パシフィコノースの泌尿器科学会総会、初参加!

2024.4.25(木)
この日から2024 年 4 月 27 日(土)までの3日間、パシフィコ横浜・ノース + 展示ホールDで開催されます第 111 回日本泌尿器科学会総会JUA2024にシンポジストとしてお招きを頂きましたので、参加して来ました。

第111回日本泌尿器科学会総会 シンポジウム10(4月25日)にて、シンポジストを務めます

腎臓内科と泌尿器科は(学会としては)近いようで近くない関係で、25歳で大学を卒業してプレ還暦の59歳までの34年、泌尿器科学会総会にも一度も参加したことの無いので、「遠い」学会だったので、今回お招きを頂いたことを大変嬉しく感じておりました。

しかも会場は「ノース」!
ここでは何度も2022年11月30日ー12月3日に私が会長を務めたJPW2022/第96回日本薬理学会年会を開催したのがパシフィコ横浜で、一応その時には既に完成していたパシフィコ横浜ノースも見学だけはしており、その威容に圧倒され、「本当はここで集会をやってみたいものだな〜」と羨望の眼差しで見ていたのでした。
その「ノース」、基礎医学の学会ではここを会場とするところはまだお目にかかったことがないので、今回のJUA2024でノースの集会に参加するのが大変楽しみでした。

吉祥寺から井の頭線で渋谷へ、そして渋谷から東横線特急の「元町・中華街」行きに乗り、一本でみなとみらいに向かいます。

学術集会の天候はその学会の会長の心がけ次第。というのがもっぱらの噂?ですが、この日の横浜は晴れ、どころか暑いくらいの日です。きっと会長の先生の日頃の心がけが良かったのだろうと(笑)
(ちなみに、私のJPW2022も天候に恵まれました! 何を言いたいかお分かりですね、笑)

羨ましい「ノース」ですが、みなとみらい駅更には桜木町駅から遠いのが難点ですよね。
招待者受付はホールDですから、インターコンチ側の入り口からホールに入り、A, B, C、と進んだ最後がホールD。そしてその先がノース、やっぱり遠いですね(苦笑)

しかしJUA2024の参加登録費、非会員の当日参加で一人38,000円! これは国内学会として
基礎医学の学会ではあり得ないくらい高いですね。いや〜、臨床医の先生方、専門医とかの維持のために払わざるを得ないわけですから、大変ですね。

しかし基礎医学とはうって変わっての華やかな展示会場。基礎の学会は製薬会社には見向きもされていませんからね(by 薬理学会年会長経験者)

会長は新潟大の先生ということで、休憩所の前には新潟から招かれた食堂?が数件並び、参加証に付属のチケットを出すと食べられるシステム。ラーメンも2種類あるので、これは後で頂かないと!

そして酒どころの新潟だけあって、流石に午前中はやっていないようですが、日本酒の試飲もできるようで、これは酒好きにはたまらないでしょうね!

さて、参加登録を済ませ、記念品のメタルのお皿を頂き、展示会場内を少しブラブラすると、本屋さんを見かけました!、それも2件出店しています。
最近基礎医学の学会だと本屋さんも出してくれないんですよね〜
で、今回発表のための勉強で、2008年発行のTHE KIDNEY 8th Edをじっくりと読んだのですが、
最新版の11th Edが売られているのを発見!
2008年に買った際もかなり奮発して買ったのですが、2分冊で今回はいくらかな〜、と恐る恐る値段を見ると「8万円」! うわー、たけ〜〜!、とても買えないわ!、と諦めることに。
しかしその隣にはなんと”Kidney Stones”というまさに今回私が発表するお題そのままの分厚い1冊の本を発見。第一版が1996年に出た後、売られている第2版は2020年発行!
お〜、24年ぶりの発行なんだ!、さて値段は、と見ると、4万6千円!、高い〜〜〜!
しかし、こんなに情報量の多い本は日本語では皆無ですし、英語版でもそうそうありません。
これは心意気で自腹で行くぞ!、と覚悟を決めて購入しました!!(実は涙)

今年は科研費全落ちの浪人状態で、しかも私は医者の外勤一切やっていませんので、本当に貧乏なただの国立大の研究者なので、4.6万円は大変痛いのですが、こんな本を買える(出会える)機会はまず無いので!
完全な衝動買いでしたが、これも先行投資ということで、買いました、、、しかし高い。

そして展示会場を後にして自分の発表スライドの登録のためにノースのPCセンターに向かいます。
ノースの建物に久しぶりに入りましたが、初日の午前中というのに、人が多くて活気に溢れていますね〜。

発表スライドデータを登録して、まずは午後の私のシンポジウムと同じ会場で行われている
「シンポジウム9疫学調査からわかる尿路結石」
を聴きに行きます。

座長はなんと、同じ大学の泌尿器科医で私の共同研究者であるS先生!
発表と発表の間の質疑応答時間、発表スライドが消えている時間帯を見計らって、S先生の勇姿をパチリ!と記念に。

セッションが終わり部屋を出ると、S先生に遭遇。
「まずは記念に写真撮りましょう!」
と言われ、JUA2024の案内板の前で撮影

そして予約はしていなかったのですが、「先生、ランチョン行きましょう!」と言われ予約無しの列に並ぶことに。結局予約なしでも入れることになり、お弁当も3種類の中から一つ選ぶとのことで、
「まさかいくらなんでも寿司」
という洒落のきいた名前の弁当をチョイス!
しっかり講演も聞かせて頂きました。

さあ、ランチョンセミナーが終わると、いよいよ私が発表を行うSymposium10が始まります!

ランチョンセミナーで一緒だったS先生が、シンポジウムに来ている関係者へ私を紹介してくれます。こういうことができると、アウェーの学会でもなんとなくやりやすくなるのですよね。座長の2名の先生をS先生から紹介してもらったお陰で、少しリラックス?出来ました。

今回は尿路結石とトランスポーターのお話。
自分の研究だけ語って終わることもできたのですが、いろいろ調べていくと、本当にまだまだわかっていないことが多く、「これは面白い!」とオタクの血が騒いでしましました。
そんな私のワクワクをスライドにしてみたら、15分の発表に関わらず「56枚」も準備してしまってました(汗)
自分の発表の最初に、たくさん枚数を作ったことをお詫びしながら、超特急で56枚のスライドを使って発表を実施。結局1分延びてしましましたが、語りたかったことは語らせて頂きました!

私の1分も含め、数分延びてしまいましたが、Symposium10は無事に終了!
最後に座長&演者で記念撮影がありました。

さあ、自分の発表も終わったことだし、ということで、展示ホールDに戻り、酒の試飲、、、ではなく、ラーメンを頂くことに!

トッピングは有料ということで、トッピングなし! え、ケチ?、いや、だってさっき4.6万円の本買ってますから、貧乏なんですよ!!

で、午後4時半からの「特別講演3『グローカルな視点から地方創生を考える』」を聴きに、またノースに戻ります。
会長のT先生と、新潟出身のアナウンサー伊藤聡子氏、そしてなんとなんとJリーグチェアマンの野々村芳和氏が対談を行うのです! これは行かないと!、ということで、1階の第一会場に向かいます。

会場が広すぎて、閑散とした感じにはなっていますが、それでも結構人が入っていますですね。
私が知っている野々村氏はまだ現役サッカー選手でジェフ市原に在籍していた頃の記憶しかないのですが、壇上で語る姿を見ていると、ずいぶん立派になったんだな〜と漠然と思いました。
お前何様だ!、と言われてしまいそうですがね。

あっという間の「特別講演3」の1時間でした。

で、実はこの日は夜7時から都内で会合があり、ここでパシフィコ横浜を後にすることに。
帰りは高島町まで行こうと思ったのに、なぜか横浜駅まで歩いてしまい、、、(汗)

運動に加え、酒を飲んだせいもあり、次の会合の最後の方は疲れて寝てしまった私でした、まあいつものことですが(苦笑)

 

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