麒麟は来たか?

王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟。
応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは、誰なのか……
そして、麒麟はいつ、来るのか?

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、主君織田信長を裏切り、死に至らしめた謀反人として知られる明智光秀が主人公と聞いて、大コケ?した2012年の「平清盛」のようになるのか、それとも私の記憶に残る最初の大河ドラマ、1976年の「風と雲と虹と」のように、史上類のない反逆者とされる平将門が、一気にその評価が変わったようになるのか、興味を持って結局1年間み続けました。

今日がその最終回でエンディングはSNS上で賛否両論のようですが、ドラマとしては成功し、反逆者明智光秀像が大いに覆ったのではないかと思います。そして長谷川光秀と染谷信長の関係は実際こうだったかもしれないな、と思わせるような脚本に引き込まれました。

その大河ドラマの最終回があるこの日2021.2.7日曜日、朝はゆっくり起きて朝食を済ませ、まったりと過ごし、日も高くなった11時、天気もよく、春のような暖かさに誘われ、近くの神代植物公園に梅の花でも見にいこうか、となりました。

受験が終わり、大好きなスマげで当然夜更かししている馬鹿息子は布団の中。
「今から散歩に行ってくるから、お昼は一人で適当に食べていろよ!」と言うと
「今日は本買いに吉祥寺に行くの!」と答える息子。
「本買って欲しいなら、吉祥寺で本買って欲しいからお願いします!、だろ!」と私。
「行きたかったら早く起きろ!」

と言うことで、まずはバスで吉祥寺に向かうことに。緊急事態宣言はまだ継続中ということで、吉祥寺行きバスの乗客は少なめ(ゼロではないですが)。

「コピスの本屋がいい」と息子が言うので、吉祥寺の北口へ回る。
普段の日曜日よりは通りの人は少ないですが、ここもゼロではないですね。

本屋では息子と別れてそれぞれブラブラとして欲しい本探し。
それほど待たずに息子がやって来て、「これ買って!」

受験中も哲学の本を買って読んでいた息子、今回もハードカバーの本を含め3冊を私に渡す。
う〜〜ん、マジでこんな本読むのか? とても理系クラスにいた人間とは思えないチョイス。
農学部志望なのに、数学の代わりに国語で受験すると言う変わり者の息子らしいか(^^;;

ちなみに私のチョイスはこんな感じ。いつもの新書?と歴史小説に月刊紙「歴史街道」

本屋で歩いたら疲れた、レモネード飲む!、と言うので(本当に子供の頃から注文の多い息子でして、苦笑)、Lemonade by lemonicaにてレモネードを飲む。

「お腹空いた」と息子が言うので、では何食べる?と聞くと「油そば」とのこと。
私の好きな「ぶぶか」も、息子の好きな「東京油組総本店 東京吉祥寺組」も混んでいるので、結局諦め、空いていた居酒屋で丼物ランチを!

その後バスに乗り、息子は途中で帰宅、親は当初の目的の神代植物公園へと向かう。
しかし、、、緊急事態宣言のため都立公園はどこも休園の例に漏れず、神代植物公園も休園。

残念ながら遠回りをして梅園を外から眺める。白梅が咲いているのを確認!

折角なので、と別名「深大寺総社」と言われる青渭神社に参拝。ここに来るのは久しぶりな気がします、先月1月は学位審査で忙殺されて何もできなかったので。

そこから野ヶ谷を抜け、杏林大の南側に周り、息子が小さい頃によく遊んだ新川丸池公園へ。

ここならきっと梅が咲いているはず!、と訪ねてみると、まだ満開ではないものの紅梅、そして白梅が咲いていました。いいですね〜、春が近いことを感じますね。

来たついでに勝渕神社に参拝し、その後は仙川に沿って家へと向かいます。
でもただ帰るのではなく、途中の桜の名所、仙川公園の梅の様子を見にいくためです。

予想通りここ仙川公園も、まだまだ咲き始めながら紅梅と白梅が咲いています。
梅は長く咲いていてくれますから、あと1ヶ月近くは楽しめるはず!
その時までに緊急事態宣言は解除になっているといいですね。

2月の私の誕生日に梅が咲き始め、梅の満開を過ぎ、杏林大の杏の花が咲く頃、それが息子の生まれた時期。杏林大で息子が生まれ無事に退院する時、我が子を胸に抱いて建物を出た先で、満開の杏の花が迎えてくれたことは(認知症にならなければ、汗)死ぬまで忘れないでしょう!

翌日からはまた冬の寒さが戻ると天気予報が伝えていますが、1日また1日と春が近づいて来ています。冬来りなば春遠からじ、ですね!

春は名のみの風の寒さや。
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず。
時にあらずと 声も立てず。
(早春賦)

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