母方の祖母の命日:2年ぶりの奥多摩 高水三山へ

2020.11.8
今から20年前のこの日、私の母方の祖母が亡くなりました。
母にはその記憶が無く、まだ母の中では生きているようなので(^^;;、母の記憶は21世紀には入っていないことがわかります(苦笑)。

本日5年前のFacebookへのポストが「過去のこの日」として出てきましたので、2015年11月8日の投稿をまずご紹介させて頂きます。
この約2ヶ月後、2016年1月から母校に戻ることが決まっていた時期。遠い過去のように感じます。

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今日11/8は母方の祖母の命日。
亡くなった2000年、当時私はフランス留学中でした。

カトリックの信者で聖母マリアを崇拝?していた祖母は数々の奇跡で知られるフレンチバスクの町「ルルド」に行きたいと言っていましたので、ラボの同僚に休むことを伝え、家内と2人で南仏コートダジュールからピレネー山脈の麓まで鎮魂の長距離ドライブを敢行しました。

ルルドを訪ねたついでに足を伸ばしてスペイン初入国! 美食の町として知られるスペインバスクの大西洋に面した港町サン・セバスチャンまで行きました。
聖地ルルド、初めてのスペイン、初めての大西洋、思い出深い旅でした。

その命日の今日、私がお世話になっているD医大越谷病院の元副院長 某U先生に教えて頂いた ザ・プリンス パークタワー東京最上階にあるレストラン ブリーズヴェールでの「美食の饗宴」バスク地方の巨匠による特選料理フェアに(ダメダメ息子も連れて)出かけて来ました。

007で有名?なボランジェのシャンパン、魚料理にはトム・クルーズも買いに来るシャトーモンテュスの白、そして鴨肉には同じシャトーモンテュスの赤にレ・ゼルミタージュとソムリエのI氏のお勧めを頂き、大満足。

料理を作った2人のフランス人シェフにわざわざテーブルまで来て頂いてご挨拶まで頂き、大感激でした!

フランス留学前、最後に祖母に会った際に言われた言葉は「人に気に入られる人になれ」でした。当時の私は人に媚びを売ってまで気に入られたくない、と思ってましたが祖母には「わかったよ」と手を握りながら別れました。

あれから16年経った今、祖母の言葉が胸に染みる気がします、媚びを売るだけが人に気に入られる方法ではなかったんだ、と。「人のために生きる」ことだったかな、と。

そして今一緒にいる家族だけでなく、過去一緒だった身内、そして会うことはなかったが繋がっていた先祖、そんな全ての繋がりがあって今ここにこうしていることに幸せを感じ、かつ感謝したい。
そう思いながら店を出ました。

これからまた出会うであろう新たな困難に立ち向かうべく、鋭気を養った1日でした。
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前日の7日は、父の命日でホームの母と墓参りに行きましたが、この日8日は、これで3週連続となる紅葉山さんぽ、2年ぶりの奥多摩高水三山を訪ねて来ました。

2年前の高水三山訪問は「山さんぽ:高水三山縦走」として異能塾で記載しておりましたので、そちらをご参照下さい。

山さんぽ:高水三山縦走

この日は朝6時半前に自宅を出て、バスで三鷹駅に向かいます。
三鷹駅で朝食と昼食用におにぎりを買い、混雑する特別快速ホリデー快速おくたま号には乗らずに、青梅行きに乗り、着席してまず青梅まで向かいます。蜜を避けるのもありますが、青梅、御嶽、奥多摩と主要駅にしか停まらず、本日の目的地軍畑(いくさばた)駅は通過されてしまうのです。

青梅からは4両編成の奥多摩行きに乗り換えますが、10両から4両になったことで、車内は結構な「密」状態。電車は単線で多摩川の渓谷に沿って走るのですが、ここが朝から激混みというのは、流石にここも東京!なんですよね(苦笑)

青梅から一駅ごとに人が降りて行きますが、車内はまだ混雑。私の目指す軍畑でも何人かおりますが、さすがに御嶽駅のような混雑とは程遠くホッと一息です。前回訪ねた時は車でしたが、今回は電車ということで、少しだけ歩くのは短く済みます。

線路を渡り、平溝通りを進み、10分ほどで高水山の道標があり、そこを曲がり、沢沿いの道を進みます。普段なら「最初からクライマックス!」の私は、一気に行くのですが、この高水三山は最初の高水山にたどり着くまでが大変なことを前回学びましたので、今回はスロースターターで、体力を温存しながらゆっくりと進みます。

高源寺のトイレをお借りした後、勾配が急になって行く道を進み、簡易舗装の道が終わると砂防ダムに到着。ここからは樹林帯の伸びる山道となり傾斜もさらに急になります。

軍畑駅を出て約1時間、予定よりも少し早く高水山に向かう尾根に出ました。尾根を少し行くと「六合目」の石碑があり、もう半ばを越えた!、と思うと元気が出てきます。

七合目、八合目、九合目と進み、高水山山頂の下にある常福寺に到着。ここは紅葉が美しかったです!

さあ、まずは一つ目の山頂!、と思っているとそれまで曇っていたところに陽の光が差し込んできます。はい、もう言うまでもないですね、私は晴れ男、太陽に愛されし者!、ですので、神様がここまで来たことへのご褒美をくれた!、と感じます。

高水山山頂付近の紅葉も綺麗ですね。御岳山の先には今年も行きたい大岳山が見えます!
うん、これは「ここまでこい!」という大岳山の神様のお誘いですね(笑)
神社の祠はないのですが、思わずお日様に手を合わせてしまします、祖母を思い出しながら(祖母はクリスチャンでしたが、苦笑)。

高水山(標高759 m)で小休止した後、次なる目的地岩茸石山に向かいます。
高水山の下りが結構急なのですが、それさえ終わればそれほど険しい場所はなく、紅葉を見ながら進み、程なくして岩茸石山の山頂(標高793 m)に到着しました。

今までどこにいたんだろう?と思うほど人の多い山頂。携帯コンロで調理をしている人も多く、いい匂いが立ち込めています(笑)

ここで我々も周囲に広がる紅葉を眺めながら、昼食用のおにぎりを方ばり、甘いものを食べたりしてここでも小休止すると、山頂にある祠に祈りを捧げ、3つ目の山、惣岳山に向けて歩き出します。

今度は急で滑りやすい崖をまず下り、ここからは長い尾根道を進みます。
途中伐採された斜面が続く尾根から高水山を見ながら進むと、惣岳山山頂に向けて続く崖の斜面を登ることに。
これが結構急で、、、

そこも頑張って登ると、惣岳山山頂(標高756 m)に到達します。
ここでも水分補給と糖分補給をして小休止をすると、青渭神社の奥宮に参拝後、今回の最終目的地御嶽駅を目指します!
この惣岳山からの下り、土が粘土質になっており、多くの部分が滑りやすい状態。それでも昨日は奥多摩には雨が降らなかったせいか、この粘土質の土がまだ乾燥しているので、2年前よりはまだ歩ける感じです。

でもこれがずっと続くので、滑らないように気をつけるのが結構なストレス。
おまけに下りが続くため、ついに左膝、そして右膝に痛みを感じ始めたので、膝にサポーターを巻いて保護しながら、痛まないように気遣いして下って行きます。

少し行くと真名井ノ井戸に出ます。前回は水が溜まっていましたが今回は涸れていますね、とはいえ一応手を合わせて先に進みます。

前回は沢井駅への分岐のところで、先に見える上りを回避したのですが、今回は御嶽駅近くのMITAKE TERRACEでの生ビールが目的(笑)のため、沢井駅には逃げずに、目の前の急な斜面に立ち向かうことにします。
これが一山越えたか、と思うとまた小山が続くという、気持ちを切らせるための仕業か!、と悪態をつきたくなるような仕掛けで、せっかく下った尾根を再び登るという気持ちがキレそうなルート。あ〜、ビールが無かったら、絶対沢井駅に迂回していたな、前回の判断は正しかった、と思わざるを得ないものでした。

そろそろこれ以上ないなという丘の上に立つと、下には青梅街道の車の往来が見えてきます。

すぐそこなんだけど、あそこまで降りるのはまだまだだな〜、という予想通り、下りがまた延々と続き、なかなか街道レベルまでたどり着けません。

思った以上に時間がかかって、高水三山登山口、の標識のところについた時には、出発からちょうど5時間かかってました。
ガイドブックの歩行時間4時間20分でしたので、まあ休憩分を入れて小一時間は長くかかった感じです。

線路を渡り舗装された道路を下ると、そこは2週間前にも立ち寄ったMITAKE TERRACE!
早速生ビールにフライドポテト、そしてソーセージを注文!
あ〜、山さんぽを終えた後に飲むビール、最高です!!

この後は御嶽駅から奥多摩線、青梅線、中央線と乗り継ぎますが、まずは青梅に行き、そこから青梅始発の中央線快速に乗車し、三鷹まで寝ながら一本で戻ることが出来ました。
いくら早く帰れても、満員のホリデー快速おくたま号で、飲んだ後、ずっと立って帰るのは辛いですからね、、、

本日の走行距離12.7m、歩数21,990歩、上がった階数193階、帰宅時の体重は63.1 kgでした。

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