早くも9月半ばを過ぎて、、、

9月は1週2週と土日休みもなく過ごしましたが、この3週はなんとか日曜日は本当に何の予定もない休み! ということで、家内が叔母の葬儀に参加するため茨城に帰ったため、朝からゲームで遊んでばかりいる息子とを眺めながらぼんやりと過ごしております。

ぼんやりしたくなるのも先週1週間は忙しかったからでして、まあ今日くらいは少し骨休めですね。

9/11月曜日。実はこの日は朝から緊張の1日でした。9時から教室ミーティングにプログレスレポートを済ませると、本当は8月末締め切りだったのが、9/14に延長され、それまでに出して下さい!、と依頼された11月の学会の和文&英文抄録を作らねばならないのですが、これが普段話さない内容のため、なかなか書けず、、、

と、それはメインではないのですが、この日は夏休み明け最初の教授会でした。

で、昨年4月にお隣の薬学部から医学部に異動してきてくれたF助教の講師昇任が案件として審議されるのです。薬学部で助教だった人をいきなり医学部で講師にするのは、、、と難色を示されて泣く泣くそれを受け入れ、1年以上たち、満を持しての昇任案件。もちろん今回は学部長の事前の了承を得てはいるので、まず承認されるものとは思いながらも、こういう投票者は蓋を開けてみないとわかりませんし、白票や時には「否」が入ることもあり、その動静が朝からずっと気になっておりました。

そう、何といっても私は母校に戻って1年半経っていないのに、色々お騒がせをしている「はみ出し者」ですので、昇任案件自体の承認と言うよりも、「安西が嫌い」ということでアンチ票が入る可能性もありますから(苦笑)、まあそういう意味でもバロメーターになるわけですね(汗)。

同時に講師昇任案件が5件あり、その責任者である教授が一人一人説明して行くのですが、私の自分の部下であるF先生について簡潔に紹介します。投票は5人まとめてになり、事務方がまわってきた際に箱に投函するのです。さあ結果や如何に!

出席者44名のうち44名が「可」ということで、満票での承認となりました。ホッと一息です。ちなみに5人中3人は満票ですが、2人は満票ではなく白票が入りました。まあ、そんな感じなのですよ、、、とは言いつつも、通常は候補者がその昇任に必要な条件を満たしているか、あるいは昇任に相応しいかの点で実績・業績・資質を問うことになりますので、どこかが欠けていると思われる際に白票が入ることが多いので、あくまで業績の評価ということがメインではありますので!、誤解のないようにお伝えしますが。

と、懸案の課題がクリアされたところで、懲りない私は早速また活動開始!(笑)

教授会最後の報告事項の最後にお時間を頂き、医学図書館長からの報告を実行。今回は3点です。

1、医学部棟移転に伴う、図書の返却

まだ先ですが、医学部棟移動に伴う引っ越しの際に、各教室で所有する図書を(一

時的なものも含め)医学図書館に返却を希望する教室が今後出るかと考えられますが、現在分館は正規職員は2名のみで、一度に集中すると対応ができないため、その混乱を避けたいと思いますので、返却を希望される教室は早めの連絡をお願いします。

引っ越しと関連しますが、先日某臨床科より所有する歴史資料の保管についての相談を頂きました。図書館の管轄はあくまで図書であり、医学的資料については本来管轄ではないのですがが、紙媒体のものに限り対応を検討して行きたいと思います。ですが、先の通り正規職員2名ではマンパワー不足であり、かつ図書以外の資料の保管場所は限定されますため、全てをお引き受けできるわけではありません。ある意味早い者勝ちになる可能性が高いですので、こちらも早めのご相談をお願いします。

2、「教授の薦めるこの一冊」企画

医学部では今年度中に「メンター制度」が1年と4年から導入の方針と伺っておりますが、それを踏まえ、図書館としての支援策を考えました。メンターが学生が選ぶため、当然事前にメンター被選抜者に関する情報が開示されるものと思いますが、「本」を推薦することで教員の人となりを知ることができ、かつ教員と学生の実際の交流の際にそれが話題を提供することにもなることでお役に立てるばかりか、図書館としては本学部学生を始め若者に広がる活字離れ対策にもなること、などの点から、今後まずは医学研究院の教授の先生方を対象に140字程度の簡単な紹介文とともに書籍の推薦を頂ければと思いますので、ご協力をお願い致します。

3、Cell誌EditorによるAuthor Workshop

エルゼビアから千葉大学附属図書館本館に問合せがありました。過去10年では千葉大学からは4報出ており、うち3報が医学研究院からのものでであることを考えますと、これは医学研究院にとって重要であり、医学図書館としても役立てるものと考え、開催の方向で回答しました。今年の11/14ないし11/15に開催を予定しています。エルゼビアではWorkshop内容、および時間などフレキシブルに対応するとのことなので、ご希望があれば私までご連絡を頂くようお願い致します。

と、いう私の発言に続き、追加でY病院長から「我々の大学は古いので、各教室には貴重な医学資料が残っている可能性が高い。ここ1年で多くの教授が変わり、古いものを簡単に捨てがちであるけれども、貴重なものも含まれているはずなので、簡単には捨てないようにして欲しい、ということと、これを機会にA先生を中心にした医学資料保管に関するワーキンググループを立ち上げてはどうだろうか」という提案を頂きました。現実博物館はない状態ですので、図書館がある程度その役を担う必要があるため、仕方がないのかな、と受諾しました。図書館職員の仕事をまた増やすことになりそうですが、ただ、何もしないで別個に保管の依頼が来るよりは、窓口が決まっている方がお互い仕事を進めやすいのでは、と判断し、私が図書館長をやっている間はやらせて頂くことにしました。

教授会後、F先生に早速講師昇任内定の件を伝えます。「有難うございます」、「1年半かかってしまい申し訳ない。でも遅れたけど約束を達成できることになり、本当に安心しましたよ」と正直な気持ちを伝える。でF先生からは「話は変わりますが、応募していたM財団の助成金、採択になりました!」、「オ~、やったね~!、それはおめでとう! いや、先生もお金を取ってくれるととても助かるよ!」とダブルで嬉しい話! しかも私の科研費は4連敗でしたが、その後に応募した科研費以外の研究費は(まあ少額ではありますが)なんと現在5連勝中! 特に私は落ちていません!って、それだけ言うと凄そうですが、そうなる前に、本当は科研費採択になってほしいものです、、、(苦笑)

夜は一人千葉中央駅のGO GOカレーの夕食。ロースカツカレーのエコノミーを!

9/12火曜日。ということで、この日は早速朝から「医学資料保管に関するワーキンググループ」のメンバー構成について医学部長にご相談。私以外の5名の候補者が決まり、個別に委員就任の打診。お陰様で5名全員から受諾のお返事を頂き、これで来月の教授会でWG発足が審議され、早ければ来月以降にその立ち上げになることで進めて行くことになりそうです。は~、余計な仕事ですが、他にやる人がいなければ私がやるしかないですからね!

この日の夕食は丸亀製麺。明太ぶっかけうどんにちくわです。

9/13 水曜日はD医大の日。ですが、秘書のKさんが来週来られない分、この日に振り替えたいというので、私も午前中のみ千葉に来ることに!

ということでお昼はまるしょうでソースカツ丼セットを食べてから、千葉を出て日曜日に続き午後から再び栃木へ!

早速元部下であるメンバーと面会し、これまでの研究の進捗状況を確認。

共同研究で進めている某orphan transporter geneの輸送基質同定に成功した!、という報告があり、メデタシメデタシ。でもここから論文化まではまだ先が長いのですよね、、、(^^;;

夜は8月から学内教授に昇任されたK先生の内輪のお祝い会♪( ´θ`)ノ

D医大麻酔科の某H教授と一緒に行きましょう!、と言っていながら結局行けなかったお店「亜門」に初めて行くことが出来ました!

9/14木曜日、天気は快晴。ドミトリー12階からは神の山 日光連山が綺麗に見えます!

1日1本しかないおもちゃのまち駅発の浅草行き特急「しもつけ」に乗り、北千住へ。そこから錦糸町で乗り換えて千葉に戻ります。

 

栃木から東京に向かう車窓風景、広々とした緑の大地の美しさに心癒されますね〜!

この日も日中は様々な期限のある書類作成に追われ、早くも夕方。

そこでタクシーで千葉に向かい、千葉駅からは特急「しおさい」銚子行きに乗り、旭向かいます。そうこの日の夜は高校・大学の同期である整形外科のS先生のお招きで、A中央病院にて尿酸に関する講演をさせて頂く日なのです。

千葉から旭に向かう特急の車窓に広がる夕焼けはとりわけ美しく、刻々とその色を変えます。スライドに手を入れようと思っていたのに、写真撮影に夢中! でも車内だと角度が難しくて、、、
何はともあれ、今日の日の特別さ?に花を添えている?ようです(^-^)

A中央病院到着。講演前の控え室にはにはD医大時代の教え子で現在同院にて研修医をしているA先生が挨拶に来てくれました!実はもう一人D医大卒のS先生がいるのですが、忙しいのでしょう、お会いすることは叶わず。まあこういうこともあります(^_-)

そして講演。同期とはいえ整形外科の名で、と言ったら失礼ですが、普段よりも専門家が少ないということで、可能な限りわかりやすい講義に努めました。その甲斐あってか?、講演後に、沢山のご質問を頂き、反応も上々かと

講演を終えて、S先生とともに向かったのは、S先生の馴染みの店「和菜一献 MARU」.

ここは地元飯岡の料理への拘りがあるとのことで、舌平目一匹をはじめ美味しい地元の料理を堪能*\(^o^)/*

同期と2人半世紀を振り返り、また明日からの英気を養って参りました

9/15(金)かんぽの宿旭で迎える朝日。オーシャンビューの部屋の前の太平ようには雲がかかっています。時間がないのと、昨晩遅くにたくさん食べたので、美味しいという評判の朝食は見送り駅へ。その代わりに朝日の昇る太平洋を見ながら展望風呂に入りました!

朝8時旭駅発の特急しおさいで千葉にトンボ帰り。千葉駅のサンマルクで朝食をすませると大学へ!その後1日かけて看護学生用の薬理学教科書の執筆を終える。やった~~!(^o^)/

と思ったら、また新しい医学部用薬理学教科書の執筆依頼が、、、って、実は私が編者なのですが、、、(^^;;

ということで、夜は千葉にて千葉大に短期滞在中のドイツからの医学部生Anyaさんを囲んで夕食&カラオケ。日本語の歌をひらがなを読みながら歌いAnyaさんにも驚きましたが、それ以上に驚いたのは、二人の母校の後輩医学生が、妙に古い歌、つまり私の若かりし頃(1970s-80s)の歌を歌うこと。一人は某有名帝国大学の教授のご子息。「お父さん歌うの?」、「いえ、全然」。お母さんの影響でしょうかね?(^^)

彼らに負けずに、私も普段は歌わないDuran DuranやChicagoの歌を日本語の歌と交互に歌うことに! 中でも私が自分のテーマソング(笑)と言いながら歌った”You might think I’m crazy.”と歌い出すThe Carsの”You Might Think”は皆さんにウケたようで(^^;; 何せ私は自他共に認めるCrazy professorですからぴったりですよね!?
最後は”We Are The World”でしめました(^_-)

9/16土曜日、曇り空の下、御茶ノ水のソラシティカンファレンスルームにて、「第112回東京腎生理集談会」が開催、そう今回は私が代表世話人を務めます!

臨床体液研究会という私も昔講演をさせて頂いた大きな会とバッティングし、その裏番組になってしまったため、参加者数が案じられましたが、お陰様を持ちまして、「腎臓を取り巻く臓器間ネットワーク」と題するまだまだマイナーなテーマであるにも関わらず40名を越える先生方にお集まり頂き、正直主催者と致しましてホッと胸を撫で下ろしました。

今回の演者はトップバッターの帰朝報告を北里大学医学部のご出身で、今年3月に定年で退任された河原先生に生理学を学び、そのまま生理学の研究室配属生となり、私と共に実験を行った、元C大学アレルギー膠原病内科所属、現在は私の前職D医科大学医学部 生理学で准教授を務めるW先生による「APOL1遺伝子変異と慢性腎臓病」。

二人目からは「腎臓を取り巻く臓器間ネットワーク」の話題。

最初は私の同僚で同期入社組のC大学大学院医学研究院教授のM先生による「心ー脳ー腎ネットワークによる恒常性維持と心不全」。新しいマクロファージの概念を明らかにされ、クリアカットに研究のご紹介を頂きました。

休憩を挟んでT大学大学院工学研究科教授のS先生による「in vitro臓器モデルを基盤とした個体応答の理解に向けて」。人工腎臓を日本で開発したグループがその後の臓器作成から始めり、究極的にはチップ上にヒトの個体の再現を目指すというまさに先進的と言える研究の現状をお話し頂きました。また今年度ヒアリングまで行きながら涙を飲んだ我々の「新学術領域」スーパービトロに関するお話もご紹介を頂きました。

トリはK大学大学院医薬保健総合研究科教授のW先生による「有機カチオントランスポーターOCTN1と腎腸連関」。腸管と腎臓の両臓器に発現するトランスポーターを介する物質輸送が2臓器の連関を形成しているというトランスポーターの分野からは特に画期的で、勿論内科系からも同じではないかと思える非常に興味深いお話でした。

ご参加のお一方から「これだけのハイレベルな内容は日腎でも聞けない」とのお言葉を頂き、企画者と致しまして大変光栄でありました。

お忙しい中、ご講演を頂きました演者の皆様、そしてご出席を賜りました先生方には厚くお礼を申し上げますm(._.)m

ということで、こうして書いてみると如何に日々書類に追われているかがわかりますね~。早くこの期限切れの負のスパイラルから脱出したいものです(汗)

日曜日の夜は、法事で実家の茨城に帰っていた家内と合流して家族3人で三鷹にて夕食。翌日の祝日は私は職場ですので、世の中は連休と言いながら我が家はこれにて連休は終わり(涙)

ということで「鳥元」にて比内地鶏と伊達鷄の串焼きを白富士地ビール、、そして山形正宗のひやおろしと一緒に頂きました。

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