ヘヴィな一週間が終わり迎えた月曜日11/27の朝。この日は定例の教室ミーティングは休みとして、浅草橋へ。
駅を降りて蔵前に向かう途中にある銀杏岡八幡宮と須賀神社に参拝。見上げれば青空。今日もきっといいことある！
今回はさる共同研究プロジェクトの立ち上げに向け、統計学、遺伝学、情報学に造詣の深い某財団理事長、某学会副理事長をお務めの株式会社S会長のK先生を訪問。非常に多くの示唆を頂きました。
台東区の蔵前、吉祥寺から電車で一本で行けていいなあ、やっぱりスカイツリータウン近くに職場があったら楽で文化的な生活？ができるかな～、なんて思いながら、総武線を東へ（笑）
委員会１件、教授会、そして学生さんとの面会を済ませてこの日は早々に帰宅。そう先週は週末も含め自宅で家族と食事をすることもできなかったため、この日くらいは早く帰らないと、ということでなんとか亥鼻を6時過ぎに出発。途中中央線得意？の安全確認が入り遅れますが、なんとか8時過ぎには帰宅。これなら空腹にも耐えられるので、この日は久しぶりに自宅での夕食でした。
11/28（火）。この日は11月末までに前任地D医大で面倒を見ていた大学院生２名の学位となる博士論文投稿に向けた打ち合わせに午後栃木に向かうため、朝から車で千葉に行く予定でした。
いつも通り朝5時起床。出かける準備をする傍らスマホを見ると見慣れない番号が履歴に。とりあえずその番号をGoogleで検索するとなんと「成田国際空港警察署」！ えっ、なんか俺悪いことした？、いや、昔K林大にいた時に韓国、中国、バングラデシュ、インド、イランと色々なアジア人と一緒に仕事をしていたので、そのうちの誰かが成田空港で捕まって？私が呼び出されたか？？、なんて思いながら恐る恐る電話すると、「お母様らしい方を保護しています」とのこと。え？？
仕方がないので、千葉に向かう目的地を成田に変えて、高速を東へ。
成田空港に行きながら空港の脇に向かって行くのは当然初めて。とりあえず無事に警察署に到着。建物に入り通された応接室にいたのは紛れもない私の母！
お世話になったお巡りさんにお礼を言って、母を車に乗せて、母の自宅に向かいます。
思い起こせば先週、あのヘヴィな一週間の中で、水曜日朝に母の住む近くの交番から連絡があり、「84歳の姉と長男が出ていったまま帰ってこないので探してほしい」と夜8時に交番を訪れたとのことですが、内容が一部支離滅裂であったため、話が終わった後、おまわりさんが自宅まで送迎した、とのことでした。
「私はあんたたちの面倒になんかならずに死ぬまで一人で生きるから、私は人に何と思われようが自分の好きに生きて、人には思ったことを言うから」と、我儘勝手に生きてきた母親。それなら俺は親子の縁を切るから勝手にしろ！、と何度も衝突を繰り返しながら、何かあればすぐに私を頼り、問題が解決するとまた好き勝手。隣近所との諍いは数知れず、学生時代からその仲裁と謝罪をやってきた私からすれば、一体いつまで俺に面倒かけるんだ！、と憤りしか無いのですが、今年のお盆、40年前に亡くなった父の墓参りに行こうと東京から家族で母の元を訪ねると図ったように不在にされまた怒り心頭！、以来しばらく連絡もせずにほっておいたらこの始末。
とはいえ、24年前、そんな母のいる中、同居をしてくれ、文字通り？血みどろの嫁姑バトルを展開した家内から「お母さんを怒らないでね」と言われたため、終始冷静に対応して成田から千葉の自宅に向かいました。
途中高速の降り口を間違えたため、これもいい機会かと、昔住んだ場所をいくつか寄り道してみると、私が子供の頃に住んだ場所以外は殆ど覚えていないことが判明。こりゃ夏よりかなり進んだかな？、と痛感。自宅に連れ帰り、室内を見ると特段変わったことは無し。
「部屋の鍵を渡しておくから」というので、鍵をもらってこの日は別れました。
折角近くに来たので、保護して頂いた交番に行くと、名前を名乗るだけで「あ～」」とお巡りさんがわかるほどの有名人のよう（汗）。お礼を言って亥鼻に向かいます。
本当は朝7時半に大学に着いたら速攻で博士論文を仕上げて栃木に向かうあてが大幅に崩れ、先週の福井で買った黒龍を受け取ったら、亥鼻出発。全く何も出来ていない！
で、首都高川口線が渋滞しているようなので、圏央道～常磐道～北関東道で栃木に向かう200 kmのロングドライブで行くことにし、これは元気づけが必要！と言い訳をして「らあめん花月嵐」で嵐げんこつらあめんのフルコースをやって、いざ出発！！
午後5時半に到着し、部下と久しぶりに会う医学部5年のIくんを交え話少しをしたら、前任地でお世話になったヒゲの大先生と久しぶりにサシで夕食を共にしました。そこで、久しぶりに教え子であるD医大6年生女子２名と遭遇。この二人、実は二人とも水瓶座！ 彼女らを含めて水瓶座４名＋魚座１名との「水瓶座飲み」は楽しかったなあ、なんて、あの時の学生さんももう直ぐ卒業して（順調に行けば、笑）医師になるのか、と思うと、自分も歳をとったんだな、とこれまた痛感しました。久しぶりのおもちゃのまち飲みは地元栃木のお酒「大那」にお隣福島のお酒「飛露喜」を頂きました！
食事後大学に戻り、また別な元部下と２時間近く話し込む。今後の方針や進捗状況を確認しました。そしていつものドミトリーで就寝。
翌日11/29（水）。栃木の空は快晴！ 神の山 日光連山と那須連山が美しいですね〜(^^) 思わず合掌。
この日は朝からD医大の特任教授室にて論文執筆。しかしなかなかはかどらず、結局昼過ぎに退散。昨日通ったルートの逆パターンで栃木から千葉までの200kmを戻ります。
そう、この日はこの日で、私も薬理学を教わった私の先々代教授のM先生が週末に亡くなられたことを受け、千葉市内にてお通夜が6時から行われるのでした。
ご家族の希望で限られた方のみで執り行いたいと言うご希望を受け、職場には知らせることなく、関係者のみで集まり執り行われました。
平成28年1月に第６代教授として赴任し、早くご挨拶に行かねばと思ったまま、忙しさにかまけて、３ヶ月が過ぎ、半年が過ぎ、1年が過ぎ、そしてそろそろ2年、、、なんとなくお訪ねする時期を逸してしまった感があり、さてどうしようかと思っていた矢先の訃報。しまった！、という後悔の思いが湧いてきます。
お通夜の際に掲げられた御遺影を前にすると、学生時代と同様につい直立不動の姿勢に！ 今ではなかなかお会いすることのない、いわゆる古いタイプの教授像に近い先生であったかな、などと学生時代の記憶が甦ります。
お通夜が終わり、お清めの食事にも参加させて頂き、M教授のご長男の方と初めてお会いしました。「自分にはとても厳しい父でしたが、学生さんにはどうだったのですか？」、「恐らく変わりはないと思います」と言って思わず笑顔。M教授時代に薬理学に在籍された元教職員や元院生のみさなんとお話をしていて、M教授に成ってから途絶えていた薬理学の同門の集まりを是非復活させて欲しい、我々もあと２－3年は生きていると思うけど、5年先は無理なので！、という声に押され、まずは来年の四十九日が明けたあたりで、「M教授を偲ぶ会」を亥鼻でやりましょうか？、と提案したところ、「是非是非」という賛同を頂きました。
K里、K林、D医大と新設医大を転々としてきた私には「伝統」という言葉とは無縁だったのですが、今年度から医学図書館長を拝命し、「伝統を守る」という役割が100年以上の伝統を持つ大学医学部では大事な役割なんだ、ということを認識した今の私ですから、それも私の責務ということで、来年「M教授を偲ぶ会」を是非亥鼻で開催したいと思います。
そしてこの日はここから車で一度亥鼻に立ち寄り礼服を着替えてから、都内の自宅に戻りました。
11/30（木）。また朝5時起きで大学へ！ この日は8:50からのI限は大学の同期のK先生の漢方薬の薬理の講義。続いて10:30からは大学の後輩でPMDAにいるK先生と某省にいるY先生による「薬事行政と薬剤経済」のリレー講義。先日の満屋教授の講義に続き、「臨床薬理学」として基礎薬理に留まらない、薬理学の多彩な一面を学生さんに知って頂きたく、昨年私が薬理学の責任者になってから導入した講義です。
加えて、単に臨床医になるだけが進路ではない、ことを、学生さんに近い世代の亥鼻の先輩が直接語ってくれることで、人生の多様な選択肢の存在に気づいてもらうことも目的の一つです。せっかくC大医学部に入学して、最終的に臨床医で終わるとしても、それまでに様々なことに挑戦してほしい、そういう場が沢山あることを薬理学の講義を通じて感じて欲しい、そう思っております。
さてバタバタしていたら午後もあっという間に時間が過ぎ、情報セキュリティの研修会の時間。終われば今度は都内の某大学での面会の時間が迫ります。
快速で千葉から馬喰町へ、そこから都営新宿線に乗ってやって来たのは曙橋。そう今回もさる共同研究プロジェクトの立ち上げに向けた活動。
と、その前に、まともに昼飯を食べていなかったので、ここで久しぶりに見るハンバーガーショップのWendy’sに入る。しかしよく見るとFirst Kitchenの名前も。そうかWendy’sはFKに買われたんだ、と思い、ついFKコラボの普通のチーズベーコンエッグバーガーセットを注文。さすがにWendy’sのでかいのはね、、、
さて、今回も目的は専門家であるT先生のご意見を伺うこと。ここでも多くの貴重なご意見を頂き、漠然としていたものが段々姿を現してくる感じですね。さらにまた別な方をご紹介頂き、さらなるグレードアップに期待が高まります！
で、ここで帰宅、、、ではなく曙橋から向かったのは西日暮里。夜8時半からは、10月に上野で開催された東京葛城会という都内在勤在住の高校の同期会にわざわざ参加して頂いた高校の後輩の方が行う「フラメンコ」のステージを、同じく高校の後輩の方と二人で見にいくことになっていたのでした。
スペイン料理店「アルハムブラ」の店内で開催されたショー。ワイワイガヤガヤとして、食べて飲んでみるのかと思ったら、皆さん静かに真剣に見ている様子で、フラメンコに向き合う感じ。踊りの中にパッションを感じますね。ちなみにここで私はお店と同じ名前のビール「アルハムブラ」を頂く！(^^)
ステージ後は後輩と３人で記念撮影。さらに後輩のお知り合いで千葉で津軽三味線をやっておられるという方をご紹介頂く。うん、津軽三味線もパッションですよね。私もパッションで生きている人間、パッションで繋がるものですね！(^^)
西日暮里からは山手線で新宿に出て吉祥寺へ。ここでどうしても「天下一品」が食べたくなり寄り道。いけないですね〜(^^;; 帰宅は23時を過ぎました(^^;;
で、帰宅してメールをチェックすると「今朝、お母様を空港へお連れしましたが、無事にお戻りになられましたでしょうか？」というメールが。
なんでもこの日11/30に成田空港に行った、ということですが、成田に行ったのは11/28だからああ、この方が火曜日に空港まで連れて行って頂いたんだなと思ってお返事を出し就寝しました。な～んだ、やはり誰かが連れて行ったのだと。
で月が変わって12月。1日（金）も朝5時起きで大学へ。
メールを見ると、昨日の方から「11/28ではなく11/30です」というメールが。
えっ、また行ったの？？、火曜日とは別に？？ 頭が本当に？なのですが、朝9時に歯科口腔外科の診察予約が入っており、またこの日のうちに遅れに遅れた二人の院生の学位論文の投稿があるため、昼も食べずに必死で頑張りなんとか3時前に２つの論文の作成完了！ メールでD医大に送信して一段落。
しかし休む間もなく、某東北地方の有力大学教授のA先生が臨床試験の件の相談で16時から当大学の内科教授を交えて会合を持つべく午後3時に千葉駅に到着。程なくタクシーで亥鼻に到着され、そこから会議前にこれまた共同研究の打ち合わせ。
午後4時からの会合も順調に進み、新幹線に乗るべく東京駅に行く前に、新装なった千葉駅ビルの中のレストランで共に夕食を頂く。
A先生と千葉駅でお別れし、ここでようやく母のところへ連絡。家にいる！
全くどうなっていることやら、、、ということで、この後電車で母の家に向かう。
「今日も空港に行っていたでしょ？」、「行っていないわよ。今日は年配の人たちt一緒に下町い行っていたのよ」、「下町ってどこいったの？、「さ～、なんて言ったか、、、」、もうまともに何を聞いてもだめか、、、
郵便受に入っていたあふれんばかりの内容物を出して、その中から複数の「督促状」を見つける。合計すると49,000円！ 「これ払わないとダメだからね」、「払う必要ないわよ！ 電話でなんだかんだ言ってきたけど、私は払わない！」、「いや、これは母さんが使ったんでしょ？、だったら払わないと」
という問答を繰り返した後、ようやく明日私が代わりにやるから、ということで安心したのか支払いを了承。「これで（借金が）なくなってすっきりするわね」と案外満足そう。は～、困ったものだ。きっとまだ未払いが他にあるのだろうな、となんとなく感じました。
この日は夜の10時に寝たものの深夜1時に起床。「まだ1時だよ」と言って寝せたものの、また朝4時にガサゴソやって起床、すぐにどんどん布団を片づけ流。
「まだ4時だよ」、と言っても、「もう人は起きてるわよね」、と独り言？言って、ベランダに出て洗濯物を取り込んだりしている。これって近所迷惑だろうな、と（汗）。
そして繰り返し聞かれたのは「外国行くんでしょ？、空港はバスで行くんでしょ？」の質問。これだ、自分で空港に行かないと、と思い込んでいるんだと、なぜ空港に行ったかを理解！
何度も繰り返すので、こちらも何度も何度も否定。「空港に行くんでしょ」の一点張り。これだとまた何度も深夜1時に空港に行くことを繰り返しそうです。それをやめさせるためにも、明日は弟にも来てもらい、外国にはいかない、と繰り返し伝える必要がありそうです。この日30分間否定を続けてなんとか少しは行かないとわかってきたようですが、、、どうなることやら。
12/2（土）。母の家での朝５時に朝食(^^;;。お湯をガスコンロで沸かすので、今はいいが、今後が少し心配。トーストを焼いて、抹茶パウダー入りのヨーグルトを出してくれたのだが、心配になって確認数rと、食パンは賞味期限11/27、ヨーグルトは期限11/29でしたが、どちらを食べても味は悪くはなく、お腹も下しませんでした(^^;;
朝8時になるのを待って、土曜日だが一緒に銀行に行って、督促状の来ていた料理んを一つ一つ入力して振込。そりゃ、この母者こんなの対応出来ないよな～。
とりあえず全部支払って母も嬉しい様子。
ここで母と過ごした一晩も終了。駅まで見送りに行くと聞かないので、一応見送られることに（笑）。一駅行ってから再び戻り交番へ。まあね、いざという時に助けて頂くので、また戻ってきたのは面倒ですが、今連絡を取っておくのは大事ですからね。
この後は大学に行って仕事をして、夕方4時に大学出発。運良く「新宿さざなみ２号」に乗れたので、新宿まで快適に戻れました。
今晩米国出張から戻ったばかりの弟が母の家に！ 早速母はボケっぷりを出したみたいで、のっけから大笑い。いや、本当は悲しいことなのですが、悲しいとばかり言っていても始まりませんからね！
ということで、今週は静かに論文を仕上げるWEEKだったはずがとんでもない大変な週になりました、、、とさ