第9回アジア・オセアニア生理学会連合2019年大会(The 9th Federation of the Asian and Oceanian Physiological Societies Congress) FAOPS2019のサテライトとして「FAOPS2019 & ADInstruments 教育サテライトワークショップ」が2019年3月27日(水)~28日(木)に神戸市の神戸国際会議場にて開催されます。
抄録登録は既に終わってはおりますが、事前参加登録は2019/2/28 (12:00 noon, JST)までです。
第9回アジア・オセアニア生理学会連合2019年大会サテライト「FAOPS2019 & ADInstruments 教育サテライトワークショップ」会長は群馬大学大学院医学系研究科応用生理学分野教授の鯉淵典之先生。
今回の教育サテライトワークショップ学術テーマは「Blossoming the Future of Active Learners」(花ひらけ!アクティブラーナーその未来)。
「(高等教育であったとしても)卒業時の知識だけで生涯にわたって勤務できる職務はあり得ず、直面する状況において何が問題であるかを抽出し、さらに解決の方策を検索し学習、導入できる生涯学習者であることが求められています。そのような人材を輩出するため、教育現場では、古典的な講義一辺倒の受動的な「詰め込み式」授業から離脱し、問題発見、課題解決型の「アクティブラーニング」に移行することがもとめられています。生理学の学習者にアクティブラーナーになってもらい、その未来、地域を可能な限り花ひらかせることがわれわれ生理学教育者ならびに本ワークショップの社会的使命です。」という会長の鯉淵先生のお言葉です。
「Teaching workshopでの活動内容」
ワークショップは学会のように一方向性(演者→聴衆)のプログラムだけではありません。もちろんミニシンポジウムやKeynote Lectureのように講演を聴く機会はあります。しかし,それだけにとどまらず,参加者が共同作業でプロダクトを作り上げる活動もしていただきます。
各大学ではFDの一環として,小グループで決められたテーマに沿って討論をし,それをポスターや口頭で発表する,というような活動が行われており,多くの方々が経験済みと思います。今回のワークショップでは,生理学教育を大きなテーマとして皆様が同様に小グループに別れ,討論の中でプロダクトを作る作業をしていただきます。 例えば,「アクティブラーニング(能動的学習)」についてモデレーターから基本的な概念についての説明があります。それを題材に,「どうすれば効果的にアクティブラーニングができるか」ということを討論し,グループとしての結論をまとめていただきます。
英語の苦手な方のために,モデレーターのパワーポイントは全て日英両記とし,当日ハンドアウトを配布いたします。また,教育委員会の委員がテーブルをまわり,簡単や通訳や解説を致します。もしくはどうしても英語では難しい,という場合は日本人だけでグループを組むことも考えます。
ちなみに今回の「FAOPS2019 & ADInstruments 教育サテライトワークショップ」での生理学認定エデュケーターのためのポイント加算は
3/27午前…3ポイント、3/27午後…3ポイント、3/28 午前…3ポイント
とのことです。(FAOPS2019本大会とは別途,参加登録が必要になります)
生理学教育について深く考える機会になると思います。ぜひご参加をご検討ください。