第5回黒潮カンファレンス

2021.9.18(土)
台風14号の接近により朝から雨の東京。

なんと東京三鷹市では河川洪水警戒レベル3相当!
我が家の近くを流れる仙川が黄色い色になっていたため、その様子を見に行くと、普段は枯れた川にも関わらず、ご覧の通りの激しい流れ!

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いや、増水した川に近づいてはダメでしょ!、それ一番危ない命落とすヤツですよね(苦笑)

この時台風は和歌山県に上陸し、三重県に向かって移動中。どうやら東海道新幹線も一時止まっていたみたいで、この日から始まる「第5回黒潮カンファレンス」、うちは教室員総出で参加でしたので、対面開催だったら台風による鉄道運行への影響で大変だったはずですね。
実際2017年に高知で開催された第2回黒潮カンファレンスでは台風直撃を受け、大変でしたので。しかし5回中2回が台風の影響を受ける黒潮カンファレンス、来年の香川、再来年の宮崎も大丈夫ですかね?

と言うことで、本会の開催に先立ち、12時から恒例の黒潮カンファレンス理事会の開催。
この第5回黒潮カンファレンスは本来は昨年2020年に開催予定でしたが、COVID-19感染拡大の影響を受けて今年に1年延期されておりましたので、理事会の開催も延期となって迎えた本日となります。

過去4回、いや、そもそも私が実行委員長を務めた第1回には理事会など無かったので、理事会なるものが開催されたのは確か第3回からですが、過去2回は理事会と言っても次の回の実行委員長を決める位で、話題らしい話題はありませんでした。

今回は、既に実行委員長の決まっている来年2022年の第6回、再来年2023年の第7回の次の2024年の第8回実行委員長を確定し、2025年の第9回実行委員長を推薦するに当たり、2026年の第10回以降をどうするのか?、その方針をそろそろ決めた方が良い、すなわち、今後の「黒潮カンファレンス」はどこへ向かうのか?を話し合う会となりました。

ご想像の通り?、このことは事前に私から話題提供として黒潮理事の先生方に投げかけてあったのですが、
1、理事のメンバーの地域性(中四国に偏在)
2、理事のメンバーの専門性(ほぼ医学系)
では、
「異分野融合とは名ばかりに思える非常にローカルで内向きな研究会」
と思われても否定できない点をあげました。

私は常々、定年間近になって言わばご褒美的に学会を開催して「あがる」システムの問題点は、学会を開催して得た経験が定年とともに失われてしまうこと、そして定年で辞めるので、課題があってもそれを認識せずにフィードバックされないことが大変もったいないことであると感じており、教授になったら早い時期に学会、は無理でも研究会を開催して、如何に参加者を集めることが大変か、資金を得ることが大変か、そして運営自体がどれだけ大変か、を知ることで、定年前に大きな学会をやる際の経験値があが理、ひいては良い学会が開催されることで学会員にフィードバックされ、研究の活性化に繋がるものと思っております、

で、学会の運営を出来るのは大体教授になって10年程度の時間が必要で、それを待つ間に言わば新人教授の登竜門としての会が必要で、そのひとつが「黒潮カンファレンス」と捉えていますので、内輪で回してゆくのも実は1つの方針で、理事を拡大してしまうと回って来るチャンスは減りますから、ここの辺りは今の理事の先生方がどう言う未来を考えるかにかかって来るのだ、と伝えました。

ちなみに第5回が1年のび、実質上理事会の活動も1年無かった、と言うことで、現理事会体制を1年特例的に延長することが承認され、この伸びた1年の中で、議論をして行くこととなりました。

理事会は予定の30分から伸びて45分かかりましたが、続いて13時から、いよいよ本会の開始です。

13時をすこし回って第5回実行委員長から開会宣言で始まります。

続いて現理事長からの開会挨拶がありました。

そして最初のセッション「医療情報創薬」が始まり、最初の座長へとバトンタッチ!
順調な滑り出しでした。

 

2021.9.19(日)
2日目のこの日は8:40から開始!

私は10:05からの「臓器関連創薬」の座長です。

この黒潮カンファレンスのもう1つの目的は、若手の育成。
こう言う場でどんどん質問に立ってもらうことも大事ですから、「まず若手や異分野から来られた方に質問をして頂き、理事の方はその後にしていただくことにします!」と宣言。
最初の演者の際には、5名の質問がありましたが、若手が3名も質問に立って頂きましたので、理事2名(なんと第3回と第4回の実行委員長!、笑)には質問は遠慮して頂きました。

質問が増えると時間が延びるのが常。2番目3番目の演者は理事で第2回と第4回の実行委員長であることから「質問は1名のみ、早い者勝ち!」とチャット欄に流して時間調整モード。まあ長引くのは盛り上がっている証拠なんですが、時間も貴重ですからね。

ちなみに現理事長のS先生から、「A先生がこの会はネクタイつけて来るな!、って言うから、私はノータイなのに、座長のA先生がネクタイつけていて裏切られた!」と言われ苦笑。

S先生の発表後に「いや、前日の理事会で私はポロシャツで参加したら皆さんワイシャツ着て参加しておられ、一人浮いていたので、今日は皆さんに合わせたんですが、S理事長に『裏切り者』と言われてしまいました」と一応言い訳。
では来年は期待に応え、ポロシャツで参加しますので!!(^^)

さあ、最後のセッションも終わり、若手優秀発表賞の表彰式。

それが終わると、次回、来年の第6回実行委員長からのご紹介。

で、最後は今回の実行委員長からの閉会の挨拶!
と言うことで、初めて全面オンラインでの開催となった第5回黒潮カンファレンス、大きな盛り上がりの中で無事に終わりました。

 

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