来年3月、横浜で開催されます第93回日本薬理学会年会にて、オーガナイザーとしてシンポジウム 「薬理学研究・実習における動物実験技法の継承にむけて」をオーガナイズさせて頂くこととなりました。
座長:
島根大学医学部薬理学講座 和田孝一郎 先生
千葉大学大学院医学研究院薬理学 安西尚彦
演者:
・「研究者データベースの作成と研究技法継承に向けて: 1次アンケート調査から」
千葉大学大学院医学研究院薬理学 安西尚彦
・「薬理学実習と動物実験技法の継承・習得への取り組み」
高知大学医学部薬理学講座 齊藤源顕 先生
・「日本実験動物技術者協会での取り組み: 定期的技術講習会の実施と今後の展開」
日本実験動物技術者協会関西支部長・岡山大学自然生命科学研究支援センター 矢田範夫 先生
コメンテーター:
藤田医科大学 薬理学 近藤一直 先生
本シンポジウムの趣旨は以下の通りです。
近年、細胞や分子生物学的な研究技法が急速に進歩した一方で、病態モデルや摘出臓器を用いた動物実験的な技法が敬遠され、技術の継承に問題が生じている。国際薬理学連合でも技術の担い手育成に向けた提言を行っており、日本薬理学会でも様々な取り組みが始まっている。本シンポジウムでは、薬理学会での研究者データベースの作成と動物実験技法継承への取り組みについて、専門家に現状と今後の展望を紹介していただく予定である。さらに実験動物技術者協会からも専門家を招いて技術の継承に向けた取り組みと最新の情報を紹介していただく予定である。これにより薬理学研究における動物実験技法の継承・伝承に向けた活動が広がることを期待している。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。