首都高、湾岸と走り穴川へ! 千葉大に到着したのは9時半前。まあ渋滞も無く順調でした。
荷物を大学に置いたら今度は彼らを千葉駅まで送り、ここで今日のお別れ。残りの日々も日本、そして千葉滞在を楽しんで欲しいですね。そして今日の東京(千葉)とは違う、ローカルな「普通」の日本の面白さを感じてもらって、彼らが少しでも「日本好き」になってくれれば、私も1日丸々使った甲斐もあるかな、なんて思いながら、千葉から再び東京に戻り、無事に10時半には帰宅できました!
さすがに疲れましたね〜、1日500km以上走ったかな〜〜(^_-)