久しぶりの南房ドライブ

2020.12.06(日)
10月末から11月末まで、好天続きだったこともあり、連日の奥多摩・秩父山さんぽを続けてきましたが、嵐のような先週1週間が終わったため、この日は前日より車を借りて、母の冬の着物を取りに行きがてら、安西家先祖代々の地、南房総に出かけて来ました。

朝6時半に三鷹を出て、中央道からアクアラインを目指します。
「川崎浮島から渋滞」の表示を見て、流石に家を出るのが1時間遅かったかな、と思いましたが、アクアラインの入り口は混雑はしているもののそれほどの交通量ではなく、まあノロノロ運転という感じで、海ほたるも「空」マークで思ったほどではありませんでした。

館山道の分岐から館山を目指すのですが、そちらの方向に進むのは少数、あれ、皆さんどこへ行くのだろう?と思うほど、朝霧に霞む館山道は空いておりました。

富浦からは海沿いを走り、館山市に入り、八幡海岸で休憩。
空は晴れておりますが、東京湾の向こうには雲があって、残念ながら富士山は見えませんでした(涙)

その後定番?の房総フラワーラインを西に向かい、夏には海水浴に来る見物海岸、波左間海岸を通過して、洲崎神社へ。海水浴だけでなく、冬に南房総に来る際にも大抵この神社には参拝しております。

今年の仕事初めの2020.1.6(月)、毎年恒例の「教室初詣」は安房國一ノ宮 安房神社に行ったのですが、ここ洲崎神社は江戸時代に安房国一宮とされたという、平安時代の「延喜式」にも載るこちらも古い神社。標高110mの御手洗山中腹に鎮座し、太平洋を一望できるほか、石橋山合戦に敗れて安房へ逃れた源頼朝が戦勝祈願した神社とのことで、展望台には「源頼朝公笠掛けの松」があります。

約150段ある階段を上り、本殿、境内社に参拝し、展望台にある富士見鳥居まで行きますが、ここでも残念ながら富士山は見えず(涙)。まあこういう日もありますわな。

ここからまた房総フラワーラインを今度は東に向かい、南房総最南端 野島崎灯台を目指します。

途中の根本海岸で広々とした青い空に太平洋の青い海に魅せられ、車を止めます。

「白鳥はかなしからずや空の青海の青にも染まずただよふ」

儚き旅を続けた歌人若山牧水は明治40年(1907年)に白浜、明治42年(1909年)に布良と二度も安房地方を訪れています。若山牧水は、房総を愛し白浜以外に大原海岸、銚子の犬吠埼、九十九里浜、手賀沼などを訪れ多くの歌を残しているとのこと。
千葉県内では犬吠埼にも句碑が建っているほか、ここ根本海岸に建てられています。今回は面倒なので、句碑の写真撮影はパス(笑)

さあしばらく車を走らせるともう野島崎。正月以来の訪問です。とはいえもう何度も来ていますが(笑)

灯台の北側には厳島神社があり、そこは野島崎を訪ねる時必ず参拝するのですが、それまで晴れていたのに、ここの神社を参拝する時だけお日様が雲の影に隠れてしまいました。

とはいえ、折角なので、ここ厳島神社に祀られている、観光ガイドに乗っていない?御神体を優しくなでると、子宝、金運、縁結び、幸せ、に恵まれます、と書かれているので、本殿参拝がてら今回も優しく撫でて参りました。

灯台は正月に登りましたので、今回はパスし、とりあえず最南端へ。
すると雲の中にあったお日様が再び現れ、急に暖かくなります。
白い灯台が青空の中で映えますね!

今回のメインは土気の母の家にある冬物の服を取りに行く事ですので、あまり長居は出来ません。
という事で、野島崎も早々に立ち去り、ここからいよいよ北上します!

いつも行く「潮風王国」はパスして、旧丸山町の道の駅 ローズマリー公園の「はなまる市場」へ!
ここにある醤油のテイスティングがうちの息子のお気に入りだったため、南房総に来ると何度も立ち寄っている場所。

今回は「海鮮丼はじめました!」ののぼりにつられ、おっきい魚とちっさい魚丼(690円)を購入。なんと購入者には外の売店で「だし汁」をもらえるサービス?付き!

今回は先を急ぐので、ここも長居はせずにさらに北へと向かいます。

鴨川市内に入ると突然渋滞し、なかなか進まなくなったのは驚きですが、渋滞する交差点を抜けるとそこは何度も来た鴨川シーワールド! 今回はパスしましたが、入り口前にはお客さんも沢山いて、まだ潰れないかな?、と安堵しました。

さて、鴨川の渋滞にハマったお陰?で、時間が経ち、お腹も空いてきたので、先ほど購入した海鮮丼を海を見ながらでも食べようかとなり、そんな海の見える場所を探しに、思いついて国道を外れて安房天津の街道を進むことに。

そこでたまたま海に行けそうな道を前の車が入って行くのについていくと、そこは二夕間海岸。
ここの駐車場に車を止め、外には出ずに車内でお昼にしました。
もちろん頂いただし汁を最後に残ったご飯にかけて頂くと、う〜ん、これはうまい!

丼を食べると早々にここも立ち去ります。

とはいえ、そろそろ国道に戻る、というあたりにきた時、目の前に現れたのは「天津神明宮」の大きな看板! そうか、ここに来るために先ほど国道を離れたのか。これは神様に呼ばれたのだ!、と感じ、本当は急いでいるのですが、ここだけは寄らねばならないと、回り道。

この天津神明宮、「房州伊勢の宮」とも呼ばれ、西暦1184年、源頼朝公によって伊勢よりご分霊を受けご創建された神社とのこと。なんとここも源頼朝公との関連の深い神社だったとは!

もう少しゆっくりと参拝したいところでしたが、時間がないので、本殿中心に回って退散。
神様お許しを!、またお訪ねしますので。

という事で、ここからは海沿いを離れ、大多喜、茂原、と進んで土気へ。
土気到着は13時半。少し遅くなりましたね。

母の家では掃除機をかけたり、冬物の服を探したり、靴を探したり、などなど。
なんとか1時間前後で済ませて、東金有料と京葉道の合流する千葉東JCTでの渋滞を避けるべく、午後2時半には出発をすることに。

早く出たつもりでしたが、「大宮ー貝塚、渋滞4 km 20分」の表示。
あ〜、ダメだったか〜(涙)
貝塚を過ぎても穴川まで結局渋滞。ここはいつも混みますね。

それでもその後は渋滞もなく無事に中央道高井戸へ。
休みの日でもバタバタでしたが、何より久しぶりに「空の青海の青」に出会えて、心洗われました!

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