1日缶詰めの研修で終わった土曜日に続いて、8月最初の日曜日は人生初となるミスチルのライブに出かけました。
まあ私自身はCMのテーマソングにもなり大ヒットした”innocent world”からミスチルを知ったのですが、それでもかれこれ20年以上、アルバムも買い、カラオケを歌い、留学を機に一時期離れていたものの、前職時代には「D医大の桜井和寿」を自称するなど(笑)、長い付き合い?になります。
特にD医大に赴任した最初の年、2011年は大震災直後の栃木赴任で、なんとなく世の中自粛モードで、また単身赴任生活だったこともあり、自慢?のMacの大画面で、しばしばミスチルのライブDVDを一人で見ている日々が続きました。
自粛モードがなんとなく終わった後は、D医大で学生さんを初め、大学の教員職員、そして関連病院の職員の方々などなど、それは広範な方々とカラオケに勤しんでおりました。
ミスチルはカラオケの十八番の一つであり、その度に「ライブに行かないんですか?」、「ファンクラブに入ると取りやすくなるそうですよ」と言われ、カラオケ仲間がミスチルのライブに行くんですよ、と聞くと「いいな~」くらいにしか思っていませんでした。
で、今年の4月。(おそらく)D医大での最後ろなる薬理学の講義を3年生相手に2コマやりました。いつもの通り、私のJOYSOUND f1分析採点IIIの最高点97.9点の写真を出して、学生さんを挑発すると、数名の学生さんから「カラオケ行きましょう!」というリクエストが来ます。残念ながら今年は「超」忙しくて、重要な用がある時以外は栃木に行くことが出来なかったため、これからお誘いをするのですが(笑)、4月の時点である学生さんからメールが来ました。
「8月6日(日)に横浜でのミスチルのライブに当たったのですが、東医体期間中で一緒に行ける友人がいないので、先生一緒に行きませんか?」
カラオケの誘い、飲み会の誘い、そして房総半島一周ドライブの誘いなど、もろもろのお誘いを学生さんから頂いてきましたが、ライブに行きましょう!のお誘いは初めてで、正直驚きました(笑)。しかし「誘われたものは絶対に断らない」主義の私(最近英語の教科書監訳は断りましたが、苦笑)、家族の行事が無いことを確認して出した返事は「了解!」でした。
D医大では私は「医学研究室配属」の科目責任者を務め、それと連動する形で新入学の1年生対象の講義「基礎医学研究への招待」という科目を開設し、その最初のイントロダクションは私が務めていました。そう、1年生がD医大に入学して最初に受ける講義、その担当者は「私」だったのです!
なので、今年4月に薬理学講義で2コマD医大に行った際にも「みんな俺のこと知ってる?、知らないでしょ、D医大のレジェンドです!」と自己紹介するも、皆「うん」と首を縦にふるので、あれ、なんか期待した反応と違う、、、と感じたのですが、それは実は彼らが1年生で入学した年まで私が担当していたので、私のことを覚えていてくれたのでした。(実際にはこのM君、叔父さんが私の高校の同級生という縁もありました、笑)
そう思うと、前職D医大での私の存在もこの3年生で最後かな~、という気持ちになります。そう、この3月、最後のK林安西組のメンバーが国試に合格して母校を旅立って行ったことで、随分とK林大学も遠く(本当は家から一番近いのですが)感じられるようになりました。
それはさておき、日曜日は12時に新横浜駅で待ち合わせ。雨が予想された横浜ですが、雨具の心配など不要な青空! まずはお昼がてら新横浜のラーメン博物館へ。
博物館はハナから見る気は無く(笑)、早速地下に進み、ラーメン屋を物色。熊本の「こむらさき」や札幌の「すみれ」も魅力的でしたが、私が一番好きなのは「醤油」ラーメン。しかも首都圏では食べられないもの、となると今回は「利尻昆布の旨味の凝縮した」が売り文句の味楽を選びました! 暑い日でしたが「焼き醤油ラーメン」をチョイス! 器がちょっと小さい気もしましたが、意外に食いでがあって、そして何より美味しいスープ! 思わず飲み干してしまいそうでした(汗)
さあ、ここからは早速日産スタジアムに! ライブに何回か来ているM君の話では、グッズを買ったり、スタジアムの駐車場にはツアーバスがあり、また周囲には色々モニュメントがあり、ライブの始まる前に来て、ファンは皆写真撮影をしている、ということ。郷に入っては郷に従へ、ということで、まずはグッズ売り場へ!
「特に買うものは無いよ」と言っていたのですが、やはりそこは人が持っているものを見ると買いたくなるもの(苦笑)。暑い日ということもあり、皆が首にかけているファイスタオル、そしてパンフレットを結局購入しました。
続いてツアーバスを見にスタジアムを半周。まだ午後2時前(開演まで3時間!)とあって人はそれほど多くはないですね。しかし周囲にいる人たち、7-3か8-2で圧倒的に女性! でもみなさんそうお若い訳ではなく(笑)、30代から40代の方々が多い感じで一部?私よりも明らかに上!という方々もおあれ、勿論20代っぽい人もいましたが、幅広い世代のファンがいるのは、さすがミスチル!、他にはサザンくらいしかないのじゃないかな、と思いました。
モニュメントの前で並び、前の人の写真を撮る代わりに、後ろの人に写真を撮ってもらう。こうやって知らない人同士でも同じファン!ということで、仲良くやっている姿がいいなと思いました。そこでオッさんの私もM君と並び、記念撮影(^^)
暑いので、かき氷を注文。ミスチルくんストローは記念に持ち帰りました!
さあそうこうしているうちに開場の3時が近づきます。ということで、我々の席の入り口である西ゲート前にて待機。さすがに開場前にはグッズ売り場は人で溢れかえっています。3時前に「間も無く開場です」のアナウンスがあり、ゲート前で待つも3時を過ぎてもなかなか入れず少しイライラ。でも皆大人しく待っているのはきっと日本なんですよね~、ということで、いい大人の私も暑くてたまらなかったのですが、文句も言わずにちゃんと待ちました。
そして開場、サッカーの試合を見に来たのはもう何年前か、というくらい久しぶりで、フィールドの上にも所狭しと並べられた席を見ると果たして何人収容できるのだろうか?という感じでそれはそれで壮観でした。
ここからあと2時間か~、とは思いましたが、これが買ったパンフレットを見ていたり、「日産スタジアムに来ました!」とFBやTwitterにUPしたりとしていたら案外時間は早く過ぎ、開演の5時が刻々と迫ります。
5時になり、開場の席もほとんど埋まってきました。結局メンバーが出てくるまで15分位かかりましたが、高まる期待。そして遠い先のステージ(笑)にはきっとそうだろうちいうメンバーの姿がスポットライトで照らし出されると歓声が上がります!
そして演奏開始。最初の歌はCenter of Universe. 続いてシーソーゲームに名もなき詩で会場のテンションが一気に上がります!
そこからはもう書くことは無く、もちろん感動のステージ、なのですが、演奏の臨場感と会場の一体感はやはりライブじゃないと感じられないな~、と思う反面、DVDの方が3時間たちっぱなしで聞くこともなく落ち着いて聞けるかな~、というのはやはり「年寄り」だからですかね。DVD見ながら部屋で一人良く歌っていたので、ライブでも一人歌っていましたが、だんだんカラオケに行きたくなりました!(笑)
ライブじゃないとわからないな~、というのは私の好きな曲の一つである「ニシエヒガシエ」
ライブDVDでも見たことあったのですが、あの仕掛けの迫力と派手なスポットライトの感じはライブじゃないとわかりませんね! 一人興奮しておりました(苦笑)
そして個人的に嬉しかったのは「1999年、夏、沖縄」が演奏されたこと。ライブには馴染まない曲だと思うのですが、昭和40年代の人間として共感できる詩の内容に、ミスチルのメンバーが押し付けがましくなく、さりげなく自分の思いを伝えている様子が、「人に伝える」仕事をしている私には改めて勉強になりました。
あっという間に2時間半が過ぎ、アンコールへ!
まずは「蘇生」
胸を揺さぶる憧れや理想は
やっと手にした瞬間に その姿消すんだ
でも何度でも何度でも、
僕は生まれ変わっていく
そしていつか君と見た夢の続きを
最後は「終わりなき旅 」
閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっと きっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
もっと素晴らしいはずの自分を探して
50を過ぎたオッさんの私ですが、「常に前へ!」進むことを目指す私。
そうだな、いい歳したオッさんですが、まだまだ多くの夢を見て、一つでも多く実現したい、その気持ちを忘れちゃいけないな、と痛感しました。
「憎まれっ子世に憚る」
まだまだ人に嫌がられても、「いい」と思うことはやり続けて行こう!
そんな「アホ」が一人くらいいないと世の中面白くないですからね。
なんて妙に自覚しながら自らを見つめ直すきっかけをもらった初のミスチルのライブでした。
で、終わらず、大変だったので、ここから。約7万5千人が一気に小机、ないし新横浜を目指すので、スタジアム周囲は大混雑。我々はラーメン博物館の方から迂回して新横浜に戻り、私は新幹線で東京駅まで戻ることに!
それがまた同じことを考える人は沢山いて(汗)、新幹線の切符売り場も大行列。いや、ほんとハンパないですね、ミスチル。新横浜周辺の経済効果も大きいのでしょうね、、、
まあ、なんとかその後は無事に東京三鷹まで帰れました。
しかし疲れました、でも心地よい疲れですね。
ということで、今度やる「一人ミスチルコンサート」カラオケのために(多分こうだったと思う)この晩の曲目一覧を!
1. Center of Universe
2. シーソーゲーム
3. 名もなき詩
4. GIFT
5. Sign
6. ヒカリノアトリエ
7. 君がいた夏
8. Innocent World
9. Tomorrow Never Knows
10. Simple
11. 思春期の夏
12. 365日
13. HANABI
14. 1999年、夏、沖縄
15. 足音
16. ランニングハイ
17. ニシヘヒガシエ
18. ポケットカスタネット
19. himawari
20. 掌
21. Printing
22. Dance Dance Dance
23. fanfare
24. エソラ
25. Overture
26. 蘇生
27. 終わりなき旅