8月最後の週末、壬生町にて

2日ばかりの夏休みを終え、8/26土曜日は「第39回腎臓セミナー・Nexus Japan」に参加のため、東京医科歯科大学M&Dタワーにやって来ました。

YIA受賞者の講演、そして大島賞受賞者の長谷川先生の講演、時代はどんどん進んでいますね〜

と、前半部分を聞いたところで、残念ながら腎臓セミナーを途中で退席。そうこの後は獨協医大に向かいます! 実は 8月はこれが初めての訪問です。

獨協医大に在籍していたのは4年9ヶ月。その前に杏林大学には9年8ヶ月、フランス留学を挟んでその前の北里大学には4年3ヶ月で、千葉大学には研修医1年半+研究生半年+大学院生1年半の計4年半ですから、獨協医大には社会人生活の約5分の1、2番目に長い在籍期間になります。とはいえ、一番長い杏林大学では助手〜学内講師〜講師〜准教授と3段階ステップを上がったものの、所詮教授ではないので、9年いた割には「存在感」としては希薄ではなかったか、と個人的に考えており、やはり獨協医大で「教授」としてお迎え頂いたことはとても大きく、「責任」も増えましたが、それまでとは全く違う「活躍の場」を得ることができたと考えております。

そしてそのことが、思いもしなかった母校への復帰と言ういわば「蘇生」につながるのですから、人生本当に何があるかわかりませんね。

で、この日は何をしに獨協医大に行ったのか?、ですが、勿論ある事務的な手続きや、今も獨協で仕事をしている元部下と研究の進捗状況の確認はあるものの、メインは以前顧問をやっていた獨協医大硬式テニス部の3,4年生と、私の在籍時に従来春にやっていた「幹部飲み」、つまり2年生が3年生に進級して幹部学年になることを祝う、個人的な?行事を、時間が取れず延び延びになっていたのですが、8月に入ってようやく開催にこぎつけた、と言う訳です。

特に私の在籍時には私は「基礎医学研究への招待」という科目の責任者を務めており、なんと4月に入学した1年生の最初の講義がこの科目で、さらにそのトップバッターが私! ですので1年生が最初に聴く講義は「私」の講義、なのでした。しかしそれも2015年入学の学年で終わりましたので、つまり獨協医大の現3年生がその最後の学年になるのです。

なので、こちら的には思い入れの深い学年なわけですが、この日まで殆どの学生がまだ夏休み期間とあって、この日来てくれたのはわずかに7名のみ
まあ、獨協を去って約1年8ヶ月が経ち、既に過去の人間になっていますから、「いまさらな〜」と思われても仕方ないな、と。「去る者日々に疎し」ですからね

とはいえ、そんな中でも7名の学生さんが「わざわざ」来てくれたのはとても有難く思います! で、この日はよく学生さんたちと飲みに行った、超久しぶりの「Firebird」へ!

今年久しぶりのベスト8でも涙したという男子部員たち。来年は優勝を目指すという彼らの熱意にほだされ、来年の東医体に応援に行く約束をする(^_^;) まあ”I ❤️ DOKKYO”ですから(^o^)/

とそこには、私を硬テの顧問になるべく働きかけてくれたOBの後期研修医M先生が挨拶に来てくれるサプライズも! なんでも昼間ここに来てくれた学生さん2名とテニスをやっていたそうで(^^)
懐かしいですね〜〜、彼は私が獨協医大に来た2011年に、最初にカラオケに行った学生さんだったのです! 二人で6時間歌い続けた記憶があります(笑)

ということで、一次会後、ラーメンに行くか、カラオケに行くか、悩んだ挙句、結局はこれまた久しぶりのSHIDAX宇都宮五代クラブでカラオケへ! 12時を過ぎるまでの2時間半、安西vs学生さんというバトルが繰り広げられました(^_-)

翌8/27は8月最後の日曜日。懐かしい那須連山は雲の中。

ドミトリーを出て、ローソンで朝食のサンドイッチを買って薬理学教室で食べた後に、懐かしい関湊ホールへ! ここは忘れもしない2010年11月1日、私の教授選のプレゼンをやった場所でした。昨年も縁あって科研費説明会で講演をさせて頂きましたが、私と獨協医大の縁が始まった記念すべき場所なんですよね〜

今回の獨協訪問のもう一つの目的は、2年前の2015年の夏、9/4に千葉大の教授選を控えて緊張する日々を過ごす中(笑)、日曜祝日計6日間の講習会に出て取得した産業医更新の単位取得の為です。
そんな時期によくやりましたね?、と言われるかもしれませんが、いやひょっとして母校に戻るかもしれないと思ったからこその産業医取得なのでした。つまり私のようなはみ出し者は、母校に万が一戻ってしまったら、私のとった行動でいつ大学を追い出されるかわかりませんよね?(汗)でも、その時職を失っても妻子を路頭に迷わせないためには、どこでも生きていける資格を持っていることは少しは身を助けてくれるかもしれない、そういう思いから産業医を取得しました。今は獨協医大名誉教授で、当時は公衆衛生学主任教授でおられたM先生から「安西くん、定年後のためにも産業医は取っておいたほうがいいよ!」というアドバイスも頂いておりましたので!(^_-)

そして今回は、大変親しくさせて頂いた獨協医大衛生学教授の某O大先生から「(産業医)更新も是非獨協で!」とのご依頼を頂きましたし、まだ特任教授でもありお世話になっておりますため、その恩返し?ということもあり、獨協医大での講習会受講、となった訳です。

で、朝、関湊ホールに向かう廊下を歩いていると向かい側来る女性が、「先生、こんにちは!」と声をかけられます。ふと、顔を上げるとそこにいたのは卒後2年目の研修医のSさん。彼女は研究室配属で薬理学教室に来てくれて、熊本での研究会に来てくれたり、私が岐阜で講演会をした際に、わざわざ?岐阜まで聞きに来てくれた、という方。いや、こんなところでバッタリ会うとはね〜、と感慨深いものがあります。

関湊ホールのホワイエの受付にはこれまた馴染み?の学生さんの顔が! 気恥ずかしいものがありますね。某O大先生にも笑顔でお迎え頂きました。

驚いたのはこれまた研究室配属で薬理学教室に来てくれて、現在は獨協医大越谷病院で研修をしているOさんと遭遇!その後、同じく薬理学配属だったFさんやNくんとも予期せぬ再会。いやはや、なんとも懐かしいですね(^o^)
特にFさんとは音信普通だったのが、千葉大の卒業生某Aくんとゐのはな同窓会で会った際に、「獨協卒のFさんと会いました」という話題になり、そのメアドを知り、メールしたものの無しのつぶてだったので、ここで再度確認ができてよかったです! いや、しかし、自分の知らないところで教え子同士が大学の枠を超えて繋がっていくのは嬉しいですね〜(^^)

講習会は8:50から17:30までの8時間拘束。なかなか大変ですが、お昼のお弁当はこれまた懐かしい宇都宮市内の料理屋「酔心」のお弁当。いや、教授の先生方中心でしたが、何度も飲みに行きました!
お店の方も覚えていて頂いて、これまた気恥ずかしい

この日の午後の講演は元同僚である公衆衛生学のK教授と心臓・血管内科のI教授。講演後にはちゃんとご挨拶に!
ちなみに同じ三鷹市民であるK教授からは「先生の名前を名簿で見て、なんで都内や千葉にも講習会あるのにわざわざ獨協に来るなんておかしいな〜、と思ったんですけど、さては栃木に飲みに来る口実にしましたね!」と言われ図星(グサっ)

休憩時間には解剖学のU教授や生理学のS教授とお会いしたりして、なんだか今も獨協にいるような気持ちになりますね。

午後5時半、講習会終了。この後は以前から「行こう!」と約束していた3年生O君との「ラーメン」(笑)

このOくん、双子の兄弟が6年生にいるのですが、2011年4月に獨協医大に私が教授として赴任したその7月のオープンキャンパスに2人で参加してくれていて、しかもなんと薬理学に回ってきて、私の「カエル膀胱膜実験」を見学してくれたのです。
その翌年、弟のO君が一足先に獨協に入学してくれて、兄のO君は3年後に入学し今3年生。お父様は獨協ですが、祖父は「千葉大医学部」の同門、しかも二人は私が研修医時代の2年を過ごした「水戸」の出身と、何かと縁があり、さらに弟さんの方は硬式テニス部の部長の1年間、私が顧問を務めていたというそれは深い?関係なのです。

本当は私の大好きな「 のじじ」の煮干中華そばが食べたかったのですが、残念ながらこの日はお休み(涙)。そこでここから一番近く?の「麺や しみず」に行くことに。皆で濃厚醤油ラーメンを頂きながら、積もる話を1時間ほど 時が経つのは早いですね〜

まだ特任教授とはいえ、今は栃木を離れましたが、色々なところでまだまだ繋がりが残っていることは嬉しいですね! 獨協と縁があったことに本当に感謝です。

2週間後もまた講習会で獨協に行く予定。まだまだ歴史は続きます(^o^)/

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