3週連続の週末山さんぽ:初の奥多摩湖へ

2021.11.21(日)
1週間前の天気予報ではこの日は雨でしたが、さすがは天下の晴れ男の私!?
数日前から日曜日は曇り時々晴れ、の予報に変わり、11/6(土)、11/14(日)に続く3週連続の山さんぽが可能な状況になりました。

で、行く先ですが、11/14の三頭山から見えた奥多摩三山の1つ御前山を考えましたが、高低差900mと言う中級の山はまだ山さんぽ用の体が出来ていない状態では難しいかな、と言うことで却下。
続いて、駅から出発して駅に戻ると言う、バスを使わないルートだと楽でいいよねと言うことで、本仁田山を考えましたが、こちらも高低差900mと言う初級〜中級の山ですが、三藤さんの高低差500mで苦しんだ状態では今は無理か、と言うことになりこちらも却下。
でも先週の三頭山から見えた奥多摩湖の周囲の山さんぽがしたいよね、と言うことになり、ガイドブックに乗っているルートの中から、奥多摩湖畔の山である倉戸山を目的地に選び出しました。高低差600mはまあ許容範囲。奥多摩湖を見下ろす山であれば美しい紅葉も見られるのでは?、と言うことで初めての奥多摩湖も楽しみです!

先週と同じに三鷹駅6:59発のホリデー快速おくたま号に乗ります。正確には先週はホリデー快速あきがわ号、今回は青梅線なのでおくたま号に乗車します。

家からバスに乗って三鷹駅へ。少し早くついたので、先週同様コンビニに寄り、おにぎりなどを購入。改札を抜け、ホームに行き、ホリデー快速を待ちながらベンチでおにぎりを1個頬張ります(笑)

さあそしてホリデー快速が入線。先頭の4両あきがわ号に比べ、後半の6両のおくたま号は人が多いですね。とはいえ、何とか着席することが出来、一安心。これで8:21到着の終点奥多摩駅まで寝ていられます。

倉戸山は奥多摩駅から奥多摩湖方面のバスに乗り、奥多摩湖バス停から3つ先にある倉戸口で降りてスタート、となります。奥多摩駅からバスに乗るのは今回が初めて。
武蔵五日市駅だと電車を降りると大体どのくらい混むのかわかっているので、あらかじめ駅の階段の近くの車両に乗って勢いよく呼び出して行くのですが、奥多摩は勝手がわかりません。
ただなんとなくこの辺りに階段があったかな、という夏の記憶を辿って乗ったら階段どんぴしゃりではなかったのですが、近くであったことがわかりました。

バスの行き先は丹波(たば)、8:35発。快速の奥多摩駅到着は8:21だから、駅でトイレに行く時間はあるかな、なんて思ってましたが、奥多摩駅に電車が着くと、我々よりも勢いよく飛び出て行く人たちがいて、私も負けずに進みます。彼らの行き先はやはり駅のバス停。改札を出て、道路の反対側が奥多摩湖方面の乗り場。
彼らを追っていくと、停車しているバスは丹波行きではなく、鴨沢西行き。ん?、8時代には鴨沢西行きのバスは無いはずなんだけどな、、、

鴨沢西行きは倉戸口通るのかわからないまま、行列に並ぶ。するとバス会社の方が、「奥多摩湖を通りますから奥多摩湖にいかれる方はご乗車ください」とアナウンス。
お〜、やった、これでいけるんだ!、しかも列の早い方なのでこれは座れる!、とはいえ、先週の三頭山行きバスでは1時間の乗車だったが、今回はせいぜい20分なので、立っていてもそんなに疲れないはずだが、とりあえず初めての山なので体力は温存できるな、と良い出足です!(笑)

程なくバスは発車。あれ、まだ24分、もう出発!予定より10分早く出られた!
しかし車内は満員。完全に密(汗)
しかしこれだけの人がどこで降りるんだろう、と興味津々。
最初に数人降りたのは「境橋」。ここは御前山の登山口。バス停以外に何も無い場所ですね。
続いて降りたのは奥多摩湖の1つ手前の「水根」。ここは六ツ石山と鷹の巣山への登山口。
そして乗客のほとんどが降りたのは「奥多摩湖」!山登りの格好している人がほとんどなので、ここから御前山にでも行くのでしょうね。
今日は朝から曇りなので、折角の奥多摩湖も少ししずんで見えます。

 

ガラガラになったバスは先へと進みます。予定通り3つ目のバス停が倉戸口。
降りたのは私たちだけ(汗)。大丈夫かね?

予想通りここもバス停以外に何もなく、ただ奥多摩湖畔であるのは嬉しいですね。
曇りながら湖畔の紅葉があり、さあ、初めての山のさんぽの始まりです!

左手に奥多摩湖を見ながらトンネル手前の車道を登って行きます。傾斜はそれほど急では無いので、出足としては良い感じ。さらに上り人の住んでいない感じの集落を抜けると石段があり、少し急になります。

先の見えてきたのは温泉神社。ここも枯れ葉がそのままになっているので、掃除をする人もいなさそう。とりあえずこの先の無事を祈って参拝。

そこから道は舗装がなくなり山道になっていきます。
少し進むと傾斜の急な尾根があり、それに沿って斜面を進みます。

ジグザグを登って尾根に出て、ふ〜、これで終わりかな、と思い地図を確認するも、まだまだ道半ば。そして木々の向こうに見える山の頂き。
え、あれかな!、感覚的にはあと1時間って感じだね。
まだ時折奥多摩湖が木々の間から見えてました。

ふと気がつくと植林帯から紅葉樹の林に出ます。左右に結構広がっていて、何もなければ迷いそうですが、写真の通り、「ロープ柵に沿って歩いて下さい」とあるので、これに沿っていけば間違いなし!

晴れていたらもう少し周囲の紅葉も綺麗なんだろうけどな〜、なんて思いながら歩く上り道。落ち葉で道が今にも隠れそうですが、なんとなく見えるワダチを見つけ、山腹を巻くようにして進み、ひたすら頂上を目指します!

その前にもうお腹が空いてきたので、ここで残りのおにぎりを食べ、休憩&元気回復!

この頃からなんとなく空が明るくなって太陽の存在が雲間にわかるようになってきました。

そして上り始めて約2時間、1,169mの倉戸山山頂に到着!
ここでようやく人一人に会います。いや〜、全然人に合わないルートでしたね。
山頂は広くてキャンプでも出来そうなのですが、何かがよく見える!、と言うわけでは無いためか、人が全然いません(汗)。

既におにぎりは食べたので、持ってきたおやつを口に入れ、息が整ったところで、さあ今度は下山です!

これが思ったより急なんですよ。道なき道って感じで、斜面に生えている木々を目標に降りながらそこでぶつかって一度止まる。と言うことを延々と繰り返してひたすら下って行きます。

ただ、この頃になるとお日様が出てきたため、山の紅葉がだんだんと鮮やかになってきます! 止まる先々で写真撮影。いや〜、どこを撮っても薄くしい紅葉に出会えます(^^)

斜面を降り、やっと私の大好きな尾根道! 左右から昇ってくる「風」をうけて歩くのが本当に心地良くて、下界で汚れた魂が浄化されて行く感じですね(^^)

尾根道はすぐに終わり、ガイドブックにも書いてある「急な悪路」が出現。結構狭い通路に岩が張り出していて、落ち葉に覆われた道の端を少し踏み外すと転落しそうな状況が続きます。
しかしその危険さとは裏腹な紅葉の美しさ! 少し止まれる場所があると、この辺りから写真撮影会が続きました。

立ち止まり、ふと後ろを見ると今登ってきた倉戸山の姿が見えます。
「あれ〜、こんな山だったんだ! 紅葉の盛りは外から見ても綺麗かもしれないな」
なんて思ってしまいます。

まだまだ続く紅葉

だんだん下を走るバイクの音が近くなってきたな、と思った時に現れたのはエメラルドグリーンの奥多摩湖の湖面!
あ〜、やっとここまで降りてきたか!、と言う嬉しさとともに、今回の山さんぽもそろそろ終わりだな、と言う一抹の寂しさ(笑) 辛かったのに、勝手なものですね。

そしていつの間にか目の前に現れた奥多摩湖。そして紅葉。どこを撮っても絵になるので、我を忘れてしまいます(笑)

そしてこの山さんぽのゴール、女の湯バス停に到着!
私たちよりも先に若いカップルがバス停にいて、この日山に入ってからやっと2人目3人目と遭遇!、ってもう山は下りたのですがね。

バスは10分くらい待ったでしょうか? それなりに山帰りの客で混んでいるもののなんとか座れ、そのまま渋滞もなく奥多摩駅へ!

お腹も空いたので、駅近くの地ビール屋に行くも、入店待ちの人で溢れています。う〜ん、奥多摩とはいえやはりここは東京!、どこも並ぶのですよね〜

待っていても仕方ないので、諦めて駅に戻りそのまま改札を抜けて青梅行きの電車に乗り込みます。当然始発なので座れます(^^)

電車にゆられ青梅に到着、少し待つと東京行きの直通快速電車が来てこれまた始発なので、座ってゆっくり! あとは電車が三鷹に着くのを待つだけ。楽ですね〜

流石に三鷹駅到着が午後2時45分となり空腹も限界!
空腹なのにビールかよ!、と言われそうですが、この日も駅近のKIRIN CITYに行き、まずは遠野パドロンの素揚げをつまみに岩手県遠野産とれたてホップ一番搾りとマリアージュでで乾杯! 山さんぽの後のビールは最高!!

続いてお変わりはキリンのブラウマイスターと新潟県の大黒舞茸「真」のフリットを! う〜ん、うまい!

あ、そうだ、息子は一人でほったらかしだった!、でも大学生だからね、と思い出したように帰り支度(笑)

11月三度目の週末、3週連続でなんとか奥多摩山さんぽが出来ました!
さて、これで来週も行けば、昨年に続いて11月の4週連続山さんぽ記録に並びます。
来週週末の天気やいかに!?

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