愛媛出張プラスアルファの2泊3日

10/19木曜日、朝9:30羽田発の飛行機に乗るため、7時過ぎに東京三鷹の自宅を出る。中央線の混雑と東京ー浜松町間の混雑が嫌なので、吉祥寺から座っていける井の頭線を選び渋谷へ。しかし朝は各停しかないので意外に時間がかかる。渋谷からは山手線で品川へ!

12分で着くはずが、案の定 大崎手前で緊急停車。カサがはさまり安全装置作動。おいおい、と思うが最近はこういうことにも慣れっこ!、都会人になりました(^^)

やっと品川に着くも、今度は京急の遅れ5分。なんだかな~、という感じですが、それでも羽田空港には無事到着。ちょうど9時、あれ結局2時間!?

今までは搭乗時間の15分前を目安にして吉祥寺を出て、しょっちゅうタイムトライアルになっていましたが、やはりそれではダメだったのだと、今更ながら痛感。

しかし 同じ東京でも吉祥寺から羽田は遠くて、、、空港を使う生活は大変です。

あと15分で搭乗ではラウンジに行く時間も無いので、そのまま保安検査場へ。委員会でお弁当が出るか不明だったので、朝ご飯代わりに崎陽軒のチャーハン弁当を買って松山行きに乗り込みます!

雨の中飛行機は離陸。雲の上は青空という別世界。まさに雲の上は違う世界ですね~

でこの日から2泊3日で向かうのは四国松山。もうこれで多分5回目(笑)。今回は2日後の朝には帰京するため遊ぶ時間無し! ということで今回の出張中天気は雨の予報ですが、ここでは晴れ男パワーを使い必要無し(^^) ということで、今回は得意の空港レンタカーではなく、リムジンバスで市内へ向かいます!

高血圧学会は既に7-8年の会員歴があり、評議員にもなっておりますが、最近は高血圧関係の仕事をしていないため、今回応募演題は無し。それでも前職D医大時代に、同僚であった現Hypertension Research編集委員長のD医大循環器・腎臓内科教授のI先生からのご指名を頂き、Managing Editorを拝命したことがきっかけで、なぜか「幹事」にもなってしまったため、理事会のオブザーバーにもなってしまい、毎回可能な限り参加させて頂いております。

今回は13時から1時間編集委員会に参加。続いて14時からは副委員長を拝命した基礎研究活性化ワーキンググループの会合。そして14時半からは理事会と休みなく続きます。上記の理由で最近高血圧学会は決してメインでは無いのですが、上記スケジュールの合間を縫ってお知り合いの先生方にご挨拶を! 最近は医学図書館長の肩書きがよく話題になりますね(^_-)

尿酸研究でもご一緒させて頂いている九州地区の理事、某T先生に遭遇。「最近もあちこち忙しいみたいだけど、私が依頼した査読 忘れてるでしょ!」、「あれ、なんでしたっけ? あ、すみません、わかってますわかってます!、ほらちゃんとここに持って来てます! 忘れていた訳では無くて(大汗)」、「それでもしっかりラーメンは食べてるんだから!」と鋭いツッコミ。T先生は学会の減塩委員長なのでした(汗)

で、14時半からの理事会、オブザーバーなので、後ろに控えて聞いているだけなのですが、これがとても勉強になります。居並ぶ全国有数の内科教授がそれぞれの立場から意見を述べられ、時には激しいやりとりも行われるのですが、来年4月から、本丸薬理学会の理事に就任する私には、ここでの討議内容が大変勉強になるのです! その意味では私にこの場にいる機会を与えた頂いたD医大のI教授に心から感謝です! そのI教授、再来年の高血圧学会総会を新宿で開催されますので、これは私で出来ることがあれば何でもご協力をさせて頂く所存であります。

理事会の中でも最重要課題が予算であり、その中の多くの部分を学術雑誌の刊行が占めており、それをどこにどこまで依頼するのかは、学会活動の重要ポイントであることがよくわかります。これは来年度からの薬理学会理事会に生かすのみならず、その雑誌を受け入れる側の医学図書館長としての立場にも、色々考えさせられる貴重な機会となりました。

議題の中に4年間会費未納の方々を除名処分にするという報告がある。よく見たらFacebookでも友人である知り合いの二人の名前が! 早速お二人に連絡を取ると、一人はもう退会するのでとのこと、もう一人は「知らなかった!」とのこと。確かにこの先生は(住所不明)との記載がある。連絡をすると「継続します!」ということなので、理事会後にI理事長にお話しし、ご了承を得て事務局に除名手続きりすとから外すようにお願い。4年の滞納分を一気に払って頂くのは大変ですが、会員数減を避けるためには、こういう?地道な努力も必要ではないですかね。

3時間に及ぶ理事会が終わると30分の休憩を挟んで評議員会。ここでは理事会で出た内容が再度繰り返されるだけであるため、出席だけしたら後は退席し、ホテルに荷物を置きに戻ります。

今回の宿は道後地区にある「オーベルジュ道後」。理事会で隣に座られた地元のM先生からは「あ、そこ、いいホテルじゃないですか?」と言われたものの、道後が会場に近いから「楽天トラベルでとっただけなんですよ」と返答。会場から歩いて10分。道後温泉駅から徒歩数分といういい場所にあるホテル。

チェックインをすると、フロントの隣にあるラウンジに通され、「ウェルカムドリンクは何になさるますか?」と言われる。少々面食らいながらメニューを見ると、「生ビール」の字が見える! そこですかさず「ビール」を注文(笑)。いや、次はもう懇親会しかないし、まあいいでしょう!という判断。しかも懇親会でも飲んできたことはバレませんでした✌️

夜の評議員懇親会は宿から歩いて5分の道後温泉の老舗?大和屋!

2年前の松山での学会では、懇親会が無かったので、何となくテンション上がりますね。

指示された円卓に行くと、半分は知り合いで半分は初対面。早速挨拶回りをして、世間話をしながら開演を待ちます。総会長のH先生の開会挨拶で始まった懇親会。乾杯は愛媛らしい「みかん酒」で!(^^)

会費10,000円を払うものでしたが、なかなか盛大で、料理もボリュームたっぷり! 地元の名産も沢山あり、また愛媛の地酒10種の一升瓶がでーんとお出まし!全クリを私は失敗しましたが、某O理事は達成されたとのこと!

この日はこのまま解散と成りましたが、初日からテンション上がりますた(^o^)/

10/20金曜日、この日から第40回日本高血圧学会総会が始まりました。生憎朝は雨でしたが、そのうち雨も上がり、だんだん会場にも活気が出てきます!

今回プログラムで、この日午後の会長特別企画「高血圧のトランスレーショナルリサーチ」でのシンポジストに、岡崎生理研所属の薬理学会の仲間N先生の名前があるのを知り、事前に連絡をしておいたのですが、わざわざ臨床の学会に参加してくれるのを労う?ため、彼を誘って地元道後の有名店「にぎたつ庵」にて鯛めしのランチをご一緒しました。

店を出たところで臨床薬理学会でもお世話になっている某U先生と遭遇(^-^) 「あれ、赤くない?」と鋭いツッコミ。「いえいえ、これからシンポジウム発表ですから」とN先生。「私は特に発表も無いので!」と私。

13:20のシンポジウムまでまだ1時間以上ありましたので、松山初めてというN先生を連れて、ちょっとだけ道後温泉周辺を腹ごなしの?散歩。

しかし、N先生が講演をされた会長特別企画「高血圧のトランスレーショナルリサーチ」、内容はどれも素晴らしかったです。しかし聴衆は平均20人前後とガラガラ。う~ん、なんか正直寂しかったですね 全く同じ時間に大御所の集まる会長特別企画「未来を創る高血圧学」があったので、どうしてもそちらに人を取られますよね~、なのでまあ仕方ないこととは言えますが

そして夜は知人と市内の日本料理店へ。2年前にも訪ね、なかなか良いお店(特に大将!)だったので、どうしてもまた行きたいという知人の依頼を受け、2年ぶりに訪ねることに。

一度ホテルに戻っていたので、道後温泉から市内に向かったのですが、待ち合わせの時間に遅れるからとタクシーに乗り込む。しかしそのじいさんの運転手、店の名前を言っても「知らない」、住所を言っても「わからない」。おいおい、松山ではそれで仕事できるんだ、と呆れていたら、「あんた電話あるでしょ、店に電話したら私が話するから」と運転手から店に電話をすることを要求。タクシー無線で自分で聞かんかい!、東京ならそうするは!、と咄嗟には思いつかず(蛍光灯なんで、苦笑)、ただただこんな状態でも働いていられるんだと思ったらそれまで持っていた松山愛も失せました。まあ東京で何十回とタクシーに乗ってこれまで一度も嫌な思いをしたことがないので、がっかりです(私の地元千葉ではそういう思いを結構してますが、汗)。

それはさておき、今回も出かけた「創作料理 川原」。2年前にお邪魔した際にメアドを教えたところ、これまで2年間、毎週メルマガを送ってきて頂いており、毎回「えっ、そんなものも入るの?」という食材に心惹かれること数知れずでした。

ふぐ刺しに始まり、穴子のしゃぶしゃぶ、フグの唐揚げ、浜名湖のうなぎの蒲焼、すっぽん汁、牛肉焼き巻きのおにぎり、最後は極甘温州みかんのデザートと、今回も堪能。お酒も生ビールに始まり、白ワイン(カヴェルネソービニョン)、日本酒はAKABU、越乃寒梅、悦凱陣、そしてお店からのサービスの獺祭磨き二割三分、最後はすっぽんの生き血を初体験!(^^;;

松山の夜は静かに暮れて行きました。

10/21土曜日、朝6時からホテルの大浴場へ。ここは道後温泉と同じ源泉とかで、最後の道後温泉をのんびりつかって堪能。7時からは朝食。しかしこれが昨日と同じもの。うん、美味しいからいいのですが、ひょっとすると3連泊していた可能性もあるのですが、ひょっとして3日目も同じ内容になるでしょうかね? 隣の若い方がご飯のお代わりをお願いすると「これでいっぱいなので、おかわりはありません」とのこと。普通旅館はどこもそうなのだから、最初に言ってくれてもいいのでは?

ここのホテル、館内はWiFi使用可能ということでしたが、WIFiとしては公共のMatsuyama Free WiFiが入っているだけで、これが日中も夜間も切断され、全く使い物にならない! 仕事になりません。これなら道後温泉などに留まらず市内のビジネスホテルに泊まれば良かった、といささか後悔しましたね(^^;;

朝8時過ぎには宿を出て、雨の中空港行きのバス停へ。この日の午後は東京医大での生理学東京談話会に参加するため、愛媛から東京に戻るのです!

まあ色々不満もありましたが(苦笑)、今回も学会自体では多くのご縁を頂き、実りあるものでした。

雨のためか?、はたまた迫り来る台風の影響か、始発便が欠航だったため、搭乗機が変更になりB777に搭乗。これが出発10分遅れ、結局羽田にも10分以上の遅れ。さらに駐機場にまだ飛行機がいるので、路上で待機。なんだか待たされ続けたフライトでした。

やっとの事で機外に出られた後、羽田空港からモノレールとJRを乗り継いで新宿へ。午後1時からは東京医大の小西先生による第247回生理学東京談話会があるのですが、東京医大新宿キャンパスは、新宿駅から歩くと遠いこと遠いこと!

さらに道も間違え、ようやく到着した時には既に開会されていました。

とはいえ、この生理学東京談話会、薬理学会で言えば関東部会に相当するのですが、演題は全部で口演13題で全て一会場に収まる小規模なもの。部会長をやると学会の名誉会員になれる条件を得る薬理学会とは異なり、談話会は本当に教室の発表会のような雰囲気の会、この辺が生理学会と薬理学会の違いですね。何はともあれ、異なる分野の内容も全て聞けるのは嬉しいですね!

談話会は17時前にほぼ定刻に終わり、17時半からは近くのワインカフェFORSTにて懇親会。今回は今年2月にニューオーリーンズでのBPSでご一緒した「仲間」が沢山いるので、何故かホーム感覚で参加!そんな中でもまたここで新たなご縁を頂きました‼︎ やはり色々な会合には出てみるものですね~、まさに「運は歩いて稼げ!」ですね。

この後「二次会に行くぞ~!」という声もあったものの、今回は前から「一緒にラーメンに行きましょう!」と言っていた東邦大の某T先生との長年?の約束を果たすべく、二次会組とは別れてラーメン屋へ! なななんと、今回は歌舞伎町にある私の好きな「天下一品」に行くことに。ついに約束を果たすことが出来、大満足(^-^)v

羽田空港から何度も帰宅しようという思いにかられましたが、台風接近に伴う雨の中でも、無理して愛媛から駆けつけた甲斐がありました!

ということで、いろいろあった週末の2泊3日愛媛出張プラスアルファがここに終わりました。

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