惨敗の薬理学・代謝生理学合同 医学薬学府 修士課程説明会

2019.12.18水曜日。
この日は16:15から西千葉で初の試みとなる医学研究院 薬理学・代謝生理学教室合同の医学薬学府 修士課程説明会!

そもそもの発端は今年夏の大学院修士課程の入試で、今回は珍しく不合格者が
出て、定員割れを起こしたこと。その結果、医学研究院では2020年1月に第2回目の修士課程の入試を行うことになります。
それを受けて、この機会をチャンス!、とお考えになられた医学研究院統括副研究院長のM先生から、「新しく出来た国際教養学部には理系の領域もあるものの、まだ大学院が無いから、今年の4年生でまだ進路が決まっていない学生さんもいるのでは無いだろうか。そういう学生さんを一人でも亥鼻に連れてくるべく、先生の教室と一緒に修士課程の説明会をしてみない?」とお話を頂いたのです。

実は私は昨年から西千葉での普遍教育の講義を始めていて、園芸学部、文学部、薬学部の学生さんに教える機会を得ておりますが、昨年教えた学生さんはまだ2年生。しかし来年4月に入学するのは今4年生の方。普通はこの時期もう殆ど進路(就職ないし進学)が決まっていて、しかも縁のない国際教養学部の4年生にどうやってアプローチできるのだろう、と思いましたが、先輩に言われては、ということで、まあものは試しと割り切って、合同の説明会を開催することにしたのです。

そこで、西千葉キャンパスで教室紹介を実施し、可能であれば西千葉キャンパス所属の4年生に医学研究院修士課程の存在を知って頂き、あわよくば第二回目の応募の受験の検討をしてもらえないだろうかという目標を立てました。

しかし一体どこで説明会をやるのか?
そうだ、あの附属図書館1階の階段スペース、プレゼンテーションスペースを使わせてもらってスライドでプレゼンをするのはどうだろうかと考え、日時を決めてその場所を1時間ほど借りることにしました。

同時に説明会のポスターを作り、国際教養学部の掲示板に貼ってもらいます。

果たしてこれで人が一人でも来るのでしょうか??

なんとなく国際教養学部だけでは人が殆ど来ないような気がしたので、知り合いの園芸学部、理学部、工学部、教育学部、文学部の先生方にお願いして、説明会のポスターをそれぞれの学部の掲示板に貼ってもらうようにもお願いしてみました。

とりあえずやれることはやったかな、とあとは問い合わせがあるかどうかを待ちます、、、なのに前日まで問い合わせは「ゼロ」! う〜ん、、、

16日の月曜日、七天王塚清祓式でM先生とご一緒したのですが、その際に
「先生、これまで問い合わせは0件なんですが」
「え〜、そうなの?、じゃあ、やらなくてもいいか!」
「(え、今更そんなことを!)あ、いや、でも連絡はしなくても当日くる学生さんもいるかもしれないですから、そういう方が来た時に、誰もいないのは返って評判を落としますよ」
「じゃあ、行くから」
それはね、統括副研究院長・副学部長と副学部長の二人が雁首並べて誰もいない場所で30分待っている図、なんてカッコ悪いのはわかりますよ!
私だってそんな絵、欲しくないです!
でも言ってしまった以上、一人も来なくてもやるしかない、というのが私の思いです。

で、いよいよ12/18水曜日。午後4時に亥鼻から西千葉に到着。
う〜ん、誰もいない広いプレゼンテーションスペース。
そこに一人の男子学生が着席。おっ、もしや!、と思ったのも束の間、会場のプロジェクタを立ち上げ、パソコンをつなぎ、ダブルスクリーンにパワポのファイルが映し出されると、そそくさと立ち去る学生さん! お〜い!!(涙)

開始の16:15の5分前を切っても現れない聴衆(汗)
手持ち無沙汰で仕方ないので、SNSに投稿、「誰もいません(涙)」

そして16:15、誰もいない、、、おまけにM先生、もう時間なのに来ないし!! 誰もいないスペースで一人黄昏る50代半ばの男(私)、は〜

そこへ現れたマスクに顔を包んだ謎の人物!
学生さん、ん?、いやそうではないよな、はい、「私ですよ!」とマスクをとるとアカデミックリンクのFB友のK本先生!

「あ〜、予想があたり、ゼロですよ、ゼロ!」
「FBのポストを見て、まだまだ宣伝のしがいがあると思って来たんですよ」
「あ〜、そうですか、それはぜひお教え頂きたいですね。とりあえず参加者がおらず、一人黄昏る私の写真撮って頂けないですかね」

5分経っても人が集まらないところ、カジュアルなかっこで登場したのはM先生。

「いや〜、館内のどこか小さな会議室かと思っていたら、『そういう部屋の予約はない』、と言われちゃって、、、でもA先生が、と言ったら、『そこですよ!』と。こんな場所があったんだね!」

そうか、会議でもなければ図書館なんて教員、特に亥鼻の教員は西千葉の図書館になんて来ませんよね〜

そこで、15分経っても誰も来ないので、ここからはK本先生、M先生、私を囲んでの早速の反省会(涙) K本先生からは色々ご教示を頂く。やはり西千葉の学生さんの目線が欠けている事が1番の課題。う〜ん、、、

そうこうしていると、図書館の建物の外から写真を撮影しているっぽい、不審な人物が! って、それは実は見慣れた方、そう保健管理センターのU先生!

「あれ〜、誰もいないの〜、なら例えばビラを持ってこの建物の2階や3階を回るとか、あるいは館内放送をしましょうよ!」となぜか積極的。

「あ、いや、まあもう時間だし、今回はこれでいいのではないでしょうか? (とりあえずこのまま止めれば、言い訳はいくらでもあるし!、館内放送しても人が来なかったら恥の上塗りでしょう)」

でもそこに現れた図書館のIさん。「じゃあ、今回は亥鼻分館長もおられるし、特別に案内してみましょう!」という案にK本先生とU先生、M先生が同意され、K本先生のキャッチーな説明文を考案し、すぐさま館内放送!

しかし私の懸念の通り、呼びかけてみても参加者は一人も現れず、17:15とジエンド。
「やってみて色々勉強になりました!」とM先生。私も全く同じ気持ちです。
やらないとわからないことはあるのですよね〜

今回の経験を元に、来年はパワーアップして第2回目の募集ではなく、第一回目からと早め早めの対応をしたいですね!
ということで、この日は結局学生参加者ゼロで終了。まあ、予想通りでした。

その後、M先生と西千葉駅でお別れして、西千葉から千葉に出て、外房線に乗り込み母の住む場所へ!

夕食はまだのようだったので、母を連れ出し近くの居酒屋へ
認知症の母に説明しても仕方ないので、とりあえず一人慰労会。
酔っ払いながら母の買い物に付き合って、母を家に送り届けたら、私は一人また千葉から東京へと戻ります。

居酒屋では酒の肴とビールだけでしたので、小腹が空いてきます。

ちょうど錦糸町での総武線快速から各駅停車がうまく行かなかったので、また吉祥寺に戻ってからだと時間が遅くなるから、ということで、初めて錦糸町の「天下一品」へ! ここはもともと内科の後輩に勧められていたのですが、駅からちょっと遠いので、なかなか行けずにおりました。
しかし今夜は惨敗した説明会の傷を癒すには、やはり「毒」しかないか!、
ということで久しぶりに天下一品に来ました。

いつもの「こってり」を注文、あ〜、これこれ、これが天一!

食べ終わると再び錦糸町駅に戻り、運よく来た三鷹行きに乗り込み、錦糸町から吉祥寺まで座って変える事が出来ました、とさ。

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