朝からの肉眼的血尿で大騒ぎ?

9月末から10月に入り、毎日忙しい日々が続いております。
今日の塾長として書きたいことは溜まったままですが、とりあえず今朝は、「あ〜、これでついに俺の悪運も尽きたか!」
と思う出来事がありました。

昨晩も毎月恒例、これで5回目となる「日本の医療と医学教育の行末を考える会」、いわゆるZOOM飲みでしたが、夕食時に缶ビール1本飲んで、夜8時から2時間、このZOOM飲みで缶ビールをもう1本飲み、喉の渇きを感じながらもその日はそのまま寝てしまいました。

2020.10.11(日)

もともと水をあまり飲まない私、今朝もろくに水を飲んでいません。

今朝は曇りということで、昨日雨で歩けなかった分、6:15から野崎八幡、大沢八幡、井口八幡と近所の3八幡神社を巡るウォーキング!
約100分、歩数にして10,000歩を歩いて帰宅しました。

体重測る前に前にトイレに行きおしっこをすると、ん?、なんか尿の色が濃い、便器に落ちて広がる尿が赤い!
家内に紙コップをとってもらいためてみると、赤い色の尿がたまり最終的にいわゆる番茶色の尿がたまります。

「うわ、来たか!、肉眼的血尿だ! やべ〜、自覚症状無いし、これは癌だな!」

一応元腎臓内科医なのですが、肉眼的血尿の多くは泌尿器科の担当領域。
一般的には尿路のがん(膀胱がん・腎盂尿管がん・前立腺がん・腎がん)、尿路結石、膀胱炎、前立腺炎などが主な原因。

「肉眼的血尿はさらに重要な病気のサインで、たとえば膀胱癌の85%は肉眼的血尿を契機として発見されます」

そうだよな〜、症状ないからやはり癌だな、こりゃ、と覚悟を決める。
もう年齢も50を超え、いつ癌になってもおかしくないはずで、しかも私が13歳の時、父が直腸癌でなくなっているので、自分が癌になった際のシミュレーションはしてあるため、「あ〜、明日は西千葉の図書館に行く予定だったのに、これで外来受診しないといけないので、西千葉行けないから誰に代わってもらおうかな」なんて考えながら、とりあえず現在進行中の科研費申請書作成を進める。

実は共同研究者が泌尿器科のS先生。あ、そうだ、ついでだから聞いてみるかと、朝8時の写真(上)を見せながら、LINEで相談。

「一昨日お会いした際に先生風邪引いてましたよね?(確かに鼻水が凄かった、汗) 風邪引いてから数日後に膀胱炎になる人結構いるんですよ、膀胱炎じゃないですか? しかも今季節の変わり目で急に寒くなって来て、体調崩す人が多い時期。体の抵抗力が落ちるこういう時期に膀胱炎いるんですよ。先生お疲れのはずだから! 3日も抗生物質飲めば治りますよ。直らなければ膀胱癌ですかね? いつでも調べますから言ってください」

ということで、確かに膀胱炎かもな、教科書的には尿道の短い女性が殆どと思ってたけど、高齢者になれば男性だって膀胱炎あるしな、、、そうか、俺、高齢者(汗)

そして昨日10/10、年齢は勿論そのままですが、体重だけ8月から7kg減って62.8 kgとチョー久しぶりに62kg代という20世紀の体重(笑)に戻ったばかり。
しかし体重を減らすべく、食事も今までよりも減らしていたのも体にはよくなかったからな〜、なんてあれこれ考え直す。

ともあれ、お昼のトイレで採取した尿は赤みは薄まったものの茶色で尿が混濁(左下)。うん、これは確かに膀胱炎か

そこで家内に薬局に行ってもらいレボフロキサシンをもらって来てもらい内服。
同時に普段殆ど取らない水分を摂取し、今日は吉祥寺にも出かけず大人しくしていると、黄色透明な尿に戻る!(右下)
いや〜、抗生物質、やはり効きますね、薬理学教授が身をもって実証してしまいました。

ということで相変わらず「大山鳴動して鼠一匹」ということで(苦笑)

 

メニュー