薬理学のワールドカップ “WCP 2018 KYOTO”開催(後編)

July 5, WCP 2018 Day5

この日は私の一番の仕事日!
まずは朝8:30から台湾のChan先生の講演座長。

にも関わらずこれまでに溜まった疲労のせいか、早くに起きられず、ホテルを出るのがギリギリに!

国際会館前駅に着いたのが8:20、やばい!、と地下鉄からの通路をダッシュ! 講演開始5分前、8:25に会場に着くとT北大のY教授と遭遇、「会場係の人が心配していたよ!」とのこと。あー、危なかった。
いや、どうやら座長は開始20分前に会場に到着して下さい、とプログラムには書いてあったようで、、、そういうのを全く読まない私はやはりラテン系(汗) でも実際何とかなるでしょ!、と開き直ってはいけませんね。

さて、なぜ私がこの座長に決まったのか?ですが、Chan先生の研究内容とは関係無く、Chan先生がAPFPの前理事長だったので、安西さんは国際対応委員会でAPFP担当だから!、というノリで決まったもの💦

分野も違うし何だかな、と思って担当した座長役でしたが、初めて聞くChan先生のお話は本当に素晴らしく、やはり学会とは普段自分のやっている以外のことを学べるということが大事なのだな、と痛感。そんなこんなで、座長席からChan先生のお話にのめり込んでしまいました。

講演後にご挨拶。そして次のセッションが始まるので、部屋の外でしばしお話をさせて頂くことに。いや、Chan先生の所属する病院、研究環境も凄いのですよ!
「今度是非私のラボに若手を連れて訪ねて下さい!」というお誘いを頂き、もちろん私は「是非お願いします!」とお返事。
2020年の台北でのAPFP前にお訪ねしたいですね!

座長を終え、教室関連の演題が出ているポスター会場へ移動。
現部下や元部下と会場で遭遇し、そろそろランチョンでも並ぼうかと歩き出したところ、月曜日にもお会いした韓国のKim先生と遭遇。
そこで前回撮り忘れたツーショット写真を記念撮影(^^)

来年の大阪での年会時に、長らく途絶えていた日韓薬理学セミナーが再開されることになり、その際の韓国側団長となり、(確か)2年後の2021年に韓国で日韓薬理学セミナーを代表として開催するとのこと。そうなると、、、2019年は中国昆明で日中薬理・臨床薬理、2020年は台北でAPFP、2021年は韓国で日韓薬理、2022年はGlasgowでWCP と、これから毎年海外出張になってしまいます、大変だ!!

Kim教授と別れ、お昼なのでランチョンに並ぶか!と会場に行ってみると、既に凄い行列。
「ここから先は弁当ありません!」とのことで、ランチョンを諦めて、下総薬理学研究会でもお世話になっているN大薬学部のI先生、松戸歯学部のS先生とともにメインホール近くをブラブラしてると、オニギリとパンの無料配布に遭遇!

群がる参加者の中に入り、激しい競争を勝ち抜き、無事にオニギリ2個ゲット! Day5のこの日、ランチョンセミナーはFrontierを含め3つのため、参加者が溢れることになったのは残念でしたが、おにぎりとパンの配布があったのは助かりましたね。

さあ、13:50からはOral Session 30: Nephrology and Urology 1の座長。しかし腎臓とは言え、私の専門とは異なる演題が続き、四苦八苦(^^;;
こういうセッションって、会場から殆ど質問が出ないので辛いですよね〜

なんとか座長を終え、再びポスター会場へ。私の講演座長とポスター発表時間が重なったため、発表時間にはいられませんでしたが、ポスター前で記念撮影!

この後一度ホテルに戻り数十分仮眠した後、夜は再び国際会館に戻り、会場隣のグランドプリンスホテルにてGala Dinnerに参加!
来年の昆明での日中薬理の開催時期を中国のDu教授に尋ねると来年秋頃というお返事が!

それを受けて、会場にいる日本人の理事や知人に昆明に行きませんか?と勧誘活動。この日だけで、(まあ都合がつけば!)という方を含めて13名の参加表明者をゲット! 目標達成の20名まであと7名(^_-)

そんな勧誘活動をしていたら、Gala Dinnerでは全く食べる時間がなかったので、同じように空腹を抱えた知人らと会場を出て地下鉄に乗ってわざわざ四条で降りて、ラーメン屋へ!

実は自分のホテル近くにある「めんや美鶴」にて京都鰹節鶏白湯そばを頂く。久しぶりの麺、つい完食(^^;;

この日もここで知人らと別れて、大人しくホテルに戻りました。

 

July 6, WCP 2018 Day6

いよいよこの日がWCPの最終日。
WCPが終わったらやらねば、ということで先送りにしていたものがいよいよ来週月曜日から溢れ出てくるわけですが、その先送りの口実だった薬理学のワールドカップもいよいよ閉幕!

この日の朝8:30から私のC大の同僚のU教授がオーガナイズするセッションがあったのですが、朝起きられず会場到着はシンポジウム終了後(T_T)
しかしちょうど地下鉄駅の通路上で会場を後にするU教授とすれ違う。あ〜、これで「会場にいなかったでしょ!」という関西人からの鋭いツッコミは回避できた、、、はず(^^;;

最終日、そして外は激しい雨、国際会館の敷地を流れる川には前日以上に濁流が流れ、相変わらず警報が鳴り響く。薬理学会前理事長のA先生にたまたま行きあい少し立ち話。
「何十年か前に流木が三条大橋に集まってしまい、それが原因で洪水になったことがあるらしいですが、まあ京都市内は大丈夫ですよ」と余裕の表情。

会場内はどこも閑古鳥が泣いているのでは?、と思いきや、それなりに人が入っていて、皆さんの熱意に脱帽です。

そしていよいよClosing Ceremony。琴の演奏に始まり、YIAの表彰、そして成宮会長のご挨拶。メインホールにはそれなりに人が入っておりました。

さあ、そこまで参加したところで、この日の午後京大にて開催されるサテライトシンポジム”Systems Pharmacology and Artificial Intelligence Based on Real World ‘Big’ Data”に参加するため、会場を後にすることに。

国際会館玄関を出るとそこにはバスが。「時計台でのシンポジウムですか」、「はい」ということで、激しい雨の中、地下鉄そして歩きということを避けることが出来、助かりました。

バスで京大に向かう途中、鴨川の濁流の凄さを実感。雨こそ少し小降りになって来ていましたが、午後の講義が休講になったということで学生さんが構内に溢れていました。

4−5年振りとなる時計台会館。午後2時開始の1時間以上前に到着したので、地下一階のタリーズで軽く昼食。それを済ませたら、さあお勉強!

途中のコーヒーブレークが終わると、参加者がちらほら退出されていましたが、私は最後まできちんと聴講し、お金も払っていたので懇親会まで参加。

ようやくオーガナイザーのK先生にご挨拶。その他、少ないながらも様々な方々とお話しをして、意義のあるものでした。

企業さんのバックアップもあり?、豪勢な懇親会でしたが、新幹線の遅れも心配なので、早々に切り上げて、タクシーで京都駅に向かいます。
東西に走る高速が通行止めということで、国道1号へと向かうトラックで渋滞しているのを脇目に、無事に京都駅到着。

19:35発の新幹線を予約していましたが、その列車が来るのは何時になるかわからない、ということで、窓口の長い列に並んで、なんとか乗車変更。混雑を避ける為、自腹でグリーン車にUPgrade。おかげで19:40頃に出発する、2時間遅れの新幹線に乗ることが出来ました。

懇親会でそれなりに食べたのですが、知人から勧められた京都駅新幹線ホームの名物「たまごサンド」と生ビールを購入!
待っている間にビールの泡は飛んでしまいましたが、車内で初めて味わうたまごサンド! うん、美味!

車内で少しでも仕事をしようと思ったのですが、それも叶わず。
しかし列車は止まることなく無事に東京駅へ。
東京からの中央線快速もなんだか空いていて座ることができ、雨はそれほどでもないため、吉祥寺のタクシー待ちは殆どなく、これまたすぐにタクシーに乗ることが出来、思ったよりも順調に帰宅することが出来ました。

長い長い薬理学の祭典? WCP 2018 KYOTOが幕を閉じました。

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