ある師走の一日:七天王塚清祓式

12/5(水)
普段通りに朝5時には目覚めるが、また眠くなりそのまま布団で寝てしまう。

昨晩は酒も飲まなかったのに帰宅後すぐに寝てしまったのだが、今朝も気がついたら7時。う~ん、月曜日の飲み会の疲れ+火曜日の認知症の母とのやりとりで疲れが出たか!? 寝ている息子を起こし、自分もぼちぼち朝食をとる。

8時に家を出れば、四谷三丁目での朝9時から会議には間に合うはずだったが、なんとなくぐずぐずしていて家を出たのが8:20。やばい、9時には着かない! 年に一度の会議なので、会議前に会場入りして挨拶回りを使用、と考えていたのだが、中央線快速の遅れもあり、会場入りは9:15。まあ最初の演題が始まってまだ5分なので、良しとしましょう!(^^;;

今日は本来は朝から夕方まで本当は某省主催の重金属関連ミーティング。朝の発表と特別講演の間の10分間の休み時間でめぼしい人に挨拶をして、特別講演を半分聞いたところで、会場を後にして西千葉に向かいます。

そう、もともとミーティングの日程調整の時に既にこの日は予定あり、として出したにも関わらず入れられてしまったので、参加できる範囲で参加したのです。
そこで本来入っていた、13時からの普遍教育の運営部会に参加のため西千葉にやってきました。

少し早く着いたので西千葉の「武蔵家」で九条ネギラーメンを! 「ライス無料ですがどうしますか」と言われ、思わず「はい、頂きます!」と答える(苦笑)
炭水化物 X 炭水化物、というメタボ街道まっしぐら!、の最強コンビ。

いや、昼なら大丈夫!、と、最近の私のラーメン師匠、産総研のK森先生のお言葉を信じて完食! 昼なら大丈夫(^_-)

で、13:10から始まった会議。審議事項が終わったところで退出。時計は13:40。図書館の方に手配をして頂いて会ったタクシーに乗り、一路亥鼻へ!

道路の渋滞もなく、13:55に亥鼻キャンパス到着。図書館の事務の方にお出迎えを頂いて、支払いをお願いし、私は休むことなくそのまま七天王塚6号塚に向かいます。そう、この日は年に一度の「七天王塚清祓式」。私は附属図書館分館長として玉串奉納をするお役目があるため、その職務を果たすべくやって来たのです。

「七天王塚」とは千葉大学医学部構内に散在する7つの古塚のことで、千葉氏の守護神の1つの「牛頭天王(ごずてんのう)」祀っていたようで、古くから疫病・災害を除く神として崇められている塚のことです。一説には、この七天王塚は千葉氏の7人の兄弟を葬った墓であるとか、平将門の「七騎馬武者」の墓とも伝えられています。この七天王塚には「塚の生えている樹木の枝を切り払うと祟る」という祟りの噂がありますが、私はこの医学部に専門課程で4年、附属病院に勤務して3年の計7年を過ごしているので、祟り神として恐る気持ちはなく、むしろ私の教授選の前には何度も祈りに来ていました。そのお陰あってか、母校に教授として戻れたので、これも七天王塚のご利益と思っていたのですが、まさか自分が図書館長になって七天王塚清祓式に出ることになるとは夢にも思いませんでした。まさに神に導かれた、とでも言うのでしょうか?

千葉神社の宮司さんが来られ、普段何も無いところに祭壇が設けられ、いつもとは違う雰囲気。宮司さんの祝詞が始まると、途端に日が差して来て、なんとなく心温まる感じで式が進みます。

N医学研究院長、M大学評議員、S医学薬学府長、看護学部長、そして私、と言う順番で玉串奉納。6号塚での式が終わると、残りの6つの塚を事務方も含めた20人程度のグループで一つ一つ回って行きます。あー、私もこうやって一人で7つの塚を回ったな、あれから約3年、早いものだ、と感慨にふけりながら全部を回りました。

清祓式が1時間かからずに終わり、ご一緒したM先生が私の部屋に来られ30分ほど世間話。終わって3時半、ここから1時間の間、猛スピードで様々な仕事を手がけるも、OSを新しくしてからどうも調子の悪いPCで、印刷が全く出来なくなり、怒り心頭! あ~、OSのupgradeなどしなければよかった~、と思うも後の祭り。
仕事を残したまま大学を出て、再び四谷三丁目での会議に向かいます。

会議、とはいえ、当然朝からのミーティングは終了しているので、その後の「自由討論会」に参加するのです。昨年に続き、中華料理屋での自由討論会は、いつもの方々、年に一度の方々、そして新しい方々とお話しするいい機会。岡大と生理研の友らは今回は不参加なのは残念でしたが、毒性学会のK理事長がおられ、以前に手がけた共同研究の進捗状況をお教え頂いて、今後の展開に大いに期待するところです。

翌日は東京ー栃木の日帰りドライブがあるため、静々と退出して帰宅。

慌ただしい年末でもまたとりわけ?慌ただしい私の師走の一日が過ぎてゆきました。

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