あけましておめでとうございます。
2022年が始まりました。
私に取りましては、何と言っても11月30日(水)ー12月3日(土)までの第96回日本薬理学会年会の開催が今年一番のイベントであり、人生の中での確実にクライマックスの1つになると思われます。
第43回日本臨床薬理学会学術総会との同時期開催によるJPW2022として開催する第96回年会。
「つなげよう、つながろう」をテーマとする今回のJPW2022は、実際には薬理学会と臨床薬理学会の2学会の参加が今回はメインではありますが、基礎から応用、そして臨床医学までを含めた創薬科学に関係する学会の集合による「大薬理学会」と呼べる、「くすり」の創製を通じて国民の健康という安全保障を担う責務を果たす存在となることが私が目指すところです。
と、同時に学会という研究者の集まる「場」としての役割を果たすためには、より多くの人が気軽に集まる環境を作ることの必要性も感じており、ダイバーシティの象徴とも言える我が国の文化「祭り」の発想で、JPW2022を老若男女が集い皆で「くすり」という神輿を担ぐ「薬理学まつり」にできればとも考えております。一部の古株だけで神輿を担ぐだけの祭りではなく、いろいろな立場の出来るだけ多くの人たちにお越し頂いて、皆で神輿を担いで楽しむような第96回年会にしたいと考えております。
今回のJPW2022のロゴは薬のカプセルが寄り添っている構図。これは当教室秘書のKさんのアイデアを、第43回学術総会長の松本先生に気に入って頂き、最終的には学会事務局に依頼して出来上がったものですが、ある意味「人」を表す漢字に似ているとも言えます。
先の私の思いのこもったこのロゴとともに、今年12月まで走って行きたいと思います。
参加して頂ける方、参加されなくても趣旨に賛同しご寄付を頂ける方々、少しでも関わった皆様が、関わって良かった、と思って頂ける「薬理学まつり」に致します。
この1年、何卒よろしくご支援のほど、お願い申し上げます。
JPW2022大会長
第96回日本薬理学会年会長
安西 尚彦(千葉大学)