年末年始:源頼朝伝説&南房総道の駅巡り(後編)

2022.1.3(月)
前日家内の実家の茨城から戻りましたが、途中の常磐道は車3台の事故のため守谷から大渋滞。久しぶりに茨城から東京まで約4時間のドライブとなりました。久しぶりに腰が痛くなりました。

本当なら3日と年休を取った4日はどこにも出かけずに家でゆっくりとしていたかったのですが、既に3日の夜に南房総のホテルを予約してあったため、当日キャンセルすると宿泊料100%払わねばならず、さて行かずに家にいるのとキャンセル料払うのとどちらがいいかを天秤にかけ、今回は「行く」選択をしました(苦笑)。まあケチなんで

とはいえ前日の長時間ドライブで家族全員そんなに元気ではないため、年末に続き今回も早起きできず、おまけに私が目覚めたのは6時20分。ありゃ~、これは遅いな~、と思うも、JARTICのweb siteを見ると、首都高のどこにも赤マークなし! あれ、こりゃ行けるかな?、ということで、朝7時三鷹の家を出発することに。

休日の7時にしては車の少ない1月3日朝、東八も中央道も、そして首都高山手トンネルも、ずっと空いており、アクアラインもすんなり入れて、海ほたるまで楽々ドライブ。

こんなに空いてるなら久しぶりに行こうか、前回みたいに風も強くないから、ということで海ほたるに立ち寄ることに。

しかしこれがトラップで、1つはアクアラインは空いていても、海ほたる駐車場に入るのに渋滞が!

さらにもう1つは外に出ると意外に風が強い! う~ん、車の中からではわかりませんでしたね。

とりあえずまずはデッキまで行って、東京に向かって、左手の富士山、そして右手の筑波山を確認し写真撮影。寒がりの息子は先にコンビニへ!

コンビニで朝食を購入して、屋内のベンチで食べようかと思いましたが、意外にスキマ風?が入って来て寒いので、車に戻ることにし、車内での朝食にしました。

さあ海ほたるを後にして、今度は木更津に向かう海上を走ります。しかし左の走行車線に車が多いため、右の追い越し車線に入ります。その理由は、、、そうか~、みんな木更津プレミアムアウトレット行くんだ!、と理解。木更津金田で高速を降りる車で料金所が渋滞!

すごいですね、三ヶ日は皆さんショッピングなんですね!

その渋滞を後に我々は先へと進みます。アクアライン連絡道から館山道に入り、南へと向かいます。

途中君津PAでトイレ休憩を済ませ、さらに南下。前回は富津金谷ICで下りましたが、今回は鋸南保田ICまで行って、鋸山を超えたところで館山道を降りることにしました。そう本来なら高速を出たところにある道の駅「穂田小学校」ですが、どうやらもう一度高速に戻っても料金据え置きで先に進める!、ような看板を見て、まだ一度も行ってないので、どんなところか見てみようか、となり試しに降りてみた次第です。

インターで降りて、すぐに左折。その先それほど進ことなく「保田小学校」が見えて来ます。
そうか、これは近いな!、と思いながら車を止めて、道の駅を訪ねて見ます。

これが結構土産物売り場の建物の中は広く、保田小学校オリジナルブランドの商品だけでなく、地元鋸南町の特産品、さらに南房総、そして千葉県のものと、幅広い品揃え!
これは我々お気に入りのローズマリー公園とは違った感じで、見ていて楽しいのです😊

ということで、千葉県の経済活性化に少しでも力になれば(というのは表向きの話、笑)、とあれやこれやと購入!その結果が写真のものたち。いや、ここ、結構面白いです!!

ここの道の駅の観光案内所で久しぶりにパンフレット類をゲット!

ここ鋸南町は源頼朝との縁は深く、石橋山の合戦に敗れて海を渡ってやって来た源頼朝上陸地があるほか、河津桜のことをここでは頼朝桜と呼んで町をあげて植栽しているそうです。ちなみに今年の頼朝桜まつりは2月12日(土)~3月6日(日)とか。水仙まつりは2月6日(日)までのようです。

保田小学校での買い物を楽しんだ後、再び館山道へ。そして終点富浦で降りて、いつもなら右折して意味沿いの道を行くのですが、今回は左折して国道をそのまま南下することに。

国道沿いの風景は、地方共通?で、様々な大型店舗が道沿いに並んでいます。
まあある意味これだけあると生活には困らないかな、って感じです。

白浜野島崎からの帰り道にここを何度か通りましたが、いつも帰るときに見かけていつか入ってみたいな、と思っているのは「猟師料理たてやま」。その場所を確認したら、ここから一気に千倉に向かいます!

私は絶景ドライブももちろん好きなのですが、実は一番好きなのは、関東の里山の道。

対向車も少ない、長閑な田んぼや畑の広がる道を、ぼんやりと無心でドライブしている時、心が癒されるのです。

これは生まれ育った千葉県、特に房総半島、2年間住んだ茨城県、そして約5年務めていた栃木県、とぼんやり走っていても殆ど信号の無い道を走るのが本当に好きですね。

その意味では東京はダメですね、そんな道はないですから(笑)

千倉に到着。ここから外房黒潮ラインを北上して、この前来たばかりの丸山町ローズマリー公園へ。
今回は車にクーラーボックスを積んで来ましたので、冷凍品もOK

ということで、いや(安物ばかりですが、汗)買い物の嵐!、でした(笑)

9,800円のレシートを持って外のテントに行くと、2,000円ごとに1回抽選のガラガラ回せます、とのこと。「ソフトクリームか何か買われますか?、あと200円で5回出来ますが」と言われたので、「もちろん買います!」と答えて、250円のくじらコロッケを購入。

さあ、新年早々の抽選、いざ!!

まずは私が3回。1回目は赤、2回目は緑、あれ、これってみんな色付きなの?、と思った瞬間3回目は白、ここで家内に交代し、4回目も白、5回目も白。白は5等賞でポケットティッシュ3つ、赤は4等賞でスープ、緑が3等賞で勝浦タンタン麺! 私にしては当たった方ですね。ツキを使っちゃいましたかね?(いや、私の運はこれで終わるほど小さく無い!、はず、笑)

そんなこんなでしっかり買い物を楽しみ次の場所へ。

次に立ち寄ったのは、道の駅和田浦WA・O!(ワオ)。ここは初めて立ち寄ります。

これはJR線の和田浦駅近くにあり、何と言ってもシロナガスクジラの骨格標本があるのが目印!
そう房総は捕鯨のくになのです。

お土産屋さんを見て、外に出て鯨の骨格展示を見て、鯨資料館を見学。
流石に前の2箇所で買い物をしていたので、ここではせずに、次に行くことにしました。

次に向かったのは道の駅鴨川オーシャンパーク。ここもこれまで来たことがない初めての場所です。

ここはどうやらサザエの形の建物が特徴とか。これは一体なんだろうと思いましたが。太鼓橋を渡って行くのはユニークですね!

早速屋上から周囲を観察。海と港が見えていいですね〜
ここは2階がレストランで、1階が土産品売り場。何の気無しに見てましたが、ここはまた違うお土産があって驚き!、しかも多くが地元鴨川産なのもすごいですね!

そしてここにも源頼朝伝説が!
旧道を渡り、踏切のないJR線の線路を渡った先に、岩屋山波切不動があり、その隣に太海不動滝(ふとみふどうだき)が流れ、この水が名馬川となって海へと流れていくとのこと。

で、なぜここに「名馬」川があるのか?

「石橋山の戦いに敗れて房総半島に逃れてきた頼朝が、この太夫崎に来た時に馬蹄石(ばていせき)を見つけました。この地域には素晴らしい馬がいると思い付近を捜していると、この洞窟の中で一頭の黒い馬を見つけました。頼朝は、滝から流れ出る川で馬を洗い、「太夫黒(たゆうぐろ)」と名づけて愛馬としました。

 これらのことから、太夫黒を洗った川を「名馬川」、その川に架かる橋は「名馬橋」となりました。

 頼朝の愛馬太夫黒は、のちに源義経に与えられたそうです。一ノ谷の戦いで「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし ※」をおこない、戦いに勝利した際に義経が乗っていた馬が太夫黒だったと言われています。」

とはいえ今は写真の張り紙の通り、「崩落」が発生し危険なため参拝できません。絶対に立ち入らないでください、とのことで、行くのはやめました。

さて、買い物も済ませたところで、どこに行こうか、と思いついたのが「魚見塚展望台」です。

ここは鴨川の街並みが一望できる海抜約110メートルの展望台。「鴨川松島」と呼ばれる大小7つの島々からなり、宮城県の松島を思わせる景観からその名がついたと言われています。

地方の展望台は車一台がギリギリ通れるかどうかという狭い道もありますが、ここはまだ何とかいける道で、とりあえず「魚見塚一戦場(いっせんば)公園」の駐車場に車を止めて歩くのがいいですね。狭い道を通って先にも行くことはできますが。

で、駐車場に止めて階段を上るとそこが魚見塚一戦場公園。ここは先の名馬川にも関係しますが、嶺岡山系の東端で「嶺岡牧」と呼ばれ、戦国時代の安房の国主里見氏が軍馬育成のために牧を開いたとおこと。源頼朝伝説はあながち嘘ではなさそうですね。

さあ、そしてここから展望台を目指します。

と、道路を横切る動物が! ん?、狸?、狐?、なんか茶色い動物。もしかして馬?にしては小さすぎ!、で、よく見ると鹿の子供! まさか野生ではないと思いますが、その後も別な個体に遭遇。
放牧しているのでしょうかね?
理由は判らぬまま展望台へ!

見晴らし良好ですね。鴨川松島も見えます。まあ、宮城県の松島には及びませんが、日本三大ガッカリ観光地(札幌時計台、高知はりまや橋、長崎オランダ坂)よりはまだ許容範囲かな、なんて。それほど知名度高くないだけですが(汗)

太平洋と長狭川の平野を見下ろして満喫したら、近くの浅間神社に参拝します。最初に出会ったのが奥宮、ということは先に本社があるのだろうということで、坂を降りましたが、それほど降りることなくたどり着きました。

旅の無事を祈った後は、再び展望台、そして駐車場に戻ります。

さあ、今度はどこにいきますか?

鴨川市内を通過すると、駅近くで渋滞にハマりますから、それを避け、今回は「道の駅めぐり」ということで進路を西にとり、千葉県酪農のさと、を目指すことに!
曽呂川に沿って走り鴨川富山線を上って行きます。里山のドライブは心地良いですね。

途中に「旧水田家」という看板があるので、地元の豪農か何かかな、と思ったら「城西大の創始者の生家」とのこと。う~ん、なるほどね。まあ大学を作るのは楽ではないですからね。

峠を越えて鴨川市から南房総市に入り、程なくして千葉県酪農のさとに到着。しかし様子が何か変です。そう、実は月曜日は定休日、しかもこの日は3日! 明日だったら良かったのか!、と思っても後のまつり。ここは泣く泣く諦め、次に道の駅三芳村「鄙の里」に向かいます。

ここは以前に来たこともある場所。そういえばお昼も食べずにここまで走っていました。
では何か食べられるものがあれば、なんて期待を胸に入店しますと、「昼食は14時で終了」の張り紙が!、そうか、もう14時だったか!
で、またここはここで、売っているものが違うので、買い物モードに突入!

ここでもまたいろいろ買いました(苦笑)。まあ経済活性化のため!、ですね(^_-)

そろそろお腹が空いたので、昼夜兼用のような形で食べようか、となり、いよいよ猟師料理たてやまを目指します。

私はおすすめメニューの「たてやま特上盛丼」を注文。ビールを飲みたいところですが、流石に車なのでノンアルで乾杯! まあね、美味しいには美味しいですが、まあ相応って感じですね。

お腹を満たしたら、今晩宿で飲むためのつまみなどを購入にイオンへ!

と、つまみと酒を買うだけのつもりが、イオンなんてどこにでもあるにも関わらず、たまに違う店に来ると何か目新しく映り、ここでも買い物モードへ突入!
車はすでに荷物でいっぱいですが、ここから国道を北上して岩井に向かいます。

今晩の宿はコンドミニアムタイプ。布団やタオルはありますが、まあそれ以外は何もない場所。

温泉の展望風呂はありますが、一度部屋の外に出てエレベーターで上がらないといけないので、これが寒い! 夏ならいいんだけどね、と結局温泉は一度だけで終わり、あとは酒盛りしてそのまま寝ました。

 

2022.1.4(火)この日は職場に年休の届けを出してあるので、心置きなく休めます(笑)
で、年末年始の休み無し移動のためか朝は7時までぐっすりと睡眠、

風が強かった昨夜、窓を開けると少し霞んでいますが、オーシャンビューの部屋ということで、東京湾がきれいに見えます! 行き交う船の先にうっすらと富士山が見えます!

この年末年始は青空と富士山に見守られていました。
さあ、昨晩のうちに購入しておいた朝食のパンを食べたら出発!

風が強いので海岸に行くのはやめて、道の駅廻りへ!

この日最初の訪問地は道の駅とみうら「枇杷倶楽部」。そう、南房総といえば「びわ」なんですよね~。一番最初に住んでいた新検見川の家には、死んだ祖母が植えた枇杷の木があり、それを食べていたこともあり、私は今でも琵琶好きです!

しかし、、、開いてない。何と開店は9:30から! 今は9時過ぎ、あと30分近く待つのはね~、ということで今回は諦め、別な道の駅を目指すことに。

続いて目指したのは道の駅きょなん。ここは実は何回もその前を通りながら一度も立ち寄ったことのない場所でした。

そこに向かう途中、「そうだ、源頼朝上陸地があったな、車なので行ってみるか!」、ということになり、国道から外れて海の方向に!
すると一応それらしき広い場所があり、行ってみると、まさに期待の場所です。

しかし風が強い!、波も高いのですが、いけるのは柵の中まで、まず安心です。

野良猫トリオに睨まれなから、横を通り過ぎて「源頼朝上陸地」の碑を発見しました。

ここにも2匹の猫がいましたが、スルーして写真撮ったら車に戻ります。

さあそこから少し進むと目的地道の駅きょなんに到着!
しかし、、、ここも開いていない。何と1/7から営業!!
まあね、このやる気の無さが好きなんですがね、南房総らしいな~と(苦笑)

鋸南町のマスコット見返りちゃん?のモデル「見返り美人」の作者菱川師宣はここ鋸南町出身ということで、菱川師宣記念館はあったのですが、それを見に来たわけではないので、そこはスルー(笑)

まだ朝の10時過ぎでしたが、ちょっと早いブランチ、ということでこの時間ですでに開いている保田漁港直営の「ばんや」に向かいます。

10時過ぎとはいえ、すでに店内にはお客さんがいて、我々は離れの方に通されます。入店と同時にお店の方が、今日のおすすめはこちらですが、「伊勢エビ汁はもうあと1つしかないかもしれない!」とのこと。そう言われると頼みたくなるもので(苦笑)、早速注文。本当は朝定食みたいなものを期待したのですが、ここは全てがっつり系なので、やむなく?アジフライとさんが焼きを注文。

アジフライにはあら汁セットを付けましたが、通常昼間では何も食べない息子が、アジフライをスルーしてあら汁とご飯だけ珍しく食べ完食。そこで私はご飯を追加で注文し、肉厚で味もしっかりしたアジフライ3枚のうち2枚を頂きます。これ、さんが焼きがいらなかったかな、と思いながらも、せっかくなのでそれを食べ、あ~、朝から日本酒が欲しくなりますね~(笑)

ということで、なんだかんだ注文したものは全て平げお腹いっぱい。

そろそろ出発。そして富津金谷ICから館山道に戻ります。

この後木更津のアウトレットに行くことも考えましたが、インターで降りる車が結構いるのを見て断念。まだ空いているうちに、とアクアラインを通って東京に戻ることにしました。

最近歳のせいか運転すると疲れるようになったので、渋滞だとさらに疲れが増すため、人が行動しない時間を見計らって動くしかなくなりました(汗)

1時過ぎには都内に戻り、家に寄って購入したものの荷下ろしをした後、車を返しに三鷹駅に向かいます。人見街道沿いのGSは予想通り混んでいるので、東八道路に回りそこのGSに入り最後の給油。

そして無事にレンタカー返却。12/28から1/4までの7泊8日、お世話になりました。
で、車を返したら運動がてら歩いて家まで戻ります。

三鷹通りを南下して、久しぶりに八幡大神社に立ち寄り初詣。まああまり正月に来る神社ではないのですが、逆にだからこそ参拝。空が青くて清々しいですね。まだまだ初詣の方がちらほらおられました。

そしてマンションに戻り、郵便受けの年賀状を確認して今度こそ本当の帰宅。

家の中は物だらけで、新年早々この後は片付けに追われました(苦笑)

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